登録年度 | 2008年度 |
---|---|
氏名 | 仁保 めぐみ (ニホ メグミ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 女 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 産業、公害・化学物質、3R |
主な活動地域 | 兵庫県尼崎市 |
主な経歴 | 産業廃棄物処理業「有限会社エビオ」(優良認定処理業者)代表取締役社長。一般貨物自動車運送業、金属くず商、古物商も含む。本業であらゆる産廃・処理困難物を扱っているため、廃棄物処理法、家電リサイクル法、フロン排出抑制法、化学物質、土壌汚染などの知識が豊富。多くの企業、行政が講演の講師として起用。 |
特記事項 | 環境省主催講演「改正廃掃法」講師(沖縄・大阪)/三井住友銀行主催セミナー「環境問題への意識付け」講師/鳥取環境大学祭講演「廃棄物の定義」「不適正処理と不法投棄」「無機化学」講師/尼崎市主催あまがさき環境オープンカレッジセミナー「小型家電リサイクル法」「無料回収と法違反」講師他 |
活動の紹介
FM82.0「あま咲きモーニング」ゲスト出演
ラジオ局よりオファーがあり、出演しました。7月から8月末にかけて環境カウンセラーの募集が始まる前のいいタイミングの出演だったので、内容は「環境カウンセラーの概要と環境カウンセラーになるには」とし、18歳以上で環境保全活動を4年以上されている方はぜひエントリーしていただきたいと全国のリスナーさんたちに呼びかけました(動画もYouTubeに有り)。私は普段から環境カウンセラーの認知度を上げる活動に力を注いでいます。たくさんの方が興味を示し、応募に結びついてくれると幸いです。
廃掃法に定める「下取り行為」解説
収集運搬許可がいらないとされている「下取り行為」について「詳しく教えてほしい」と企業から依頼を受け、資料をまとめて助言させていただきました。平成25年3月29日環廃産発第13032910 号で通知されている「下取り行為」はあくまで「特例」であり、これをおこなうためには5つの条件が必要です。特例となっているものは少しでも条件をはずれると大きなリスク(法違反)になることも踏まえて説明しました。
福井県産業廃棄物アドバイザーとしての企業訪問
以前、講演の依頼をいただきました福井県エネルギー環境部循環社会推進課様からの再依頼で、本年度「福井県産業廃棄物アドバイザー」に就任しました。廃棄物の減量や有効利用を考えておられる企業様の相談にのる業務です。現地で廃棄物の排出工程を確認させていただき、どのような廃棄物に課題を感じておられるかカウンセリングさせていただきました。その場限りの対応ではなく、時間をかけてでも解決へと導けるよう対応します。
溶解炉の解体における廃棄物の分別指導
アルミ鋳造をおこなっている企業から、アルミ溶解炉の解体後の廃棄物分別指導を依頼され、現地で説明しました。溶解炉解体物はダイオキシンの分析が必須で、単純に埋め立てればよいというものではありません。解体物の中でもリサイクルできるもの、そうでないものについて説明してきました。
西宮市事業系一般廃棄物研修会
西宮市の事業者に向けた同研修の2部「本音対談~法律とは言うけれど~」のゲストとして登壇させていただきました。廃棄物の適正処理にかかるお金の削減方法、廃棄物を循環させて儲かる方法、その取り組みから会社の価値を上げる方法など、同じ環境カウンセラーの武本佳弥先生と今までにないぶっちゃけトーク満載。新聞社の取材あり、ユーチューブの動画化あり。楽しく学んでいただきました。
環境カウンセラー事例発表~廃棄物教育・相談~
1、廃棄物教育の必要性とは 2、環境カウンセラーに期待される教育とは 3、これからの廃棄物教育 の構成で私が環境カウンセラーとしておこなっている講演・相談活動を発表しました。産業廃棄物のことを理解していないと知らないうちに法違反をおかしているケースもあり、企業の信用低下、倒産につながることもあります。私は「経済を守る活動」としての位置づけで普段お話ししています。「活動の依頼はどこから?」「処理困難物の相談」「カウンセラー活動とは」などの質問が出るなどみなさまの活動のヒントになれば幸いです。
産業資源循環推進会議研修会「委託先の探し方」
