登録年度 | 2000年度 |
---|---|
氏名 | 早野 木の美 (ハヤノ コノミ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、消費生活・衣食住 |
主な活動地域 | 東京都練馬区 |
主な経歴 | 平成22年9月より東海大学教養学部人間環境学科自然環境課程の講師となり、環境カウンセラ―講座を担当し、現在に至る。区の環境審議会副会長として、環境基本計画の改訂に携わる。区の地球温暖化対策推進実行計画の評価委員となる。区の生物多様性地域戦略策定検討委員会の委員となる。 |
特記事項 | 大学の環境カウンセラ―講座では学生らに教材製作を課題とした結果、飛び出す環境絵本や環境カルタ、IT教材などが生まれた。それらを地元ラジオ 番 組に出演して解説した。 |
活動の紹介
日本消費生活アドバイザーコンサルタント協会での活動
私は日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会の会員でエシカル消費について毎月研修会を開催している。全国に会員がおり、定例会はオンラインで開催され、毎月、持ち回りでエシカル消費について会員が調査した内容を発表し、意見交換を行う。また、その一方で研修部会にも所属し、そこでは、エシカル消費の教材を使って講座ができるように教材開発を行い、意見発表を行った。
環境教育インストラクター認定講座を実施
昨年まで大学の教養学部人間環境学科自然環境課程で「環境カウンセラー講座」を担当しており、100分授業14回の内4回を「環境教育インストラクター認定講座」に充てていたが、今年は退職したので、ボランティアで実施した。環境カウンセラーや教授にも協力してもらい、オンラインで行った。生徒達は大変熱心で、提出されたレポートも素晴らしく、多くの環境教育インストラクターが認定されることを祈っている。
大学の授業の中で環境教育を行った。
現代家政学部現代家政学科の大学生を対象に「消費者教育」で100分授業を14回を行っている。消費者教育は、消費者問題では公害の歴史、衣生活ではファイバーリサイクル、食生活ではフードロス問題など、どの授業にも環境を要素に取り入れている。また、東京都消費生活総合センターの施設見学を実施した。センターには自治体や企業の発信する環境関連情報が集積されているが、そのことを学生が知らないので好評であった。
区の地球温暖化対策推進実行計画評価委員会
環境清掃部環境保全課温暖化対策係より地球温暖化対策推進実行計画評価委員会の副会長を任じられ、評価を行った。公共施設では温暖化対策のために二酸化炭素排出抑制のために温度調整を図らなければならないが、高齢者施設ではコロナ禍で難しいところも多かったようである。そのような中でも行政職員が様々な工夫を凝らし、対応していた。評価するだけでなく、新しい提案をすることも評価委員の責務である。
大学の授業の中で環境教育を取り扱った。
経営学部経営学科の大学生を対象に「消費生活と消費者問題」で100分授業を14回行った。その内1回は環境をテーマとし、今年は「エシカル消費」を解説した。学生には、エシカル度をクイズ形式で回答してもらった。その結果、無意識に行っていたことがエシカル消費に繋がっていたことに対する驚きや、もっと意識して環境問題に取り組まなくてはならないなど、様々な感想が寄せられた。
教養学部人間環境学科自然環境課程環境カウンセラー講座
大学の非常勤講師として環境カウンセラー講座の100分授業を14回実施した。講座の中に4回の環境教育インストラクター認定講座を実施した。講師には地元の環境カウンセラーからの講話をいただいたり、学生達との意見交換会を行った。学生達にはエコ検定や世界遺産検定なども紹介し、幅広い学習をするように助言した。講義の最終回では、環境カウンセラーの方々に来校いただき、学生達の発表に対し、評価をしていただいた。
消費者教育
東京家政学院大学の現代家政学部現代家政学科で消費者教育の非常勤講師をしている。履修者には家庭科の教員や公務員を目指す学生が多いので、15回の授業(90分)の中でも1回は環境問題に特化して講義を行った。講義では4大公害から衣食住に関する消費者問題を扱った。また、NACSで開発したエシカル消費の教材も活用し、理解度を図るため「エシカル消費」と題するレポートを提出させた。
