登録年度 | 2011年度 |
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氏名 | 大原 玲子 (オオハラ レイコ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 女 |
年代 | 40代 |
専門分野 | 産業、公害・化学物質、3R |
主な活動地域 | 東京都品川区 |
主な経歴 | 自社の環境管理事務局として環境マネジメントシステムの運用、維持および継続的改善に従事すると共に、環境マネジメントシステム審査員として国内外の自社グループ拠点の内部環境監査を多数実施している。昨今は特に製品への含有化学物質管理および環境配慮製品創出支援活動に注力し、現在に至る。 |
特記事項 | JEITA化学物質専門委員会委員として加盟各社と国内外の化学物質規制に関する知識共有、意見交換を実施。昨今は半導体業界におけるPFOS規制対応、欧州RoHS指令、REACH規則への対応に注力している。 |
活動の紹介
新入社員教育の実施
大卒新入社員、および高卒新入社員向けの環境教育をそれぞれ実施した。
階層別に実施するため、大卒向けはファクトを基に気候変動の実態などをデータを用いて説明し、企業人として取り組むべきことを主に説明した。また、大卒向けはWEB教育教材であり、再受講時にテキスト的に使用できるよう、多くの文献等を参照できるように作成した。
高卒向けはより分かりやすく、身近な問題であることが分かるような内容にし、気候変動によるリスクと機会、自らが取り組める活動を説明した。
生物多様性ワークショップ開催支援
子供向けワークショップの企画、資料作成支援を実施した。
自社敷地内の生物多様性保全活動にて得られた蔦や木の実を利用し、小学校低学年向けにクリスマスリース作りワークショップを開催した。説明資料の中で、なぜ自社敷地内でリースの材料が取れるのかを通し、生物多様性保全活動とは何かを説明した。
終了後のアンケートでは、生物多様性について学んだ、という意見が複数寄せられたことから、ワークショップにて一定の成果を得られたと判断する。
カーボンニュートラル達成に向けた活動の推進について
製造系企業約15社の環境担当役員及び環境活動担当者に対し、カーボンニュートラル達成に向け、どのような活動をすべきかを講演した。
目新しいことに飛びつき、闇雲に活動するのではなく、データに基づき戦略的に活動を進めて行くこと、そしてグローバルルールに基づく活動の推進の重要さを重点的に説明した。参加者からはデータ取得、見える化の大切さを再認識したことや、国内法令だけを見るのではなく、サプライチェーンを意識し、グローバルに視野を広げることの重要さを学んだ、という声が寄せられた。
カーボンニュートラルをはじめとした各種環境活動への取り組みについて
環境活動を巡る様々な状況が大きく変容する中、企業としてどのような取り組みをするべきか等についてのアドバイス依頼を受け、意見交換、アドバイスを行った。世界全体でのカーボンニュートラルをはじめとした社会的な変化や要請を受け、企業として求められる姿勢について、当該企業の状況を踏まえたアドバイスを実施した。
企業の生物多様性保全活動に関するアドバイスの実施
企業における生物多様性保全活動への関わりやアプローチに関するアドバイス依頼を受け、具体的な活動提案を行った。近視眼的な活動に帰着せず、事業に沿った形で実施することの必要性などを軸にアドバイスを実施した。
将来シナリオ検討ワークショップの開催、ファシリテート実施
自社中堅社員100名弱を対象に気候変動を主とする、社会変化を踏まえた将来シナリオを検討するワークショップを開催した。
(コロナ禍によりオンラインで開催)
また、ワークショップではファシリテータを担当し、バックキャスティング思考を基にしたファシリテートを実施し、協働による複数の将来シナリオ検討を行った。
企業における生物多様性活動について
複数企業の環境担当幹部社員や中堅社員約30名を対象に生物多様性とはそもそも何か、従前の環境活動とどのように関わるのか、また、事業活動における生物多様性活動の在り方について教育を実施した。
統廃合会社の環境マネジメントについて
2019年度に統廃合し1社になる複数の企業からの依頼により、環境マネジメントの視点からGHG削減計画の立て方やエネルギーマネジメント統合の手法について現状を踏まえた上でどのように変更することが好ましいか、アドバイスを行った。
環境管理担当幹部社員6名を対象に4時間実施し、依頼元は現在その内容を基に新規マネジメント手法を構築している途中である。
新入社員環境教教育の実施
新入社員(大卒200名強、高卒100名強)に対し、事業活動と環境保全活動の両立、事業活動における環境保全活動の在り方について教育を実施した。
環境マネジメント構築支援
ISO14001の統合認証、およびISO14001:2015への移行認証を計画している企業の担当者に対し規格の解釈を説明すると共に、当該企業のEMSにおける課題解決のための助言を行った。
環境教育の実施
中途入社の中堅社員約30名を対象に事業活動と環境保全活動の両立、事業活動における環境保全活動の在り方について教育を実施した。
環境法令確認について
環境設備の導入、移設、廃止時等に実施する環境アセスメント項目と法令順守徹底のために実施すべき活動および現行運用の改善点について、課題を確認の上 改善のためのアドバイスを行った。
環境法令教育の実施
環境法順守に苦慮している企業に対し、担当者に対し現状の課題とその解決のために必要な力量について教育を実施した。