登録年度 | 2015年度 |
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氏名 | 齊藤 夏希 (サイトウ ナツキ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 30代 |
専門分野 | 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 東京都台東区 |
主な経歴 | 高校時代よりNPO事務局に所属、環境関連スタッフとして、環境教育関連の活動を経験。2013年よりNPO理事として、自然観察や自然体験活動イベントの運営、スタッフなどを務める。現在は、「エコドルⓇ」(エコロジーアイドル)として行政や企業主催の講座にて環境教育の普及活動を行う。 |
特記事項 | ビオトープ管理士(施工・計画)鳥獣管理士2級、プロジェクト・ワイルド・シニアエデュケーター、プロジェクトWETファシリテーター、PLTファシリテーター、愛玩動物飼養管理士2級 |
活動の紹介
川の活動における安全管理の普及活動
多摩地区の川にて、主に環境系の分野に興味を持つ学生を対象として活動を行った。午後の約5時間ほどの活動であり、水辺での活動におけるライフジャケットの性能と重要性を体験するため、流れのある川をライブジャケットを着用して流れる。後半には生物採集を行い、生態系の理解も深めることができる構成となった。参加者からは「ライフジャケットがこんなに浮くとは知らなかった」「川の流れが想像以上に速く驚いた」といった感想が届いた。
川での体験活動指導
団体から依頼を受け、川で子どもと遊ぶ際の注意事項や生き物の採集方法についてのセミナーに補助として関わった。昼休憩を挟み約5時間で、室内での講義と野外での活動で構成された。参加者は主にシニア層であり、自身の幼少期と異なり今の子どもは川で遊ぶ機会が無く経験に乏しいことや、事故を防ぐために必要な装備について話をした。野外では実際に網を用いて生物採集に取り組んでもらい、採れた生き物について説明を行った。
環境入門講座
自治体からの委託を受け、区民を対象として講座を行なった。身近な自然へを知るために、区を代表する公園の中で生き物を探し解説をおこなった。高齢の参加者が多かったが、講師の説明のもと一生懸命に生き物を探していた。参加者からは、地元のこんな場所に生き物がいるとは思わなかった、といったコメントがあった。
川流れ
川での安全な活動を普及するために、大人を対象としてライフジャケットを着用し川を流れる活動をおこなった。流れの強さや川底が突然深くなることを実際に体験することで、川での活動における注意点を知ってもらった。参加者からは、想像以上に流れが強く驚いたといった声があった。
水生生物調査
西東京の川にて水生生物調査を行った。毎年同時期に実施している活動だが、コロナにより2年ぶりの実施となった。採取した生物種には概ね例年通りであったが、来年採取できていた稀少な生物が今年は採取できず、来年も継続して調査する必要性を感じた。
身近な自然を探す
自治体からの委託を受け、区内在住の方を対象に公園内の生き物を探す活動をした。当日は気温が低く活動場所には日陰も多かったため非常に冷え込んだが、参加された方々は熱心に講師の話を聞き積極的に生き物を探している様子が印象的だった。
大人のための自然塾
シニアの方を対象に地元の自然と自然観察の方法について講義と生物観察を行った。外来生物が放たれる前と後のビオトープの様子を写真で見せ、環境への影響を説明するとともに対処方法および防止策について参加者からも意見を募り共に考えた。
シニア対象 夏の川遊び講座
「孫に教えたい川遊び」をテーマに、シニア層の参加者へ安全な川での活動についての3時間程度の講習にスタッフとして関わった。室内での講座後、実際に川に入って生物採集をした。近年の川遊びでの事故を受け、参加者の多くがライフジャケットに関心を寄せており、楽しく安全に孫と川で遊びたいといった感想があった。
小学校での巣箱掛け替え
23区内の小学校にて巣箱の掛け替え作業があり、スタッフとして関わった。3時間程で昨冬に掛けた巣箱を同年夏に生徒が作成したものと交換した。都心での繁殖や営巣が厳しい状況にあるスズメやシジュウカラの助けとなることを目的としている。
川流れの開催
川での活動をより安全におこなうために自然体験活動団体が促進しているキャンペーンにスタッフとして関わった。専門学生や社会人が参加し、ライフジャケットの重要性を知るため実際に川を流れる体験や生物採集などを13時頃~17時頃までおこなった。
シニア講座 夏の川遊び編
シニア層を対象に自然体験活動団体が行っている年間講座の1コマとして3時間程度スタッフとして関わった。「孫といく川遊び」をテーマとし、服装や生き物採集、注意点について座学と実習をおこなった。楽しかった、また来年も実施したいといった感想を参加者・依頼元より頂いた。
巣箱づくり
東京都のとある区の小学校で野鳥の巣箱を毎年作成しています。一枚の板を設計図通りにのこぎりで切断し、親子で力を合わせて一つの巣箱を作ります。巣箱を作成する前には、いつも見かけるスズメやシジュウカラが実は都会では住宅難であることなど環境について話をし、身近な環境について理解したうえで制作を開始しました。
生態系保護の観点からの蔓の利用
台東区在住、在勤者を対象とし、蔓を使った籠作り講座を実施した。これは同区にある施設より毎年受託している事業であり、区民が環境学習に取り組むことを目的としたものである。2時間半の中で、蔓やその利用について講義をおこない、スタッフが採集した蔓で籠を編んだ。参加者は年々若齢化が進んでおり、施設職員は「親世代の参加は、その子どもや家族へ講義内容がダイレクトに伝わるので嬉しい」と述べていた。参加者からは「プラスチック製は壊れたら捨ててしまうが、自分で編んだ蔓籠、大事に使いたい」との感想があった。