登録年度 | 1996年度 |
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氏名 | 小田 信治 (オダ シンジ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 東京都江東区 |
主な経歴 | 昭和56年(1981)4月清水建設株式会社入社。主に環境アセスメント、工事での猛禽類生息環境保全対策、医薬食品工場等の防虫対策、企業緑地の生物多様性貢献度評価等の業務を担当。平成29年(2017)6月清水建設を退社し、同年7月より、一般社団法人日本環境アセスメント協会に勤務。 |
特記事項 | 技術士(建設部門・建設環境)、生物技術者連絡会運営委員長、(一社)アニマルパスウェイと野生生物の会幹事、NPO法人ちば環境情報センター監事、千葉県生物学会会員、環境アセスメント学会会員 |
活動の紹介
エコプロ展・アニマルパスウェイ展示
アニマルパスウェイはリスやヤマネなどの樹上性動物をロードキルから守るための橋で、(一社)アニマルパスウェイと野生生物の会では、普及活動を実施している。東京ビッグサイトで開催のエコプロ展(12月6日から8日)に出展し、アニマルパスウェイの展示を行った。
谷津田保全活動「稲刈り」
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動の恒例イベントとして「稲刈り」を開催し、運営を担当した。参加者には稲刈りの方法と暑さ対策、マムシなどに注意するなど、安全確保についても説明した。
トンボはドコまで飛ぶかフォーラムのトンボ調査
トンボはドコまで飛ぶかフォーラムでは、京浜臨海部の環境の質の向上に向けた取り組みを行うため、工場内のビオトープや公園の池等で飛来するトンボを捕獲し、種類などを記録した後、はねに番号を書いて放すマーキング調査を行っている。
今回は横浜市鶴見区のキリンビール横浜工場で調査を行った。工場内にはビオトープ池があり、トンボが生息している。今夏は酷暑が続き、厳しい暑さの中での調査となった。
捕獲したトンボ:シオカラトンボ9頭、オオシオカラトンボ1頭、ショウジョウトンボ1頭
谷津田保全活動「水生生物観察」
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動のイベントとして「水生物観察」を開催し、運営を担当した。田んぼや小川に生息する小魚等を捕獲して観察を行った。子供たちが捕獲した外来種のアメリカザリガニは湯がいて食べた。
環境影響評価方法書の解説等
千葉市M区S町開発計画に係る環境影響評価方法書について事業者による説明会が開催された。本説明会の参加にあたり、市民を対象にした環境アセスメント制度と本開発計画の環境保全上の問題点の解説を行った。説明会では市民から谷津田の保全に対する多くの意見があった。また、市民からは55通の意見書の提出があった。9月1日の市長意見では谷津田保全区域を事業計画地から除外する等の意見が出された。
生物技術者連絡会の運営
生物技術者連絡会の運営委員として、コロナ禍の中、メールやZOOMにより、運営委員会の開催を5回実施した。
運営委員会では、セミナー開催方法について意見交換を行った。コロナ禍で対面の総会セミナーは、中止していたが、今回は、ZOOMにて行い、会員との情報交流を行った。セミナーは新法「ため池特措法」と生物技術者のかかわりについて行った。
谷津田保全活動「どんとやき」
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動の恒例イベントである「どんと焼き」を開催し、運営を担当した。
どんとやきの火は、マッチやライターを使わずに、イベントとして、火おこし器を使って着火した。
アニマルパスウェイ普及アニメのためのクラウドファンディング
アニマルパスウェイはリスやヤマネなどの樹上性動物をロードキルから守るための橋で、全国に10か所設定されれている。(一社)アニマルパスウェイと野生生物の会では、さらの普及を目指して、アニメ作成を行うことし、資金をクラウドファンディングで寄付を募った。2022/10/17から12月15日まで2ケ月間で目標300万円を集めることができた。これを資金にして、今年5月にアニメを完成して、YouTubeなどで配信の予定である。
