| 登録年度 | 2014年度 |
|---|---|
| 氏名 | 足立 夏子 (アダチ ナツコ) |
| 部門 | 市民 |
| 性別 | 女 |
| 年代 | 60代 |
| 専門分野 | 産業、消費生活・衣食住、3R |
| 主な活動地域 | 東京都世田谷区 |
| 主な経歴 | NPO法人持続可能な社会をつくる元気ネット副事務局長。地域ワークショップの企画・運営・ファシリテーションの経験豊富。 2013～14年にEUの３Ｒ政策・ロンドン2012大会の環境対策等を視察。 ３Ｒ普及啓発の人材育成事業に10年以上携わる。 |
| 特記事項 | 公財）日本容器包装リサイクル協会評議員、（公財）自動車リサイクル高度化財団業務委託委員、世田谷区消費生活課区民講師 共著：「みんなで創るオリンピック・パラリンピック ロンドンに学ぶ「ごみゼロ」への挑戦」 【研修受講歴】2017中部、2021オンライン |
活動の紹介
第18回容器包装３Ｒ推進フォーラム
「容器包装の３Ｒ・資源循環 近未来の資源循環を考える」をテーマに開催されたフォーラムのパネルディスカッションに、パネリストとして参加した。一消費者の立場から、企業等の情報提供や普及啓発の在り方や制度づくりの際の議論の進め方等について、消費者も交え、あらゆるステークホルダーが対等に意見を述べ合う場が大切なことを強調した。
食品ロス削減推進セミナー
世田谷区で提案型協働事業に採択され、食品ロス削減推進セミナーを9月と12月に実施した。
専門家による講義とワークショップを組み合わせた形で実施した。参加者は、自分が発言したことが模造紙に見える化されることで、多くの気づきが得られたように見えた。
３Ｒ市民リーダー育成事業
３Ｒ推進団体連絡会からの受託事業で、自治体と連携して容器包装の３Ｒの啓発活動の担い手を育成する講座を開講、人材育成を行っている。
今年度は、白井市と文京区で実施し、それぞれ７名、８名の新規リーダーが誕生した。
古紙リサイクル『産官民連携が生み出す紙資源リサイクルの可能性』 スペシャル対談および工場見学
ＣＯ₂削減と廃棄物の資源としての有効活用を目指して、産官民連携により生まれた古紙リサイクルの先進的事例を富士市、座間市、熱海市の３市長のスペシャル対談という形で情報提供を行った。ごみ削減に取り組む自治体にとってヒント満載の内容で、自治体、事業者等約100名が会場参加し、配信は更に多くの方が視聴。新聞雑誌等で取り上げられた。
食の安全・安心パネルディスカッション
区からの依頼を受け、食品の表示をテーマとしたパネルディスカッションにて、「消費者から見た食品の表示」についての講演と消費者庁、食品事業者との意見交換を行なった。コロナ対策で、この様子は区のオフィシャルチャンネルで令和５年６月末までオンライン配信される。
古紙リサイクル促進に向けた自治体セミナー＆工場見学会
自治体の担当者向けに、古紙リサイクルの最新情報の提供と国内最新鋭の設備での古紙リサイクルの現場を見学してもらい、意見交換、情報交換を行った。TOKYO2020で、行われた選手村ダイニングとメディアセンターの紙容器をトイレットペーパーにリサイクルしたことなど、一般にあまり知られていない情報の提供も行った。
リチウムイオン電池に関するマルチステークホルダー会合
小型家電などに使用されているリチウムイオン電池の発煙発火トラブルが急増していることを受け、自治体、生活者、リサイクル関連団体・事業者、中央官庁など、様々なステークホルダーが一堂に会して対策を話し合った。昨年に続いて今年度は２回開催し、１月の２回目の会合では具体的な対策となる最新機器の情報提供などもあった。
３Ｒ市民リーダースキルアップ研修
容器包装の３Ｒの普及啓発の担い手である市民リーダーを対象に、３Ｒに関する最新情報、特に関心の高いプラスチック関連の情報提供や、普及啓発の現場での説明のコツ等の紹介などを行った。
古紙リサイクルセミナー&工場見学会
自治体やNPO・市民を対象に、古紙リサイクル推進に向けたセミナーと工場見学会を開催。
大規模な自然災害発生時の備えとしての自治体と地域企業との防災協定に関する情報提供や、通常は禁忌品と言われる古紙も受け入れ可能な最新設備の工場見学を行った。
子どもとためす環境まつりWEB版に動画で出展
中央区の「子どもとためす環境まつり」が、昨年に続き今年度もWEB開催となったため、NPO元気ネットで容器包装の3Rクイズの新規動画を作成し出展した。動画の企画、台本作成、撮影、録音などを担当。今年はパペットを使うなど、楽しみながら学んでいただけるよう工夫した。
