登録年度 | 2004年度 |
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氏名 | 山﨑 求博 (ヤマザキ モトヒロ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 地球温暖化、資源・エネルギー、消費生活・衣食住 |
主な活動地域 | 東京都江戸川区 |
主な経歴 | 1997年に「NPO法人足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ」設立に参加。現在、事務局長。省エネゲームの開発や太陽光発電による「えどがわ市民発電プロジェクト」など、地域で市民が主体的に地球温暖化問題に取り組むことのできるプロジェクトを考え、実践している。 |
特記事項 | 気候ネットワーク理事、ストップフロン全国連絡会理事、東アジア環境情報発電所理事、江戸川総合人生大学講師、地域エネルギービジョン策定委員(2007年)を務める。 |
活動の紹介
青年環境NGOとの意見交換
青年環境NGO「アシードジャパン」からの要請で、大学生を含むメンバーを対象に、気候変動対策の具体策としての再生可能エネルギー発電事業の見学、所属団体の活動経験に関する報告をベースに意見交換を行った。
学習会「市民共同の再エネ発電所を」への出講
神奈川県横須賀市の市民団体の要請に応じて、約40名の参加者が参加した学習会で、地域に市民共同発電所を建設するノウハウについて講演を行い、質疑応答や意見交換も行ったほか、具体的な発電事業について提案を行った。
子どもの権利条約全国フォーラムへの参加
国連子どもの権利委員会が、気候変動が子どもの権利を侵害するとした「一般的見解26号」を公表したことから、区内の市民団体と子どもの権利と気候変動問題について身近なキーワードから考えるワークショップを企画し、子どもの権利条約全国フォーラムへに参加した。
市民・地域共同発電所全国フォーラムへの出講
所属団体の「市民・地域共同発電所全国フォーラム」参加にあたり、1990年代半ばから始まった市民共同発電所づくりの経過や課題、地域社会の反発や自然環境の破壊を伴わない再生可能エネルギー導入促進に向けた方策について講演を行った。
江戸川区環境フェア2023への参加
所属団体の江戸川区環境フェア2023への出展にあたり、再生可能エネルギー関連グッズの展示や発電した太陽光発電の電気を使ったボトル刻印サービスを企画し、企画内容を通じて環境フェア来場者とのコミュニケーションや情報提供を行った。また、ソーラークッカーが燃料を使わずお湯を沸かす様子に興味深く話を聞く区議会議員も見られた。
認定NPO法人えどがわエコセンター講座企画への助言
えどがわエコセンターが第5回エコアクション講座として「SDGs RE100に貢献する電気の環境性と安定価格の両立をめざして~コーポレートPPAによる再エネ供給」を企画開催するにあたり、講師候補にあがった三宅成也氏(株式会社updater取締役)への講師依頼をエコセンターから依頼された。三宅氏には講師依頼を受諾いただき、12月17日に講座を開催することができ、約30名が参加した。
江戸川総合人生大学への出講
江戸川区が運営する生涯学習施設である「江戸川総合人生大学」の選択科目「地球環境を考える身近な活動」について2009年から講師を務めており、「自然エネルギーの過去・現在・未来①~地球温暖化と私たちの暮らし」について、約40名の学生に講演した。気候変動問題の現状から、所属している環境NPOでの取り組み、江戸川区でできること等について解説した。
「530 CIRCUS Vol.4」に出展
神奈川県小田原市国府津で定期的に開催されている「530 CIRCUS Vol.4」に出展した。修理やゴミゼロをテーマとした個人や団体が出展する中で、ソーラークッカーやソーラーフードドライヤーの展示や所属する環境NPOでの活動について紹介しながら、他出展者と意見交換や交流を行った。
総会記念イベント 「気候変動に適応するとは?」の企画開催
所属する環境NPOの総会記念イベントとして、気候変動の適応策をテーマとした講演会を企画開催した。講演では気象キャスターネットワーク理事による異常気象に関する解説と共に武蔵野大学工学部教授の白井信雄氏から気候変動の適応策を地域で展開していくための視点や考え方について解説していただいた。参加者は33名(オンライン)であった。
江戸川区環境フェア2023への参加
所属する環境NPOが「江戸川区環境フェア2023」に出展するにあたり、展示した太陽光パネルやソーラークッカーについて実演しながら会場参加者に解説を行った。また、区内の廃棄物中間処理会社や新電力と調整を行い、当日は出展ブースで前者による環境絵本配布や後者によるPR活動の場として提供いただき、多彩な情報提供を行った。
再生エネ電源開発は市民・地域による協同の力で
生協総研からの依頼で、雑誌『生活協同組合研究』2022年2月号に寄稿した。内容は、同雑誌2021年12月号の特集「2050年カーボンニュートラルに向けた電力市場改革」に関する論文集を読んだ所感についてである。市場や制度に寄らない再生エネ電源開発は市民・地域による協働が必要と述べた。
えどがわエネルギーカフェ2022
所属団体の企画として、日本のエネルギー政策をテーマとした全3回の「えどがわエネルギーカフェ2022」を企画した。①水素とアンモニア、②公正な移行、③日本のエネルギー政策、について外部講師を招きて講演いただいた。41名の参加申込に対して実参加者が28名と参加率が高く、講演後の質疑応答では、エネルギー貧困に関する意見が出され新たな課題へのアプローチも得られた。
自然エネルギーの現在・過去・未来①~地球温暖化と私たちの暮らし
江戸川区が運営する総合人生大学からの依頼で、選択科目「地球環境と身近な暮らし」の一環として学生40名に講演。様々なデータを用いて気候危機の影響の大きさや江戸川区で実践可能な対策について解説した。温室効果ガス削減目標の算定根拠となるデータに関する質問など活発な質疑応答が行われた。
STOP 気候危機!~私にも地域でもできる、温暖化対策~
千葉県松戸市議会議員からの依頼で、住民団体「矢切ねぎぼうすの会」会員向けに講演。参加者はオンライン参加を含めて10名。様々なデータを用いて気候危機の影響の大きさや松戸市で実践可能な対策について解説した。千葉大学倉坂研究室による「自治体カーボンニュートラルシミュレーター」を紹介したところ使ってみたいとのご意見をいただいた。
区議会請願の申請サポート
江戸川区に2050年ゼロエミッションの宣言や「エコタウンえどがわ推進計画」の計画目標見直しを求める区議会請願を行う区民有志に対して案文の作成について相談に乗り、区議会宛に陳情することができた。
助成制度への申請
所属する団体が新規に立ち上げる調査事業活動資金獲得のため、「草の根市民基金ぐらん」の助成制度への申請作業(審査用動画作成を含む)を補佐し、2021年2月26日に開催された公開審査の結果、45万円の助成金を獲得できた。
脱炭素チャレンジカップへの応募
所属する団体の活動であるオフグリッドハウス松江の家について、「脱炭素チャレンジカップ」への応募作業を補佐し、企業団体賞「気象キャスターネットワーク最優秀市民・学校エコ活動賞」を受賞することができた。
ゼロエミッション東京を実現する会への参加
地方自治体に2050年ゼロエミッション(温室効果ガス排出量実質ゼロ)の宣言や目標設定を働きかける「ゼロエミッション東京を実現する会」に参加し、これまでの活動で培った知見を提供しながら、意見交換に加わり、活動の活性化に資することができた。
気候変動アクション環境大臣表彰への応募
所属する団体の活動であるオフグリッドハウス松江の家について、「令和2年度気候変動アクション環境大臣表彰」への応募作業を補佐し、書類審査の結果、大臣表彰を受けることができた。