谷津田保全活動「稲刈り」
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動の恒例イベントとして「稲刈り」を開催し、運営を担当した。参加者には稲刈りの方法とマムシなどに注意するなど、安全確保についても説明した。
トンボはドコまで飛ぶかフォーラムのトンボ調査
トンボはドコまで飛ぶかフォーラムでは、京浜臨海部の環境の質の向上に向けた取り組みを行うため、工場内のビオトープや公園の池等で飛来するトンボを捕獲し、種類などを記録した後、羽に番号を書いて放すマーキング調査を行っている。
今回は横浜市鶴見区の二ツ池公園で調査を行った。二ツ池は、灌漑用溜池で、ヨシなど水生の植物が豊富で、県内では絶滅の危機に瀕しているイトトンボなど貴重な昆虫の生息地になっている。
結果は参加者15名(家族、こども他)、捕獲164頭、11種(シオカラトンボ、コシアキトンボ、ギンヤンマ、チョウトンボ他)であった。
生物技術者連絡会の運営
生物技術者連絡会の運営委員として、コロナ禍の中、メールやZOOMにより、運営委員会の開催を5回実施した。
運営委員会では、セミナー開催を中心に意見交換を行った。例年の総会セミナーは、今回も中止とし、ニューズレターと総会資料を会員に配布することで、会員への情報提供を実施した。
谷津田保全活動「収穫祭」
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動の恒例イベントとして「収穫祭」を開催し、運営を担当した。
弓矢コーナーでは、こどもたちに里山にあるネザサで弓、セイタカアワダイソウで矢を作成し、自然で遊ぶ楽しさを知ってもらった。
エコプロ2021「持続可能な社会の実現に向けて」出展
12月8日から10日まで東京ビッグサイトで開催されたエコプロ2021にヤマネ・いきもの研究所と共同出展し、アニマルパスウェイの普及啓発を行った。当会ブースには子供たち中心に約1,000名の来場者があり、また自治体関係者、研究者、自然保護団体などの来場者もあり、意見交換することができた。
谷津田保全活動「稲刈り」
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動の恒例イベントとして「稲刈り」を開催し、運営を担当した。参加者には稲刈りの方法とマムシなどに注意するなど、安全確保についても説明した。
トンボはドコまで飛ぶかフォーラムのトンボ調査
トンボはドコまで飛ぶかフォーラムでは、京浜臨海部の環境の質の向上に向けた取り組みを行うため、工場内のビオトープや公園の池等で飛来するトンボを捕獲し、種類などを記録した後、はねに番号を書いて放すマーキング調査を行っている。
今回は横浜東横フラワー緑道(JR横浜駅北東にある東急東横線の線路跡・延長約1.4kmの緑道公園)を担当した。トンボの調査を行うとともに、参加者にトンボの捕獲方法等のアドバイスを行った。コロナ禍でもあり、参加者は少なく、天候に恵まれず、捕獲数も少なかった。
技術発表会での基調講演
北海道に本社をもつ土木設計事務所の社員技術発表会の基調講演の依頼を受けて講演を行った。テーマは「生き物からみた土木技術」で、建設事業が生態系に及ぼす影響と保全対策を生き物の視点から捉え、地域環境と共生した土木技術についての考え方を解説し、保全対策の事例の紹介を行った。
トンボはドコまで飛ぶかフォーラムのトンボ調査
トンボはドコまで飛ぶかフォーラムでは、京浜臨海部の環境の質の向上に向けた取り組みを行うため、工場内のビオトープや公園の池等で飛来するトンボを捕獲し、種類などを記録した後、はねに番号を書いて放すマーキング調査を行っている。横浜市内の某工場のビオトープを担当し、トンボの調査を行うとともに、参加者にトンボの捕獲方法等のアドバイスを行った。
谷津田保全活動「案山子づくり」
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動の恒例イベントとして「案山子づくり」を開催し、運営を担当した。参加者は自宅から古着を持参して、竹の切り出しから参加し、親子で楽しみながら思い思いの案山子を作って、たんぼに設置してもらった。
