登録年度 | 1996年度 |
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氏名 | 赤澤 豊 (アカザワ ユタカ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 生態系・生物多様性、水質、消費生活・衣食住 |
主な活動地域 | 東京都渋谷区 |
主な経歴 | 多摩川における外来植物駆除活動の企画・運営(平成23から26年度)。科学技術振興機構主催のサイエンスアゴラの企画・出展(テーマ:23年度「自然と共生した街づくりと防災」、24から26年度「生活・産業と外来生物」)。葛飾区生物多様性推進協議会の企画・運営支援(平成25から26年度)。 |
特記事項 | 技術士:環境部門(自然環境保全)、建設部門(建設環境、港湾及び空港)、総合技術監理部門(建設環境)。著書(共著)「身近な環境調べ」(オーム社)、(共著)「技術コンサルティングハンドブック」(オーム社)他。監修「はじめての にほんちずえほん」(パイ インターナショナル)他 |
活動の紹介
サイエンスアゴラ2022「外来生物と生物多様性~地域の自然の豊かさを守ろう~」の企画運営
生物多様性の保全と持続可能な利用を図ることを目的とした一般社団法人生物多様性保全協会に所属し、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する科学イベント・サイエンスアゴラに参加した。
海に囲まれ四季がある日本では、固有で豊かな自然が育まれてきた。豊かな自然に対する脅威の一つに外来種で、パネル展示や生体展示と解説員との対話により、日本の自然と外来種の防除について来場者と共に考えた。
来場者からは、在来種の様々な被害が分かった、同じ命である外来種を駆除することが心苦しいなどの感想があった。
葛飾区生物多様性かつしか戦略実行計画の策定委員の運営
令和4年3月に策定された第2次葛飾区環境基本計画を受け、生物多様性の保全のための取組を検討する「第2次生物多様性かつしか戦略実行計画」の策定委員会が設置された。令和4年9月第1回委員会が開催され、私は、座長として委員会の運営を担当し、実行計画の取組内容の検討や品質等を管理した。計画の策定過程において、アンケート調査を実施し、生物多様性推進協議会の会員等から広く意見や提案を求め、実行する取組として整理した。現在、生物多様性推進協議会事務局が令和5年の策定を目指し、各取組をとりまとめ中である。
葛飾区生物多様性推進協議会の運営
葛飾区が設置した生物多様性推進協議会の会長として、協議会を運営し、また、協議会の参加団体の運営や活動について、相談・助言等を行った。
区の担当者と協議会の正副会長は、2ヶ月に1回程度の頻度で生物多様性の保全のための施策推進の方法や活動のあり方、実施方法等について協議した。協議会の活動としては、葛飾区環境・緑化フェアの出展、区内の自然保護区域や自然作成区域等の良好な自然環境地域の見学会(勉強会)等がある。
サイエンスアゴラ2021「命のつながりと生物多様性~陸と海の豊かさを守ろう~」の企画運営
生物多様性の保全と持続可能な利用を図ることを目的とした一般社団法人生物多様性保全協会に所属し、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する科学イベント・サイエンスアゴラに参加した。
人間や他の動物は、命を維持するために食料として他の命をいただいている。農作物に被害を与えている在来種のイノシシの命や在来種に悪い影響を与えている外来種のアメリカザリガニやアレチウリなどの生物の命をテーマに、食物連鎖・様々な命のつながりから、人と野生生物との持続可能な関係・共生のあり方を来場者と一緒に考えた。
葛飾区環境基本計画策定委員としての意見・提案
昨年度に設置された葛飾区環境基本計画策定委員会の委員として、計画策定に関与した。自然環境の保全に関する意見、提案については、私が会長を務める葛飾区生物多様性推進協議会の会員の意見をアンケートやヒアリングにより集約し、委員会で発言した。本年度の委員会は、令和3年8月11日、11月9日に開催され、令和4年1月28日に計画(案)としてとりまとめ、無事に葛飾区長に報告した。
葛飾区生物多様性推進協議会の運営
葛飾区が設置した生物多様性推進協議会の会長として、協議会を運営し、また、協議会の参加団体の運営や活動について、相談・助言等を行った。
区の担当者と協議会の正副会長は、2ヶ月に1回程度の頻度で生物多様性の保全のための施策推進の方法や活動のあり方、実施方法等について協議した。協議会の活動としては、「カンタンの里」と「カンタンの生息地」の維持管理方法の検討、「昆虫標本づくり」のイベントの開催、神代植物公園植物多様性センターの見学会(勉強会)等があった。
葛飾区環境基本計画における自然環境保全に関する意見・提案
現行の葛飾区環境基本計画は、令和23年度に策定され、現在、葛飾区は、令和4年度の改定に向け策定委員会を設置し、検討作業を行っている。先行して葛飾区基本計画の策定を行っているが、基本計画では自然環境保全を独立した項目とした構成にはなっていない。この上位計画との整合性を図りながら環境基本計画の中に自然環境保全を位置づけることの難しさがある。
私は、自然環境保全を専門とする策定委員として、都市域における自然環境保全の考え方について、生物多様性推進協議会の意見をとりまとめ、提言・提案を行った。
サイエンスアゴラ2020「命の価値 ~生物多様性から考える~」の企画運営
生物多様性の保全と持続可能な利用を図ることを目的とした一般社団法人生物多様性保全協会に所属し、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する科学イベント「サイエンスアゴラ」に参加した。
現代社会は、人・モノ・情報が極めて大量に高速で世界中を移動し、一地域で発生した新型コロナウイルスによる感染症は、瞬く間に世界中に広がった。科学技術によりグローバル化した現代社会において、「命とは何か?」について外来生物の「命の価値」をテーマにオンラインのパネルディスカッションで考えた。
多摩川河川敷における特定外来生物の防除活動
私が所属する一般社団法人生物多様性保全協会は、調布市や地元企業等との連携により市民参加型の活動として、多摩川河川敷で特定外来生物のアレチウリの防除活動を実施してきた。
活動は、毎年、芽生えの春と結実前の秋の2回実施してきたが、今年度は、新型コロナウイルスの感染予防のため、春の活動は中止となり、秋の活動は参加者を公募することはせず、協会会員と環境教育施設「調布市多摩川自然情報館」の解説員と協働で9月26日に実施した。
葛飾区生物多様性推進協議会における相談・助言
葛飾区が設置した生物多様性推進協議会の会長として、協議会や参加団体の運営や活動について、相談・助言、行事参加等を行った。
区の担当者と協議会の役員は、2ヶ月に1回程度の頻度で生物多様性の保全のための施策推進の方法や活動のあり方、実施方法等について協議した。相談・助言については、協議会の正副会長と「生物多様性に配慮した駅前再開発」における留意点等について、区の都市計画担当者に行った。
また、参加行事については、「メダカの講演会」や「東京港野鳥公園の見学会」がある。