目黒区地球温暖化対策推進実行計画評価委員会
地球温暖化対策推進実行計画評価委員会の副会長を委嘱された。評価内容は、めぐろエコプランⅢの取組結果について評価を行った。
NACSエシカル消費啓発プロジェクト
公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会(略してNACS)では消費者庁の委託でエシカル消費についてNACSエシカル消費啓発プロジェクトを立ち上げ、教材の開発から全国の学校に向けて啓発講座を行っている。併せて、月に1~2回、Zoomを使用して学習会を実施している。外部講師を招いた講座や会員が専門分野を活かして解説をするなど、多岐にわたる。
消費生活と環境問題
関東学院大学経営学部経営学科で「消費生活と消費者問題」の講義を14回(100分授業)を担当している。講義中で1回は環境問題を扱っている。消費者問題の過去の歴史では4大公害から衣食住に関する話をした。また、SDGsやエシカル消費に関しての解説は、NACSで作成した資料などを使用しながら解説した。
大学の教養学部で環境カウンセラー講座を15回実施
東海大学教養学部人間環境学科自然環境課程では環境カウンセラー講座を開設しており、年間14回の講座を実施している。その内、4回の講座では環境教育インストラクター応募資格取得講座も兼ねた内容に構成している。
○○大学現代家政学部現代家政学科の授業で環境問題の講義を行った
大学の現代家政学部現代家政学科では「消費者教育」の講義を15回実施している。学生の所属する学科は衣食住と深い関係があるものばかりである。それぞれの環境問題の歴史や現在起きている環境問題を解説した。
○○区地球温暖化対策推進実行計画評価委員会
○○区地球温暖化対策推進実行計画評価委員会の副会長として責務を果たした。今年は新型コロナの影響で換気対策を始め、例年とは異なる取り組みが自治体に求められた。毎年実施される職員向け研修会に成果が出ていた。
消費者庁からエシカル消費の講座の実施団体に依頼され活動を行う
所属する日本消費生活アドバイザーコンサルタント相談員協会は消費者庁からエシカル消費の教材開発から教材を使った講座の展開を委託された。協会内でエシカル消費を担う組織を立ち上げ、定例会や学生向け講座を実施した
○○大学経営学部経営学科の授業で環境問題の講義を行った
大学の経営学部経営学科では「消費生活と消費者問題」の講義を15回実施している。講義の中では消費者問題の歴史に絡め公害問題を扱い、現在の消費者問題では消費生活センターに寄せられる数々の環境問題を紹介した。
大学の教養学部人間環境学科自然環境課程で環境カウンセラー講座担当
大学で環境カウンセラー講座14回実施した。講義では4回を環境教育インストラクター認定制度も導入し、講師に社会経験豊かな環境カウンセラーに依頼した。新型コロナ禍であったが対面で実施し、高い成果を得られた。
○○区地球温暖化対策推進実行計画評価委員会
評価委員会の副会長として評価を行った。特に成果が大きいと感じられたのが職員研修の成果だった。自治体で毎年職員を対象に研修を行い、アンケートを集約し、職務に反映させており、職員意識の向上が素晴らしい。
国土交通省社会資本整備審議会住宅宅地分科会
審議会の臨時委員として今年度も数回の会議に出席した。審議内容は我が国の住生活をめぐる状況の説明や住生活基本計画に対し、各委員が意見を述べるもの。新型コロナの影響で従来と異なる国民の考え方も紹介された。
○○大学経営学部経営学科で15回の講義
大学の講義の中で環境に関する授業を実施した。今年は突然のリモート講義となり、春は学生全員がパソコンを所有していないことから講義内容をサイトにアップしての間接講義となった。次年度は双方向になると聞いている。
○○環境局防災課高圧ガス等エネルギー関連の委員
例年対面のエネルギー関連の会議であったが、新型コロナ感染防止対策のために急遽書面会議となった。新型コロナの影響で在宅ワークが増加し、家庭における省エネルギーに関する情報提供が必要と感じた。
環境カウンセラーESD学会東京大会2020参加