生物技術者連絡会の運営
生物技術者連絡会の運営委員として、コロナ禍の中、メールやZOOMにより、運営委員会の開催を6回実施した。
運営委員会では、セミナー開催を中心に意見交換を行った。例年の総会セミナーは、中止とし、ニューズレターと総会資料を会員に配布することで、会員への情報提供を実施した。
生物技術者連絡会の活動、セミナー開催
生物技術者連絡会の運営委員として参加し、調査研究、セミナー・勉強会の企画・開催、会誌発行等を行い、生物技術者の情報交換や社会的地位向上のための普及・啓発等の活動を行った。今年は、「生物技術者とNPO」をテーマに、NPO法人活動における生物技術者の役割と期待について有識者やNPOの活動家を招いてセミナーを行った。
谷津田保全活動「収穫祭」
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動のイベントとして「収穫祭」を開催し、運営を担当した。小学生を対象に里山にあるもの(ネザサ、セイタカアワダチソウの茎)で弓矢づくりと的当てを行い、自然の中での遊びを通じて自然に親しんでもらい、生物多様性を体感していただいた。
騒音の基礎と最近のアセス手法
環境アセスメントの実務者に対して騒音の有識者を招いて「騒音の基礎と最近のアセス手法」をテーマに講演会を行った。環境アセスメントにおいて騒音は、開発事業で必ず対象となる環境項目であるが、測定機器任せになりがちである。基礎から騒音とは何かを学ぶととともに、近年、風力発電で問題となる低周波空気振動の動向についても情報提供を行った。
「川遊び」による環境教育
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動の夏のイベントとして「都川 川遊び」を開催し、運営を担当した。
小学生を対象に千葉市内を流下する都川で、魚取りを行い、川の自然に親しむとともに、川に生息する魚類やヤゴなどの水生生物の生態を知ってもらった。
生物技術者連絡会の活動、セミナー開催
生物技術者連絡会の運営委員として参加し、調査研究、セミナー・勉強会の企画・開催、会誌発行等を行い、生物技術者の情報交換や社会的地位向上のための普及・啓発等の活動を行った。
今年度は、「生物技術者連絡会25年の歩み」として、当会の活動履歴を振り返り、自然災害と生きものに係る生物技術者の役割と海外で活動している生物技術者の現状を紹介した。
アニマルパスウェイの設置適地調査
リスやヤマネ等の樹上性野生動物をロードキルから守り、森林分断で失われた移動経路の修復を目的に(一社)アニマルパスウェイと野生生物の会は、アニマルパスウェイの開発と普及活動を行っている。現在、国内外で9基のアニマルパスウェイが設置されている。山梨県北杜市には現在2基設置されているが、3基目の設置検討の依頼があり、適地の調査を実施し、設置上の課題等を報告した。
「川遊び」による環境教育
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動の夏のイベントとして「都川 川遊び」を開催し、運営を担当した。
小学生を対象に千葉市内を流下する都川で、魚取りを行い、川の自然に親しむとともに、川に生息する魚類やヤゴなどの水生生物の生態を知ってもらった。
谷津田保全活動「野草を食べる会」
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動の春のイベントとして「野草を食べる会」を開催し、運営を担当した。
市民・小学生を対象に自然観察と食を通じて里山の自然に親しんでもらい、生物多様性の恵みを体感していただいた。
第23回「野生生物と社会」学会大会でのアニマルパスウェイ製作・建設ガイドの発表
帯広畜産大学で開催された第23回「野生生物と社会」学会大会において、(一社)アニマルパスウェイと野生生物の会が発刊した「アニマルパスウェイ製作・建設ガイド」について講演発表を行った。
「野生生物と交通」に関する話題-様々な問題とその課題を考える、をテーマにしたセッションでは、ロードキルに対する調査や保全対策事例、ロードエコロジーに関わる研究発表があった。その中で保全対策の取り組み事例として本ガイドの作成と活用についての講演を行い、セッション参加者と意見交換を行った。
