登録年度 | 1996年度 |
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氏名 | 吉迫 勝意 (ヨシザコ カツイ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 80代 |
専門分野 | 地球温暖化、資源・エネルギー、産業 |
主な活動地域 | 高知県高知市 |
主な経歴 | 1.都市計画事業、公共用地取得に伴う調査・補償コンサルタント業務に携わってきました。その間環境調査、環境基本計画作成にも取り組んできました。2.平成14年からは、環境マネジメントシステムの審査・構築支援、事業所や家庭の省エネ診断、新エネ・再エネの環境学習にも取り組んでいます。 |
特記事項 | 自治体の廃棄物減量等推進審議会委員、環境基本計画作成市民の会及び推進会議代表等を歴任、現在2つのNPO法人理事に就任しています。修士(環境プログラム環境学科)技術士(建設)、CEAR登録環境審査員補、エコアクション21審査人、ビル省エネ診断技術者登録 |
活動の紹介
令和5年度高知環境絵日記一次選考委員
2023年10月21日(土)9:30~16:00環境カウンセラーとして令和5年度高知「環境絵日記」一次選考委員を務めた。県内80小学校から3,800作品の応募があり、審査対象686作品から入賞100作品を審査選考する一次選考会にボランテイアとして参加した。今年のテーマは、“未来につながれ!私の推し”で食べ物、暮らし、海、川、山の自然と生き物、ゴミ・リサイクルなど夏休み中の体験を絵日記にした内容で子供独特の気づきがリアルに伝わってきて楽しく審査が出来た。
カーボンニュートラルの最近最近の動向について
2023年9月19日(火)エコアクション21審査で訪問したD社の最終会議前に約30分要請によりカーボンニュートラルに向けた最近の動向について資料により解説した。当社は、物流事業、コインパーキング運営、一般廃棄物及び産業廃棄物の収集運搬、遺品整理業などを行っている。気候変動については1970年代から予測されていたが、近年の気候危機に対して温暖化ガス削減だけではなく脱炭素技術の開発やビジネスモデルの転換という移行の考え方が主流になってきた。従来の経済活動の延長では人類は地球環境と共存できなくなっている。脱炭素の視点を織り込んだ企業経営が重要な課題となる。
環境カウンセラー活動事例報告会参加
2023年2月5日(日)環境カウンセラー活動事例報告会に発表者として参加した。
2000年4月北海道環境カウンセラー協会設立参加以来の活動の概要と2020年高知市に転居後の活動についてまとめた。高知県ではエコアクション21審査活動の他、高知県SDGs推進アドバイザー、ECU ESD学会で発表した「生物多様性の危機と棚田・里山の再生」が地域循環共生圏に繋がること、高知職能短大の環境分野の講師等を勤めており15分間の発表と2月15日に30分のインタビューを受けWeb公開のほか「環境カウンセラー活動事例集」として発刊された。
生物多様性の重要性について
組織は、コインパーキング、産業廃棄物・一般廃棄物収集運搬、ビル清掃事業、配送・商品管理サービスなど多様な業務を経営している。審査終了会議の前に各部門担当者15名、に対して要請により生物多様性の重要性について、高知県の現状を基に30分間情報提供を行った。SDGsの目標6,12,14,15,に繋げて生物多様性減少の要因、生物多様性はなぜ必要か等について解説した。
高知県SDGs推進アドバイザー
電解水素整水器製造販売メーカーの高知事業所従業員を対象に、SDGsの基礎学習を行った。当社のマテリアリテイは「健康」「医療」「環境」「サプライチエーン」「社会」と策定されており、それぞれの課題、目標達成のため全社員を対象にSDGsの基礎学習を依頼された。「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジエンダ」を基に、SDGsが国連総会で採択された意義・経緯及びSDGsの特徴である「変革」「普遍的」「包摂性」「不可分」等について基礎学習をした。
高知県SDGs推進アドバイザー
県内のA建設業者を対象に、高知県SDGs登録制度に叶うよう、第1回目はSDGsの基礎学習をした。ISO14001認証事業者のため、SDGsをISO14001で効果的に回す事業との一体化の仕組み、サプライチエーンを通じた社会の期待に応えるシステムについて解説した。どこまで「自分ごと」として認識できるかが課題となるなど優先課題の抽出へつなげた。
組織は自社の取組にSDGsを取り入れ事業全体にSDGsを導入し地域社会への貢献に繋げたいとの希望があった。
SDGs高知県登録推進アドバイザー派遣事業
県内のA建設業者を対象に、高知県SDGs登録制度に沿うよう、第1回目はSDGsの基本学習、取組の優先課題の選定について、建設業のバリューチエーンとSDGsをマッピングし、質疑応答の形で進めた。対象者は2名の取締役の方で、自社の将来を考え真剣だった。対象企業は、主要技術者の高齢化、人材雇用難、ICT技術への対応など多くの課題を抱えており、SDGsに取組み従業員の「自分ごと」としての取組を期待している。
令和3年度高知「環境絵日記」一次選考に委員として参加
小学生を対象に、夏休み中家族と一緒に環境について考え、行動し、その経験を1枚の絵日記に表現することで環境への意識や理解を育んでいくことを目的に行われている。今年の参加校は84校、4268作品が集まり604作品に絞られたものについて、100作品を選考するため実施された。本年のテーマは「未来につなごう 高知のたからもの」で「カメは何ていうかな」「ツキノワグマを守ろう」「森林は高知の宝物」等々子供らしい視点の素晴らしい作品が多く楽しく選考作業ができた。
生物多様性の危機と棚田・里山の再生
生物多様性の減少が続いており、気候変動、外来種の侵入をはじめ各地で耕作放棄地が増加している等、高齢化・人口減少等による人の関りの減少が主要因と考えられている。高知県内の約3千種ある維管束植物の3分の1が絶滅危機にあり、その現場を知るため高知県のレッドリストの確認及び棚田・里山の現状(土佐町、梼原町等)、和紙紙漉きの工房(土佐和紙工芸村くらうど、かみこや(ロギール・アウテンボーガルト氏)を訪ね、歴史的な和紙の原料栽培、加工についても調べた。その内容を調査論文としてまとめた一部を発表した。
最近の(H28~H30) 環境カウンセラー活動について
環境活動団体の集会で、最近の活動について発表した。1.環境広場さっぽろ、恵庭・環境エネルギー展で継続していた、子供達への新エネ等のキットでの環境学習 2.小学校等公共施設での省エネ診断 3.ドイツ人環境活動家との意見交換会・フィールドワークについての活動経験を、質疑応答しながら紹介した。
食品製造業者の食品廃棄物・リサイクルについて
食品製造業者に対してEMS取得支援をする中で、適用される環境関連法規について講義した。特に、食品リサイクル法の再生利用、食品ロス、定期報告、排出事業者の責任について説明した。
環境マネジメントシステムと生物多様性保全について
生物多様性が減少した要因は、土地利用の改変による生息地の消失や分断、汚染、外来種の侵入などが世界中で共通した問題であること。耕作放棄農地にみられるように、農地・里山が人間の関りが縮小し、生物多様性の減少が進んでいる。最近は地球温暖化による生物の絶滅も危惧されている。電力・燃料使用量の削減に取り組むことは、自社のコスト削減にもなり、地球温暖化防止への活動になる。人間も生物多様性の中で生きている、紙も原料は木材である、植林や森林保全の活動に参加したり、寄付するなどの貢献方法がある。
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済