環境カウンセラーESD学会では、午前中は大学の教え子が発表するのでその補助をした。教え子は留学生であることもあり日本で賞をいただいたことに大変喜んでいた。午後はパネルデイスカッションが開かれ、私もパネリストとして参加した。
自然観察会
環境カウンセラーの会員らと自然観察会として、箱根湿性花園に行った。昨年まで居たガイドが今年から不在となり、自らガイドブックを見ながらの散策となったのは残念であった。
大学の環境カウンセラー講座の講師
大学で環境カウンセラー講座の講師を務めた。昨年から1回の授業時間が100分となり回数が14回となった。講座の中に環境教育インストラクター関連の公開講座も組み入れ、4回だけは他学部の学生でも受講できる制度とした。公開講座としたことで他学部の学生も多数参加し、環境問題を学ぶ機会を与えることができ、大きな効果が出た。
国家資格試験対策室の環境問題の講師
〇〇大学法学部国家試験対策室で消費生活アドバイザー資格試験対策講座の講師を務め、試験科目である環境問題を受講生に指導した。
地球温暖化対策推進実行計画評価委員会で評価を実施
区では区民と学識経験者からなる○○区地球温暖化対策推進実行計画評価委員会をを設置し、計画の運用状況について評価をおこなっている。私は委員会の副会長として会議に出席し評価を行った。
大学の環境カウンセラー講座(15回)で講師を務めた
大学で環境カウンセラー講座を担当している。今年は学生達に環境教育インストラクターの資格取得を目指してもらうために、1年間かけて環境省、自治体の環境担当、講師を担う方々との調整を図り、二けたの履修生を出すことができた。環境カウンセラーの合格者も出て大変嬉しい。
消費者教育と環境問題
大学の現代家政学部現代家政学科で15回の講義を担当しているが、その内の1回は環境に関する内容を扱った。今年は環境教育のあり方について講義を行った。
自治体の第1回○○区エコ・プランⅡ評価委員会
毎年、この評価委員会の副会長を担当しているが、年々自治体職員の意識が向上しているのが感じられる。評価委員会で提案した内容をすぐに各部署内で検討し、その議事録も見せてもらえ、実行性の高い取り組みであることがわかる。他の自治体にも参考になる素晴らしい制度であると思う。
環境カウンセラー全国連合会から環境保全功績者の表彰を受ける
特定非営利活動法人 環境カウンセラー全国連合会から所属環境カウンセラー協議会及び連合会の運営に貢献し、環境保全活動の推進に顕著な功績を残したとして、連合会通常総会で環境保全功績者としての表彰を受けた。
環境教育のあり方
大学の経営学部経営学科で15回の講義を担当しているが、その内の1回は環境に関する内容を扱った。今年は食品ロスを主に行った。
「ゴミから資源へ」「リサイクルのすすめ」身近にできる3Rなど
区の社会福祉協議会が支援している福祉活動をベースにしている団体から、地域活動の学習会として講座の依頼があった。住人が出している食品、油、物、紙等の行方について具体的な解説をして欲しということであった。事前に区所在のエコポリスセンターで情報を収集するなど、地元密着型の講義を行った。
ケナフという植物を使って紙漉きの体験をしよう
神奈川科学技術アカデミーの依頼で市立中学でケナフの紙漉きを実施した。事前に学校を訪問し、先生方にも紙漉きのやり方を習得してもらった。当日は庭で育てたケナフを持参し、生徒全員に皮むき体験もさせた。
大学の講義名「環境カウンセラー講座」
東海大学教養学部人間環境学科自然環境課程で「環境カウンセラー講座」を担当し、15回の講義を実施した。内容は環境カウンセラーの制度やなるための方法、エコ検定試験の紹介、環境関連の講義を実施した。
自然災害から身をまもるために
自らが熊本地震で震度7を体験し、避難所生活の厳しさを体験した事から、自主防災の必要性を訴えた。避難に備え、緊急避難用とインフラが復旧するまで2種類に分けて用意するよう、商品の現物を提示して講義した。
カザフスタン共和国国営テレビ向けの環境番組制作
カザフスタン共和国の国営テレビ局から国民向けの環境教育番組の製作の依頼があった。自治体のゴミの回収現場、焼却場、埋立地などの様子の撮影や、ペットボトルや発砲スチロールを再商品化する民間工場の様子を取材してもらい、環境デーにカザフスタン共和国で放映された。