福井県安全環境部循環社会推進課様のご依頼で「委託先の探し方」という講演を約1時間半程度行ってきました。同県では産業廃棄物のリサイクル率を97%にするという高い目標を掲げられており、そのために企業で実施できることとして「減量化のコツ」「分別の仕方」「委託先の探し方」が必須です。廃棄物をリサイクル及び有価物にするためにはまず自社で出している廃棄物への理解が大切でWDSやSDS、排出工程表、成分分析など今一度関心を高めていただきたいことと、廃棄物か有価物かの法律に準じた考え方をお話しさせていただきました。
環境カウンセラーについて環境新聞社様の取材を受けました
環境カウンセラーはどんな活動をしているのか、各々の視点での環境問題とは、各々がこれから取り組むこと、環境カウンセラーを目指す人へのメッセージなど、私たちの活動全般について環境新聞に記事が載るとのことで環境カウンセラー会ひょうごの女性メンバー3人(仁保、武本かやさん、山口玉緒さん)で取材を受けました。国連で採択された「ESD for 2030」。我々環境カウンセラーが教育の担い手としてあたると記載されております。今年度はこれを念頭に活動していきたいです
茨木市事業系一般廃棄物研修 ごみを減らすのは難しい?~ごみ削減のコツ教えます~
茨木市様のご依頼で事業系一般廃棄物研修の講師を務めました。コロナ禍のためリモートでの講演。「廃棄物を知る」、「事業系ごみを減らす」、「コスト削減に向けて今日から取り組む」の3つのお話とし、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」の解説や「企業とSDGsのかかわり」「サーキュラーエコノミー経営」等を織り交ぜた内容としました。
さんぱいフォーラム~2050年カーボンニュートラルに向けた脱炭素と資源循環~
パネラーとして大阪府産業資源循環協会様より推薦を受け、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現を目指す」をテーマに、資源循環分野から地域循環共生圏(ローカルSDGs)を創造していくための方策とその可能性について登壇、議論してきました。CNの課題を多方向からみつめた議論は、聴講者の方にもご理解、ご賛同いただけたとうかがっています。
環境新聞社発行廃棄物専門誌「INDUST」(11月号)表紙モデルと特集
自治体様の推薦で廃棄物雑誌の表紙及び取材を受けました。廃棄物処理業の女性代表者として歩んできた自身のこと、環境カウンセラーとして廃棄物処理法を軸とした講演活動に毎年起用されていること、企業で女性が輝いて働くには?などお話しさせていただいたとともに、「廃棄物管理士」が
環境カウンセラーの出願に有効だということもアピールしておきました。
プラスチック資源化循環促進法を理解する
2022年4月施行のプラスチック資源化循環法の施行を前に、それに至る経緯、今、現在のプラスチックの処分方法、これから私たちの事業活動や生活がどう変わるのか、を講演させていただきました。参加者の方からは知らなかった事や認識違いがあったとの感想から勉強しなおすいいきっかけとなったとのお言葉をいただきました。法律ですので、前もってきちんと理解しておくことが大切だと思います。
令和2年度吹田市事業系一般廃棄物事業者向け研修会「損していませんか?事業系ごみを減らしてコスト削減!」
①廃棄物の最近の動向(石綿含有建材使用の報告義務、バーゼル法にからむ廃プラ輸出規制)②事業系ごみを減らすには③サーキュラーエコノミー経営について吹田市の一定量廃棄物排出事業者様向けの講演をリモートでおこないました。
某女子大学経営学部実践学習 講義:「お騒がせ!廃棄物問題」
実践学習を実際に組み立てられた西宮市さんの依頼で、某女子大学経営学部の生徒さんに向け、「廃棄物処理法」の授業をさせていただきました。廃棄物理法を語る上で忘れてはいけない日本の三大不法投棄事件にふれ、詳細を解説。どうしてこういうことがおこったか、再発防止策など学生さんたちに考えていただきました。理解度アンケートではみなさんが9割以上「わかりやすかった」との意見をいただきました。他、経営学部ということもあり、女性が経営者となる心構えなども話させていただき、みなさん興味深く聴いてくださいました。
