登録年度 | 1996年度 |
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氏名 | 祐川 英基 (スケカワ ヒデモト) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 大気、公害・化学物質、3R |
主な活動地域 | 埼玉県さいたま市 |
主な経歴 | 昭和51年4月より大気、排ガス、悪臭、騒音、振動、水質測定業務に従事し、工場・事業場及び官公庁における環境改善、苦情対応をサポート。特に臭気問題においては、一般住宅から店舗、工場・事業場などからの相談を受け、それぞれの現場に応じたさまざまな対策を提案してきた。 |
特記事項 | 臭気判定士、臭気対策アドバイザー |
活動の紹介
コンポスト施設見学会のコーディネート
某団体より、コンポスト施設の見学会を企画できないかと申入れがあり、コンポストに取組む会社にお願いし、見学会をコーディネートした。
見学内容は、紙面により概要説明とその後現地見学とし、コンポスト化の要点や臭気対策の要点について説明し、脱臭装置排気の臭気確認も実施した。
畜産臭気に対する対応の仕方
某地方新聞社から、畜産臭気で苦情があり、どのような対策や考え方があるかとの取材を受けた。
臭気が周辺環境に影響を及ぼしている発生源は、一般的に畜舎からのものと集糞したものを堆肥化する施設や焼却処分するときの排気ガスがある。それぞれの発生源で影響する範囲が異なり、臭気対策も高濃度から低濃度領域のものがあるので、状況にあった対策を組合せることが必要となると助言した。
異臭の発生の測定方法について
某マンション内において不快臭が発生することがあるとのことで、どのような分析装置や考え方で把握できるか相談があった。
現地調査を行い、測定対象の設置条件の詳細を把握し、機器分析による分析方法や5日間連続測定のモニタリング手法について助言した。
臭気調査の対応の仕方 ~実際の事例から~
主に室内臭気問題における臭気調査方法について、ヒアリングのポイント、調査すべき箇所と調査手法を測定器などを使用しながら、講演した。また、臭気苦情の発生に繋がる大気の現象やにおいの数値化とその評価方法についても説明した。
食品残渣の堆肥化における脱臭装置の紹介
近年、食品残渣の堆肥化に取組む、企業や自治体が増えている。その堆肥化における悪臭をどのように低減するべきか、設計コンサル会社や大手建設会社に情報を提供することが必要である。今回は、大手建設会社から依頼され、脱臭装置の現地見学会を企画し、発生源から排出までの対策のポイントや技術を紹介した。
一般的飲食店の排気に対する臭気対策について
都市環境における飲食店の厨房排気臭に対する法的規制、対策技術、施工における注意事項などの事例を、施工発注者、建築設計者、設備施工会社の担当者に講演を実施した。
におい・かおり環境アドバイザーの活用について
認定資格として、におい・かおり環境アドバイザー制度が開始されたので、広く承知してもらうための講演を行い、相談方法や相談事例を示した。
嗅覚測定法について
悪臭防止法に定められている嗅覚測定法について解説し、測定の考え方や注意点の講義を実施した。
消臭剤の利用とマーケティング
においを人が感じる機能など基本的なことから説明し、消臭剤に関連する団体の紹介、また、一般的な消臭剤の利用分野や、今後の利用先の可能性などを技術的視点から説明した。
臭気の測定概論と実務
今年度も臭気判定士の国家試験の受験希望者に測定概論及び測定実務の講師を務めた。実際の測定器具も持込み、具体的取扱方法と注意点も説明した。参加者:15名
建物のカビの臭いをどう評価するか
生活とカビに関する講演会において、臭いの評価の講演の座長を実施した。会場から多くの質問があり、座長として臭いの分野に関する最新の分析法など紹介した。
悪臭苦情の対策事例
騒音・振動及び悪臭行政の担当者向け研修会で、悪臭について、苦情受付のポイント、人の嗅覚についてや臭気対策技術の紹介などの講演を行った。参加者:106名
建築士による設備施工の基本と臭気問題
住宅やマンションなどにおける臭気問題が何故発生してしまうか、一級建築士の方をコーディネートし、水回り設備やエアコンの配管などについて講義をお願いし、臭気の立場からデスカッションをする方式で討論会を実施した。参加者:21名。
ごみの収集分別について
地元の自治会で新規住民に対し、ごみの出し方とリサイクル品の出し方を説明する資料として、地図に収集場所を示し、よくある不適物の写真も添えたものを作成し自治会に提供した。
臭気測定の概要と実際の測定方法
臭気判定士の国家試験の受験希望者に測定概論及び測定実務の講師を務めた。測定方法が具体的に分かるよううに、実際に使用する器具を持込み、扱い方と使用方法を説明した。参加者:7名