登録年度 | 1996年度 |
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氏名 | 井上 求 (イノウエ モトム) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 資源・エネルギー、産業、3R |
主な活動地域 | 兵庫県神戸市 |
主な経歴 | ・国際協力機構JICA等での海外の指導を行っている。・ISO14001等の主任審査員を務めている。・技術士(衛生工学)資格と工学博士号を持ち、技術と経営の両面からコンサルティングを行っている。・国内外の企業や大学でISOや廃棄物処理、リスクマネジメントの指導や講師を務めている。 |
特記事項 | 調査研究、講演、執筆、研修・指導等様々な要望に対応しています。 |
活動の紹介
軽く事業活動に役立つEMSへの改善指導
2015年版EMS規格に改定されて4年以上たつが、未だ運用されているEMSは事業活動と切り離され、重荷になっている企業が多い。最近多くの企業のシステム改善を手掛けているが、その一例である。この企業のEMSの問題点は、規格の理解不足と審査への恐れから規格要求事項以上に重いしくみと力量管理や法規制順守評価の曖昧さなどであった。約半年かけて文書・記録類を半減し、授業活動をすればEMSの成果があがる仕組みに改善した。結果、経営者、従業員にも好評であった。
ケニア、ナイロビ近郊都市におけるごみ処理能力向上支援
福岡に本拠を置くNPOの活動メンバーの一員として、ナイロビ近郊自治体に新規導入されたごみ収集車の効果的な運用を支援するため、1週間の予定で11月19日に現地入りした。私に課せられた主な任務は、①現行車両のごみ収集状況の現況把握、②ごみ収集車維持管理状況とワークショップの現状把握であった。その結果、人力依存の非効率、不衛生な収集状況と定期点検など予防保全的な考え方の欠如が判明した。この結果を反映して2019年には、対応策に関する方策を現地国カウンターパートとシェアする予定である。
マネジメントシステムにおける技術者倫理
大多数の技術者が、環境や品質、安全衛生に関する倫理問題に直面しており、対応の仕方によっては深刻な問題を引き起こする重要な課題である。このような課題に対し、環境マネジメントなどの観点から、大学生を対象に講義を行った。
産業廃棄物処理業者又は廃棄物処理業者となるための講義
産業廃棄物処理業としての組織の在り方、廃棄物処理法をはじめとする環境法規制の順守の要点と不順守時のリスク、及び施設の概要等について講義した。同様の講義を全国各地で年間6~10回行っている。
産業廃棄物処理業者又は廃棄物処理業者となるための講義
公益法人の依頼に基づき、これから産業廃棄物処理業となろうとする者や業の許可を取得し、更新時期を迎える者を対象に、全国各地で講義を行った。講義にあたっては、処理責任の所在、受託者としての責任、社会が廃棄物処理業者、収集運搬業者に期待することなどを示すとともに、廃棄物処理法など法の順守が極めて重要であることを説明した。また、更新を迎える事業者には、過去5年間くらいを振り返って、経営環境の変化について示した。