谷津田保全活動
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動に参加し、市民・小学生向けの米作りと自然観察や里山の維持管理を支援した。また、小学生には、根笹等による弓矢づくりなど、自然での遊び方を教えた。
生物技術者連絡会の活動
生物技術者連絡会の運営委員として参加し、調査研究、セミナー・勉強会の企画・開催、会誌発行等を行い、生物技術者の情報交換や社会的地位向上のための普及・啓発等の活動を行った。
今年度は、最新の環境関連法の対応や環境解析技術の現状を知り、今後の展開について考えるため、外来生物法、種の保存法、環境DNAについて、環境省の担当官と研究者を講師に招き、勉強会を行った。
アニマルパスウェイ製作・建設ガイドの作成
リスやヤマネ等の樹上性野生動物をロードキルから守り、森林分断で失われた移動経路の修復を目的に(一社)アニマルパスウェイと野生生物の会は、アニマルパスウェイの開発と普及活動を行っている。現在、国内外で9基のアニマルパスウェイが設置されている。アニマルパスウェイの効果的な設置と構造物としての品質と安全を確保し、今後の増設と普及に対応するため、本会のメンバーで「アニマルパスウェイ製作・建設ガイド」ver.1.0を作成し、発刊した。ガイド作成委員長としてそのとりまとめを行った。
アニマルパスウェイシンポジウム第2回広げよう『野生動物の歩道橋』~コリドーで繋ぐ森と命~
(一社)アニマルパスウェイと野生生物の会では、国連生物多様性の10年日本委員会連携事業としてアニマルパスウェイに関するシンポジウムを開催した。今回は、世界の野生生物と交通の現状を『HANDOBOOK OF ROAD ECOLOGY』にまとめたメルボルン大学のロドニィー・ヴァンダー・リー氏ならびに、アニマルパスウェイを英国で実現した自然保護団体PTES(絶滅危惧種のための市民トラスト)の研究者イーアン・ホワイト氏を招き、我が国の現状と対比して、情報の共有と意見交換を行った。
生物技術者連絡会
生物技術者連絡会の運営委員として参加し、調査研究、セミナー・勉強会の企画・開催、会誌発行等を行い、生物技術者の情報交換や社会的地位向上のための普及・啓発等の活動を行った。
生物多様性オフセットに資する生物多様性ポテンシャルマップの活用方策に関する研究
生物多様性オフセットは、環境影響評価における保全対策手法の一つであり、開発行為で失われる自然に対し、開発地外の別の土地で同様の自然を復元、創造、増強する行為である。本研究は、このオフセットについて、導入に向けたステークホルダーのニーズや、技術的課題の整理を目的に調査研究を行い、(一社)日本環境アセスメント協会研究部で研究を進めている「生物多様性ポテンシャ ルマップ(BDPマップ)」 について、オフセットでの活用方策を検討した。
谷津田保全活動
NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動に参加し、市民・小学生向けの米作り講座と自然観察や里山の維持管理を支援した。
アニマルパスウエイ研究会
アニマルパスウエイ研究会に参加し、会の運営とアニマルパスウェイ※の設置を普及するため活動を行った。
※リス、ヤマネ等の樹上性小動物をロードキルから守るための橋
生物技術者連絡会
生物技術者連絡会の運営委員として参加し、調査研究、セミナー・勉強会の企画・開催、会誌発行等を行い、生物技術者の情報交換や社会的地位向上のための普及・啓発等の活動を行った。
谷津田保全活動
千葉県内NPO法人が主催する千葉市内の谷津田保全活動に参加し、市民・小学生向けの米作り講座と里山の維持管理を支援した。
生物多様性認証制度の確立と普及
(一社)いきもの共生事業推進協議会の設立に参画し、企業保有緑地の生物多様性貢献活動の認証制度の確立と推進を支援した。
環境アセスメントの生物多様性分野の技術開発
(一社)環境アセスメント協会の理事として、環境アセスメント研究部会を主催した。研究成果については、環境アセスメント学会や公開セミナーで公開した。