登録年度 | 1996年度 |
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氏名 | 小林 修 (コバヤシ オサム) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、水質 |
主な活動地域 | 熊本県合志市 |
主な経歴 | 昭和52年より熊本地下水の現状と県内の湧水地域の調査とともに動植物の生態系の検証実施。昭和63年から県の委託により県内のホタル生態調査を続ける。平成2年から熊本市より市民センターの主催講座「環境を考える」の専門講師で現在に至る。他、県教育センターや県内の学校機関で環境教育を実践。 |
特記事項 | 国土交通省「国勢調査」白川水系河川アドバイザーの委嘱のもとで、河川調査活動を実施。熊本市依頼の森林学習館において、講師として森のしくみを一般市民に向けて普及啓発している。平成26年度より、熊本県環境センターの「環境教育指導者」の委嘱を受け、県内の生き物の生態調査及び復元の実施。 |
活動の紹介
岩戸川の生態環境
5年生を対象にして実施。
子ども達も、何度も経験したことがあり、各自自主的に調査。同じ川でも、季節によって、異なる状況になることを学んだり、新たな発見があったりと充実した学習ができた。
岩戸川のビオトープ
2年生を対象にしての学習。2クラスにそれぞれ1時間ほど指導。子どもたちやそのクラスに応じて、内容を少し変更。
透視時計で、水の透明度を測ったり、生き物探しをする組と、パックテストを少しやってみたりする組にわけた。
いずれも、生きもの探しが一番人気だった。
岩戸川の水質調査
5年生を対象に、岩戸川の水質調査を実施。
ビオトープ学習もできて、子どもたちのパックテストする手際もかなり上手にできた。
ふるさとの川に対する愛着をもってもらえた。
岩戸川の生き物調べ
砥川校区岩戸川の生きもの調査
(水質調査、生きもの探し)
3年生、4年生の子供達に実施。
子どもたちは、楽しそうに学習、もっとやりたいという声が多かった。
砥川校区の生きものたちの生態
小学校校庭内のビオトープ池の生態検査
(パックテスト使用)
ネイチャーゲーム(学校内の植物や生き物調べ、音とりゲーム、ビンゴゲーム、伝言ゲーム、バットアンドモスゲームなど)
さらに、昆虫の標本を観察してもらった。
ビオトープ池に石灰石を入れて生きものの住処づくり
池の環境整備を子どもたちで行った。まずは、池のふちを
石灰石を使って強くした。まわりの植物をありのままにした。水深が浅くなっていたので、水の補給は雨水で入れた。パックテストで水質を測った。結果、生きものがたくさん見つけられた。ヤゴ、ハイイロゲンゴロウが見つかった。
石灰石で生きものの住処つくり
住処を作るための指導を行った。それは、川の水の流れ、酸素が入り込む状況、それから、強い水流に流されないための作り方、さらに、自然のエサが流れ込んでくるしくみを考えさせた。結果、サワガニ、エビが大量に発生したのを確認した。
岩戸川の生きもの生態調査
pH、COD、TH、アンモニア等の水質調査を実施。異常はなかった。次に、水生生物の調査を行った。ヒラタカゲロウ、ヤマトカワゲラ、ヒゲナガカワトビゲラ、ニッポンヨコエビ等の一級階級の水質を判定出来た。
小学校のビオトープ池調査
まず、子どもたちに池の生きものを採集してもった。
自然発生の生きものを確認出来た。トンボのヤゴやゲンゴロウの仲間たちを確認した。子どもたちで判定してもらったら、とても良い環境の池だとわかった。木漏れ日が入りやすい場所であったので生きものが生息しやすい環境であった。基本的なビオトープの指針を説明した。それは、自然に発生する生きものを調査するということを子どもたちは確認した。
岩戸川へのホタルの幼虫放流
小学校で、ホタルの生態やホタルを放流する時の注意事項を説明して現地に移動。ケースに入れた幼虫を子どもたちの手で放流した。岩戸川の生息環境に適しているかどうか、川の流れの環境状況を確認し水質検査を実施した。
田んぼの中の生きもの調査
熊本県益城町立飯野小学校5年生を対象とした校外学習指導。
学校の水田にて、水を張り、2週間後、子どもたちに田んぼの中の生きもの調査と水質調査を指導した。
パックテストの結果、水質良好、生きものは、生きた化石ホウネンエビ、カブトガニ、カイエビを確認。ハイイロゲンゴロウも見つかり、生きもの豊富な水田であった。
ホタルのエサとなるカワニナの増殖
熊本県益城町立飯野小学校4年生を対象とした校外学習指導。
熊本県にある岩戸川の川岸に、石灰石を子どもたちに投石してもらい増殖をはかる。(カワニナのカルシウム補給のため)
結果、石灰石にカワニナやサワガニが増えた。身近な自然の川を通じたビオトープ(復元)の学習を終えた。
ホタルの生態について
ホタルの生態、飼育について学ぶ。卵から成虫までの一生をパネルにて学んでもらった。ホタルのひかりの成分、ひかり方等のメカニズムを指導。さらに、教材用として命を学ぶ事をホタルの飼育を通して考えてもらった。
岩戸川の水質調べ
岩戸川の水の健康状態を調査。パックテスト及び、溶存酸素等の調べをした。テストの仕方、判定のやり方等を指導。まずはpH、COD、TH、アンモニア、残留塩素、透視度等の調べをした。調査の結果、判定は快適環境の調査結果が出た。子供達はふるさとの川を感じた。
岩戸川の生きもの調べ
小さな生きもの好きな子供達に岩戸川の豊な川であるかないかの確認。川で採集した生きものの種類、数によって環境評価をした。種類が多く、結果、快適環境の河川であると判明。その中身はカワゲラ、チラカゲロウ、サワガニ等たくさん確認された。
ビオトープづくりについての講話
ビオトープづくり。学校の校庭内にビオトープ池づくりを検討。その小さな池に育む生きものたちの命を考える学ぶため。生息空間の池づくりを設計した。
立田山のホタル観察勉強会
熊本市立田山のホタルの種類とその生態を学ぶ。調査した結果、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルが生息することがわかった。その生息条件が湧水が認められた。さらに、湧水池があり、ホタルのエサとなるカワニナ等が豊富であった。立田山は豊かな森であることがわかった。
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済