TOKYO2020レガシー報告会開催
一年延期で開催された東京オリンピック・パラリンピックでは、持続可能性の様々な取り組みが実施され、リサイクル金属100%の金・銀・銅メダルなど五輪初の取り組みもあったが、これらは一般にはほとんど知られていない。日本ならではの技術で実現された選手村レストランの紙皿等→トイレットペーパーへのリサイクルや、日本選手団の公式ウエアが再生ポリエステル繊維でつくられたことなど、実際に携わった関係者を招いて講演会を行った。
(公財)自動車リサイクル高度化財団 業務委託委員会
(公財)自動車リサイクル高度化財団は、自動車のリサイクルの高度化等に関する学術的・実践的調査・研究の推進及び助成事業や消費者団体等の自動車リサイクルに関する周知活動支援事業を行う財団で、私は、2018年より委託事業の選定等を行う「業務委託委員会」の委員として、委員会や報告会等に出席している。自動車リサイクル全般に関して学びながら、消費者の視点から貢献するべく努めている。
3R市民リーダー スキルアップ研修(オンライン)実施
元気ネットが3R推進団体連絡会と連携して実施している3R市民リーダー育成講座の修了者を対象に、年間2回スキルアップ研修を開催している。3R関連の技術や情報は日進月歩であるが、それが消費者に十分に伝わっているとは言えないため、普及啓発の担い手である3Rリーダーの研修は不可欠と認識している。普及啓発の現場で役立つ情報提供を心がけている。
ワンウェイプラスチックの水平リサイクルに向けた資源循環型モデル事業に参画
東京都により採択されたワンウェイプラスチックの水平リサイクルに向けた資源循環型モデル事業(提案者:花王株式会社)に、NPO元気ネットとして参画、モニター調査を担当した。主に環境やプラスチックに関するアンケートと使用後の詰め替えパックをモニターから回収し、アンケートの集計、モニターインタビューを通じて、プラスチックの水平リサイクルに関する消費者意識、今後の広報・啓発の方向性等について分析を行った。
子どもとためす環境まつりWEB版に動画で出展
例年、中央区の小学校を舞台に開催される「子どもとためす環境まつり」が、今年度はWEB開催となったため、NPO元気ネットで容器包装の3Rクイズの動画を作成し出展した。動画作成という新しい試みにチャレンジし、WEB出展ができるようになったことで普及啓発の機会が増えたと言える。
3R市民リーダー スキルアップ研修(オンライン)実施
元気ネットが3R推進団体連絡会と連携して実施している3R市民リーダー育成講座の修了者を対象に、例年1～2回スキルアップ研修を開催し、最新の3R情報の提供や3Rリーダー間の意見交換を行っている。今年度はコロナ禍で実会場での開催が難しかったためオンラインでの研修となったが、事前に質問を募り回答を用意する形をとったことと、オンラインの便利さで複数回開催することができたことで、通常より参加者一人一人の満足度は高かったと思われる。
古紙リサイクルに関する消費者懇談会開催
私の勤めるNPO元気ネットは、発足以来ごみ問題をテーマに活動している。その一環で、古紙リサイクルに関する消費者懇談会を2018年から開催、7回目の今回はコロナ禍の2020年2～5月に起こったトイレットペーパーの品薄状況をテーマとし、関東～中部地域のNPOや消費者問題に関する活動を行っている方々を対象に、製紙工場や流通の現場からの報告を交え、意見交換を行った。結果、在庫は十分だったにもかかわらず、デマによる消費者の大量買いで品薄となったことが判明し、消費者の責任ある購買行動の重要性の啓発となった。
(公財)自動車リサイクル高度化財団 業務委託委員会
(公財)自動車リサイクル高度化財団は、自動車のリサイクルの高度化等に関する学術的・実践的調査・研究の推進及び助成事業や消費者団体等の自動車リサイクルに関する周知活動支援事業を行う財団で、私は、2018年より委託事業の選定等を行う「業務委託委員会」の委員として、委員会や報告会等に出席している。年間数回の委員会、報告会に加えて、事業選定に必要な専門分野の情報の勉強会もあり、自動車リサイクル全般に関して学びながら、消費者の視点から貢献するべく努めている。
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済