登録年度 | 1996年度 |
---|---|
氏名 | 田村 憲司 (タムラ ケンジ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 土壌・地下水、環境アセスメント、環境教育、自然観察(植物、鳥、水生生物、昆虫、星空等)、森林保護、森林保護以外の自然保護、市民活動、地球環境問題、環境全般、その他 |
主な活動地域 | 茨城県つくば市 |
主な経歴 | 筑波大学大学院生命環境系教授。土壌学、土壌環境教育を専門としている。土壌の大切さ、土壌環境保全、自然保護について教育・研究を行なっている。日本全国で土壌の観察会を開催している。東日本大震災の原発事故後には、各地で放射セシウムの土壌中での挙動と植物への影響について講演している。 |
特記事項 | 日本土壌肥料学会代議員。日本ペドロジー学会評議員。著書「土の絵本全5巻」(農文協)など。 |
活動の紹介
子ども自然教室
ミュージアムパーク茨城県自然博物館において「子ども自然教室(土のアクセサリーをつくろう!)」を開催した。
「農業と環境」土壌断面調査実習
農地圃場にて土壌断面調査の実習を行った。
断面調査の方法について解説した。
つくばSDGsパートナーズ講座開催
つくば市・筑波大学との連携事業である「つくばSDGsパートナーズ講座」の開催、運営を務めた。
環境カウンセラー研修における活動事例の報告
環境カウンセラーの研修において活動事例報告を行った。
つくばSDGsパートナー講座の企画・運営
つくば市市民を対象にして、SDGs啓発のための講座を主宰した。
モンゴル国の砂漠化地域の草原回復のための研究調査
世界のいろいろなところで土壌荒廃が進んでいます。特にモンゴルや中国内蒙古自治区の半乾燥地域では過放牧による砂漠化が進行しています。その現場において、土壌保全のための基礎的土壌調査を行い、草原の回復と土壌保全のための調査を行っています。
生命を育む土壌の世界 ー自然栽培の魅力ー
一般市民を対象として、環境保全型農業の一つである自然栽培法について概説し、土壌保全の重要性、地力維持について講演を行った。
茨城県自然博物館における教育普及活動の推進と博物館ボランティアのコーディネート
茨城県自然博物館において博物館の教育普及ボランティア代表として環境教育の普及啓発および博物館ボランティアのコーディネートを行っている。本年は、コロナ後、ようやく、対面での教育普及活動ができるようになった。
環境カウンセラー研修においてパネラーとしてお話しした。
環境カウンセラーに対してESDの重要性、SDGs推進の必要性について理解を深めた。
無肥料・無農薬の自然栽培と土壌の肥沃性について
一般市民を対象として、環境保全型農業の一つである自然栽培法について概説し、土壌の地力維持機構について講演を行った。
土壌断面調査法
福島県立の農業高校において生徒たちを対象にして、土壌学の基礎的なことを講義した後に、圃場の土壌断面調査について実習を行なった。
つくばSDGsパートナー講座
つくば市市民を対象にして、SDGs啓発のための講座を主宰した。
環境カウンセラーESD学会講演
環境カウンセラーESD学会において生態系の基盤となっている土壌の役割について講演を行った。
土壌の環境教育の講演及び実習
福島県内の県立高校へ出前授業及び実習を行った。午前中土壌環境についての講義を午後には圃場における土壌断面の調査方法についての実習を行った。
鳥海山のジオパーク内の亜高山草原の土壌保全のための基礎調査
日本ジオパークに認定されている鳥海山に分布している亜高山帯の草原土壌の保全を目的に基礎的な土壌断面調査を実施した。
つくば市内里山の保全のための土壌環境調査
つくば市内に分布している里山の二次林下の土壌環境保全のための事前調査及び本調査を8月から12月まで行った。現在、土壌の諸性質について解析中である。
つくばSDGsパートナー講座の運営及び実施
つくば市-筑波大学と共催で表記講座の運営及び実施に携わった。本講座を受講する市民がSDGsの推進のための活動の主体者になる取組の入口のための講座として多くの市民が参加した。
茨城県自然博物館における教育普及活動の推進
茨城県自然博物館において博物館の教育普及ボランティアとして環境教育の普及啓発を継続的に推進してきている。本年度からボランティアの代表を務めることになったが、本年は、コロナ禍のため、十分な教育普及啓発活動を推進できず、ボランティアの資質向上のための啓発を行うにとどまった。
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
SDGsパートナー講座の開催
SDGsは全世界の市民、全国国民、市民が一体となって取り組む課題です。すべての人々がSDGs推進の主体者となるための講座を開催して、普及啓発活動を推進しなければなりません。
生命を育む土壌のひみつ
生態系の基盤となっている土壌の重要性についてわかりやすく解説します。植物を育てるはたらき、雨水を蓄えるはたらき、有機物を分解するはたらきなどを土壌は果たしています。世界中でその土壌が破壊されたり、汚染されたりしています。土壌を守っていかなければ、私たち人類は生存もできないのです。
土壌環境保全のための農地及び林地の土壌調査活動
日本のいろいろなところで土壌荒廃が進んでいます。その現場において、土壌保全のための基礎的土壌調査を行い、土壌保全の方策や持続可能な利用方法について提案します。
環境マイスター育成講座
自治体と市民のつなぐコーディネーターで、市民の環境教育の指導者としての環境マイスターを育成する講座を開催します。個別課題を設定して、実践研究として成果をまとめて発表していただき、指導者として活動していただきます。
Rangeland Ecosystems in Mongolia(モンゴルの放牧地生態系) の編集・出版
過放牧や干ばつによる砂漠化が進行しつつあるモンゴル国の草原の調査、回復に向けての研究を通じて、モンゴルの放牧地生態系という書籍を編集・執筆しました。