登録年度 | 2016年度 |
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氏名 | 上崎 聰敏 (カミサキ サトシ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、地球温暖化 |
主な活動地域 | 東京都世田谷区 |
主な経歴 | 環境コンサルタント会社の社員として、自然環境調査の他、生物多様性保全の推進や普及啓発に関する業務に携わってきた。現在は、主に民間企業の環境配慮に関する取り組み(ガイドライン作成、企業緑地評価等)の支援を多く実施している。 |
特記事項 | 狩猟免許(わな・銃猟1種)、ビオトープ管理士(施工)、生物分類技能検定1級(鳥類、哺乳・両・爬虫類、魚類)、NACS-J自然観察指導員、企業等での講義・講演等。 |
活動の紹介
民間企業等の環境保全活動の支援
自然環境コンサルタント会社の本業として、民間企業や団体に対して生物多様性保全に関する調査や配慮の支援を提供している。具体的には、企画、計画、調査、評価、モニタリング、報告などの各段階で支援を行った。
企画運営委員(業界団体)としての活動
某一般社団法人の企画運営委員会の委員として、環境アセスメント業務に関する技術の向上や、環境アセスメントに携わる者の資質向上を図り、さらに環境アセスメントに関する知識の普及を促進するための取り組みを企画・検討する役割を担っている。適切で円滑な環境アセスメントの推進に必要な様々な施策を展開する事を目指し、様々な活動の企画を行った。
都市公園における自然観察会の実施
神奈川県内の特定の公園において、野鳥観察を含む体験型の自然観察会を自主企画で不定期に開催した。この取り組みは、地域住民が自然への愛着を深め、身近な自然環境の重要性について理解するきっかけとなるものと考えている。
生態系管理専門委員としての活動
日本生態学会生態系管理専門委員会のキャパシティビルディング部会の委員として、生態系管理に関わる人材育成や、理念や技術の共有に貢献する活動を企画・運営し、定例会合などに出席した。
環境アセスメントの調査技術向上に資する勉強会の企画・運営
環境アセスメント、特に鳥類調査に関わる行政担当者、企業、個人、あるいは本業界に就職を考えている学生等を対象として、調査技術の向上を目指した勉強会を開催。今回7回目の実施となる。
鳥獣被害対策の最前線・最新技術の講義
専門学校の学生(引率の教員含む)に対し、鳥獣被害対策の最前線、最新技術と題して座学・実技・意見交換の内容で4時間の集中講義を実施。
養蜂体験イベントの企画・実施
夏休み向けの親子イベントとして、養蜂体験を核としたイベントを企画・実施。養蜂体験、試食、自然観察会、物販などを企画した。本体験により、生態系サービス、生態系保全等の普及啓発を目指した。
野鳥の自動観測システム構築に関する助言
環境アセスメントに資する定量的な野鳥生息データの取得、現在の観測方法に係る労務稼働の削減、企業の森のPR強化に資する鳥類調査のモニタリング方法として、鳥類調査の自動観測システム構築に関する助言を実施した。自動撮影カメラ、音声録音、及び従来の調査方法(定点調査)による結果の比較を提案、録音された鳴き声をソナグラム(Sonagram)に変換して機械学習させる方法等を検討。
日本生態学会 生態系管理専門委員
日本生態学会生態系管理専門委員会の委員として、全国の生態系保全や管理に関係する団体向けにキャパシティビルディングに繋がる施策、イベント等の企画立案などに参画。
中小企業向け 無料SDGs経営セミナーの開催
三方よしの心意気に馴染み、国内の雇用の大部分を占める中小企業が本気でSDGsに取り組むことによる、地球環境や社会へのインパクトは計り知れない。中小企業にとってのSDGs経営とは何か、どのような効果があるかについて理解を深め、明日からの実践につなげていただきたいと考え、中小企業の経営者、担当者向けの無料セミナーを所属部署で企画、10月にリモートでのセミナーを開催した。
関西における「地域性種苗を用いた緑化」の促進を目指した活動
2020年7月から始まった「地域性種苗を用いた緑化の促進に関する意見交換会」の2021年度の活動。学識者からの誘いにより、民間の環境コンサルタントの立場として意見交換会メンバーに参加。2021年度はこれまでの議論をとりまとめ、「地域性種苗緑化事例集」を作成。1月末時点で校正・冊子印刷等の最終調整を行っている。
生態系管理専門委員会によるオンラインイベントの企画、開催
