登録年度 | 2023年度 |
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氏名 | 三井 元子 (ミツイ モトコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | -10代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、資源・エネルギー |
主な活動地域 | 東京都 |
主な経歴 | 綾瀬川・荒川・花畑川を中心に、水質・生物調査を行い河川浄化提案を行う。河川の歴史や川まちづくり、水防災についての講演会を多数開催。資料の編集を行い、市民参画を推進してきた。特に親子学習会や生徒と地域がともに学ぶ公開授業の創出に力を入れている。 |
特記事項 | プロジェクトWET ファシリテーター、CONE リーダー、自然体験活動指導者。(公益社団)日本河川協会理事、NPO法人あらかわ学会副理事長。2006年 第8回日本水大賞国土交通大臣賞、2013年 平成25年度地球温暖化防止活動環境大臣賞受賞。『花畑運河の今昔』著・編集。 |
活動の紹介
「足立区の8つの川をめぐるバスツアー」

足立区は8つの河川に囲まれている。近年では水質が向上しているにも拘らず、区民は区内には汚い川しかないというマイナスイメージしか持っていない。そこで、市民が川の歴史や身近な川の文化的価値を知り、川まちづくりに参画していくことができるよう「8つの川を巡るバスツアー」を企画・実施した。特に若い世代を巻き込みたいことから1回目は親子企画として、小学校高学年親子を対象として募集。綾瀬川・垳川では水質検査を行い、荒川沿いの施設でプロジェクトWETの 「水の旅」ゲームを行った。
太陽熱エネルギーを学ぼう!
足立区環境課から出前授業委託を受けて、3年生150人(5クラス)に、太陽熱温水器模型キットを使った授業を行った。キットを組み立てて水を入れ、太陽に当てておくと水温が15分間で12℃上がったチームもあり、太陽の熱エネルギーに驚いていた。また、太陽熱による冷暖房、地域熱利用、太陽熱発電などの世界の利用状況や太陽熱利用がCO²削減に大きく貢献することを説明した。
プールのヤゴ救出大作戦!
公立の屋外プール清掃前にトンボの幼虫(ヤゴ)を救出し、持ち帰って育て羽化の様子を家族で観察してもらう活動。トンボの飼い方や生態について解説。2004年から継続して実施しており、リピーターも多い。近隣の中学校からボランティア応募者が20人あり、受付業務や監視業務を教育して手伝ってもらっている。
『イノシシが泳いできた荒川』出版
2019年の台風19号で避難体験した少年が荒川に関心を持ち、父親と一緒に探検の旅をする物語に始まり、第2章では実際に少年がインタビューをした方々が執筆して荒川での活動や想いを綴っている。最終章では、荒川における市民参画を紹介して未来へとつないだ。