登録年度 | 2006年度 |
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氏名 | 高見 元久 (タカミ モトヒサ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | リサイクル、土壌・地下水、環境アセスメント、環境計画、環境教育、自然観察(植物、鳥、水生生物、昆虫、星空等)、森林保護以外の自然保護、市民活動、地球環境問題 |
主な活動地域 | 東京都江東区 |
主な経歴 | 「谷戸」景観(農地、雑木林、湧水・小川)を次世代に残す活動団体や農家の応援団としての農作業経験を活かし、地元の小学生に開発が進む前の自然環境を紹介するほか、循環型社会の暮らしを伝える多様な環境保全学習に取り組んでいる。絶滅危惧種を含む生態系の保護・保全にも腐心している。 |
特記事項 | 技術士(応用理学部門-地質)、(建設部門-建設環境)、1級ビオトープ施工管理士、1級土木施工管理技士、VEリーダー |
活動の紹介
若手社員研修『建設領域における環境地質~環境に関わる広範囲の技術・知識~』
環境地質へのアプローチ、環境問題、土壌・地下水汚染対応について概説し、複数のタイプの異なる土壌汚染事例を説明した。また、地質と環境保全についても緑化やビジネスを含めて広く概説した。
稲作り体験
田起こし、代かき、田植え、草取り、稲刈り、ハザ掛け、脱穀まで、全て人力による稲作体験を指導した。小さい子どもには作業の安全確保に留意した。
農地斜面における作業道の復旧
斜面勾配のきつい農地内に荒廃して長年使用されていない作業路があり、管理者から復旧の要望があった。安価に修復するために農地内に積まれた単管や鋼製パネルを用いて法面を保護して土砂による作業路を造成し、作業で発生した斜面に繁茂していた草本類を裸地表面に移植した。数カ月後には土砂を被覆して活着し、昆虫他の生き物の成育場所となった。
定例活動
里山の一つの谷戸空間の保全のため、雑木林、小川などの維持更新を図る。世代を超えて理解者を増やし、活動が永続するための様々なイベントを通じて参加者のすそ野を拡げる。
ODAモニターOB定例勉強会
ODAに関心のあるメンバーとともに海外の発展途上国における環境問題(社会問題、衛生問題、インフラと周辺環境、自然保護等)に関する話題提供、意見交換及び対応検討する。
地質技術勉強会
土壌汚染対策について現場事例を紹介。
調査現場における周辺環境の捉え方
若手技術者に対し、業務に関係する多様な環境問題(環境保全を主に)についての解説とその対応について方向性を示す。
ODAモニターOB/OG勉強会
海外の開発途上国における環境問題(社会インフラ整備、衛生、自然保護等)の話題提供・検討及び意見交換を通して、専門領域の異なるメンバーで有意義な提言をまとめる。
掘削現場の環境復元事例
若手技術者に対して、過去の環境問題から最近の多様な環境問題の話題提供と解決に向けての解説・討論。対応中の現場近郊の環境復元途中の現地に出かけ、掘削・切土後の環境復元方法等を討論した。
Tビオトープ活動
M市内の小学校児童、未就学児及び父兄を対象とした環境学習活動に係わり、コロナ感染による活動自粛を余儀なくされている中、プログラム構築・改良(新規活動項目)と環境教育実行を支援中。活動の目的のひとつである地域の環境保全を考える上で、近郊の野外体験や農作業を通して理解を図った。
現場周辺の環境把握
若手技術者を対象として、現場調査の折に周辺の環境把握について啓蒙。特に地形・地質の分野は自然環境と相互に関係するものが多いので、広く現場を見ることを伝授。
Tビオトープ活動
近隣雑木林等をフィールドにして、小学生~未就学児及びその父兄を対象に生き物を主体とした体験型環境学習を実施。感染症対策の中、多様な野外メニューの展開に支障はあったが、畑作業を通じて受け身とならずに体を動かし、収穫まで体験することで命をの大切さを伝えた。
土壌汚染勉強会
土壌汚染について、土壌汚染とは何か、対応技術、今後の取り組み等、若手技術者に土壌汚染に関する勉強会の講師として接した。
Tビオトープ活動
近隣の小学生及び父兄を対象に地域の環境保全~生命の大切さの理解を図る目的で多様なプログラム構成を作成し、1回/月の頻度で活動している。近年は『農』を通しての喜びもメニューに加えている。