キャパシティビルディング部会(生態学会 生態系管理専門委員会)の委員として「生態系管理の協働のアプローチを考える ~地域での学びが力に変わる~」を12月に開催した。2021年度はコロナ禍のためオンラインで実施した。イベント当日はセッション1つのファシリテーターを担った。
某建設・環境系協会における中期計画の策定
2022年度~2024年度の某協会の中期計画策定に関して、実行委員及び部会リーダーとして、企画・調整・委員会の運営・原案作成等を担った。1月末に原稿作成完了。特に自身の専門とする自然環境保全、生態系保全の側面からの助言、執筆などを行った。
とり学Kansai 2021年度勉強会の開催
主に環境アセスメント分野に従事するコンサルタント、各種団体、調査員等を対象として、調査技術や解析技術等の向上と情報交換を行うプラットフォームの形成を目指して作った任意団体。実行委員メンバーとして企画立案や勉強会の運営等を担った。2021年度はサシバ(猛禽類)の鳴き声の解釈に関する勉強会(講演、意見交換、その後の情報交換等)を2022年1月に実施した。
民間企業A社における環境活動計画立案の支援
民間企業A社の全事業所で取り組む環境活動のガイドライン、生物モニタリングシート等の作成の他、新たなモデル活動の企画及び環境活動計画の立案を目的として、現地視察や意見交換などを通して活動計画を立案するもの。
地域性種苗種を用いた緑化の促進を考える活動
関西地域を舞台に地域性種苗を用いた緑化を促進するため、その緑化の意義についての普及啓発や、実現可能性を高めるための地域性種苗の安定的な供給網の確立のあり方についての意見交換会や現地視察に参加。この緑化の促進は1社ではなく業界全体で取り組む価値があるため、研究機関、設計会社、施工会社、ゼネコン、コンサルタントなど様々な分野の技術者などが集まり、意見交換を重ねることで取り組みを推進していくもの。
一般社団法人日本アセスメント協会における活動
協会本部の企画運営委員として、自然環境調査会社の立場で様々な企画の立案や助言などを行う。大学・大学院生に向けたアセスメント業務(業界)の紹介、中長期ビジョンの作成、新型コロナの感染防止ガイドラン作成などを担当。
農副連携 地域協議会に対する生態系保全(獣害他)に関する助言などの支援
農水省の農副連携事業の採択を受けている地域協議会に対して、コンサルタント・実務者の立場で、現地視察、事業アイデア意見交換、獣害などの講習、Web相談などを実施。地域の高齢化、獣害対策、定住促進など、複合的な課題に対して企業連携の手法で解決を図っていくもの。
生態系管理専門委員会における委員活動
主に生態系管理演習の開講など、人材育成を中心とした活動展開の中で、リカレント教育の場の提供、参加者同士や講師・受講者間の相互の学びが展開出来るような演習も企画する。コンサルタント・実務者の立場として、キャパシティビルディングに関する意見や助言、活動の協働を行うもの。
生態調査の調査技術向上に関する勉強会の企画運営(第5回)
主に環境アセスメントの生物技術者を対象として、調査技術の向上と技術者の交流機会の提供を目的として、年に1回の頻度で勉強会を実施している。本勉強会の実行委員として企画運営に携わり、本年度は主にフクロウ類に関連したテーマを扱った。
大学(院)生に対する環境影響評価(自然環境分野)の紹介
某一般社団法人からの依頼を受け、大学(院)生に対して、環境アセスメント業界(主に自然環境分野)の内容、自然環境保全に関する業務の魅力や社会的意義等について講演した。
民間企業Cにおける環境経営勉強会の講師
企業内で継続開催されている勉強会において、「都市における生物調査とその活用法」をテーマに講習を実施した。事業活動が都市部中心の企業Cに対して、都市部での生物多様性の意義、生物調査の手法や調査結果の活用法、地方自治体や地域団体との関係などについて講義を実施した。
民間企業Bにおける環境レポート作成支援
既存の環境レポートの企画編集に関わる支援を実施した。気候変動への対応、資源循環、周辺環境との共生、環境マネジメントといった取り組みを持続可能な開発目標(SDGs)の考え方と紐付けて整理することで事業活動を可視化した。
民間企業Aにおける環境配慮ガイドライン作成支援
全国に複数の事業所を有する民間企業において、環境配慮に関するガイドライン作成、定量化評価手法等について助言・支援を実施した。
生物多様性カフェの主催
以下をテーマに、生物多様性カフェを年に数回、企画・開催しています。
人の暮らしを支えてくれている生きものたち。
私たちは、その生きものたちのこと、その生きものたちと密に暮らしている人々のことをどれほど知っているのでしょう?