吹田市事業者向け研修会「ごみを減らすのは難しい?」~ごみ減量のコツ教えます~
吹田市環境部環境政策室様のご依頼で、事業者向け一般廃棄物(産業廃棄物)削減研修の講師をつとめました。「吹田市のごみの現状」を受けて「事業所のごみ問題と法律の関係」「廃棄物の動向」「廃棄物を減量するには」とし、「ごみに対する意識を持ち続けるために」「不適正処理から会社を守るために」今日からできることをお話しました。廃棄物に関する諸問題をおもしろくわかりやすく話すことに努めています。
西宮市事業系一般廃棄物研修会
西宮市様の依頼で「事業系一般廃棄物研修」の講師をさせていただきました。第二部講義「お騒がせ!廃棄物問題」では昨今の廃棄物ニュースから各社に共通する問題はないか考えていただく機会とし、第三部「行政に聞く」では私が進行役(聴講者の代表)となり、廃棄物にまつわる数々の疑問を西宮市のご担当部署様にするどくうかがうことを務めました。事業系の一般廃棄物の減量、一廃に産廃が混じっている課題など、企業・自治体全体で考える良い機会となったと思います。
ISO9001:2015(14001:2015内容含む)内部監査員養成講座
企業からの依頼で、同環境カウンセラーの津田文男先生を講師とし、ISO9001:2015(14001:2015内容含む)内部監査員養成講座の企画・活動をおこないました。2015年版とどこが変わったか変更点を中心に解説。企業様に赴く形は従業員の方の参加率も高いことから喜ばれました。
セミナー「廃棄物の排出事業者責任とは(基礎編)」
企業様が取り組まれているISO14001の社員教育の一環として、同セミナーをさせていただきました。処理責任はだれ?、保管場所の義務、罰則の話、廃棄物処理を業者委託する際の注意点、許可証の見方、廃棄物の情報伝授、委託契約の内容、マニフェストの発行、産業廃棄物管理台帳、水銀関連の法律など、その会社様の活動に合わせた内容を組み込んだので、社員のみなさまも落とし込める話となり、興味津々に聴講くださいました。
事業系一般廃棄物管理者研修
三田市様からの依頼で事業者向け廃棄物管理者研修の講師をさせていただきました。「AKBのCD大量廃棄」「産廃を一廃として処理した事例」「続・豊島問題」などの最近に始まり、「食品残渣」「水銀関連の産業廃棄物」の処理方法紹介、「中国及び日本国内の最新の廃棄物の動向」をお話させていただきました。大きくうなづきながら聴いてくださる方、熱心にメモをとりながら聴いてくださる方など、話をしていてもみなさまの関心の高さがひしひしとうかがえました。廃掃法の再確認につながれば幸いです。
ISO14001:2015年版お悩み相談
兵庫県下の企業様からの依頼でISO14001:2015のお悩み相談(カウンセリング)に行ってきました。今回やっと取得に向けて動き出したところ、コンサルの進め方に不安を感じ、とても悩んでおられたようです。私も会社の社長をしているので、社長の立場から、取得にあたる大きな投資や社内教育の徹底などに不安があると進められないことがよくわかります。じっくりカウンセリングをしたところ、企業様も気を持ち直し、環境だけでなく品質も取得することに。引き続きカウンセリングをしてほしいとの依頼をいただきました。
「分別って難しい~今日から実践できること~」
兵庫県三田市様からの依頼で事業系一般廃棄物管理責任者向けの研修を担当しました。企業から排出される一般廃棄物の中に産業廃棄物が混じる問題を取り上げ、どうしてダメなのか、全国の事例をご紹介し、法的な観点だけでなく、実際に現場で運用できるような話をしました。「少しなら混ざっても大丈夫」「産廃を家に持って帰って捨てよう」という事例には興味深く聞いていただけたと思います。
法・条例を学ぶ講習会「廃棄物処理法を再認識する~昨今の不適正処理事例から~」
滋賀県内外の企業様51名対象に、滋賀県環境保全協会様と滋賀県環境事業公社様からの依頼で同講座を実施しました。廃棄物処理法は非常に難解な法律であるにもかかわらず、問題がおきると、理解の有無問わず厳罰が生じます。私の身の回りで実際に起こった話を題材に、どんな罰則が適用されるか、あなたならどうするかなどワーク形式で考えてもらいました。「法への理解が深まった」「ワーク形式がよかった」など評価をいただきました。