「生物多様性」はまだまだ知られていない言葉ですが、人の自然の未来を考える上で大事な概念です。
この言葉に込められた意味と、その保全について、コーヒーやお茶でも飲みながら学び、語り合う場にしたいと考えています。
生物多様性に配慮した緑化に関する企業への助言
会社のコア技術分野であり年間を通して活動している。民間企業のCSR活動推進や各種環境認証の取得に関連した調査・報告・提言等を行っている。
再生可能エネルギー関連事業に対する自然環境調査の実施
自然再生可能エネルギー関連の事業に対して、調査計画立案・現地調査・データ整理・解析・影響の予測・評価、環境保全措置の検討等を実施(主に風力、メガソーラーの施設計画)。
建設事業等に対する自然環境調査の実施
各種の建設事業に対して、調査計画立案・現地調査・データ整理・解析・影響の予測・評価、環境保全措置の検討等を実施(道路・ダム等の建設環境に関わる事業)。
一般社団法人における環境活動
某協会において「新中長期ビジョン」を実現するため、本部「ビジョン実行委員会」の委嘱、また「技術革新対応WG」のメンバーとして、アセス業界における協会の今後の役割・あり方等について協議等を進めている。
さらに、同協会関西支部運営委員として、協会の各事業やイベント等をサポートした。
生物多様性ツールの作成
2017年3月から実施している冊子作成「どうしたら伝わる生物多様性 生物多様性理解促進のためのパンフレットを作成する皆様へ」の2年目業務として携わった。編集協力企業として、委員会、ヒアリング、冊子作製などに関わり、2017年9月にパンフレットが完成した。
生物多様性に配慮した自然公園内の施設整備と運営に関する助言
県立自然公園内において、新たに計画されたアミューズメント施設(環境アセスメントの実施義務無)の立地に対して、自然環境保全と適切な公園利用の観点から、1年間を通じて様々な調査・提案・提言を実施した。施設運営の条件について、環境配慮事項を盛り込んだ。
一般社団法人環境アセスメント協会での活動
一般社団法人環境アセスメント協会の「新中長期ビジョン策定委員」の本部委嘱を請け、委員としてアセスメント業界の将来像や今後の協会の役割・あり方などについて協議、冊子をとりまとめている。また、関西支部運営委員として、協会や環境省等の各種イベントなどをサポートした。
再生可能エネルギー関連事業に対する自然環境調査の実施
各種の再生可能エネルギー関連事業に対して、調査計画立案・現地調査・データ整理・解析・影響の予測・評価、環境保全措置の検討等を実施(主に風力、メガソーラーの施設計画)。
建設事業に対する自然環境調査の実施
各種の建設事業に対して、調査計画立案・現地調査・データ整理・解析・影響の予測・評価、環境保全措置の検討等を実施(主に道路・ダム等の建設環境分野)。