登録年度 | 1996年度 |
---|---|
氏名 | 塚原 和之 (ツカハラ カズユキ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 熊本県上益城郡益城町 |
主な経歴 | 平成6年から8年までフェニックス自然動物園(宮崎県)飼育課勤務。平成9年より11年まで、(有)九州自然環境研究所、平成12年から(株)森林総合企画において、野生動植物の環境アセスメント業務の調査及び取りまとめを行なう。平成13年より(有)西日本野生生物調査設立、同経営。 |
特記事項 | 博物館資料収集員(直翅目昆虫・平成7年8年)。県版レッドデータブック検討委員(平成15,16年)、日本鳥類学会会員、直翅類学会会員。著作数点(共著含む)。 |
活動の紹介
道路拡幅に伴う生息地への配慮
県道の拡幅箇所に、タナゴ重要種の生息地、谷戸環境が関連し、この保全方法を検討・提案した。
国の開発事業における生態系評価
種の保存法の国内希少野生動植物種の分布箇所の改変、認知がまだ低い極めて重要な地形の改変計画があり、生態や生息状況、地形については重要性の評価を含めて整理し、保全方法の選択肢について整理・提案した。
公共事業における保全措置の検証(2件)
1)都市域の再開発における自然(生物分野)の保存状況について、調査方法の提案と立ち上げを行っていたが、この追跡調査と評価のとりまとめ案を作成した。
都市域での再開発では、利用が過剰となり、住みやすさを左右する自然はおろそかにされやすいが、住宅地に緑地を残存させる、従来の植栽木を仮植後利用するなど、比較的積極的な対応がなされた。
2)高規格道路計画地の両生類の移殖後の評価をおこなった。
九州中部で繁殖するの猛禽類の生態のとりまとめ
九州中部の猛禽類の繁殖状況や生態について、開発事業での保全手法をあわせ、とりまとめを行った。
河川の植生・環境基盤の調査、評価、保全提言
九州中部の自然性が高い二級河川における生態系の基盤となる環境条件の洗い出し、植生の状況と特性の整理の実務、特性の整理方法、保全手法の洗い出しなどを行った。元請事業者のこれまでの河川管理者との良い関係の構築が良好とみられ、元請側の理解度は非常に高く、過去10年程度の調査状況も踏まえ、一定の総括がなされた。
一般企業の開発事業における生態系評価
九州中部の丘陵地における開発計画がある地区で、地質的な特異性、シカによる甚大な被害などの課題が多い地区の評価と報告書とりまとめについて提言と実務を担当した。種としては対象県の新産地、植生としては植物社会学的には未報告の特異な森林群落が含まれ、重要性の指摘、適切な扱いについて提言した。
繁殖猛禽類の調査と改変の影響評価手法の提案
高規格道路周辺に生息する可能性がある猛禽類の調査と生態のとりまとめ、評価方法について提言を行った。調査の結果、RL掲載種複数種の繁殖が確認され、影響の想定や低減措置(案)についてとりまとめを行った。
熊本県内風力発電建設アセスへの要望書の作成の際のアドバイス
なかにはずさんな調査もあるが、一方で適地とみられる事業もあり、再エネも必要で、譲歩できる地域などについて、客観的な視点からコメントすることを推奨した。
九州産鳥類目録の改訂にかかわる情報収集、情報整理、情報提供
野鳥の会熊本県支部の県産種リスト(2014)の改訂のための情報収集として天草で標識調査を実施、熊本県支部の県内記録の整理開始、また、宮崎県の鳥類目録(2015)にかかわる活動等、九州のリスト改訂関連作業に携わる。
環境省鳥類標識調査員の希望者への現地研修
鳥類標識調査員を希望、または検討する人への研修活動を行った(大学生と森林総合研究所職員の2件)。
風力発電建設アセスにおける植物相・植生調査とりまとめ、並びに生態系とりまとめアドバイス
風力発電建設事業アセスにおいて、植物相と植生調査と報告書作成、並びに生態系のとりまとめのアドバイスを行った。他にも、新規鉱山開発事業の生態系とりまとめのアドバイス等を行う。
宮崎県版レッドリスト改定にかかわる昆虫種の選定とカテゴリー検討
宮崎県昆虫目録2020(宮崎昆虫調査研究会)県産バッタ目134種の特性を整理しており、これに基づく県RLカテゴリー(案)を設定、2021年に更新される予定。
風力発電にかかわる環境調査における生態系のとらえ方等について
風力発電事業にかかわる環境アセスメントにおける生態系調査の概念と具体的な手法の指導。生態系の典型性指標等のとらえ方について助言を行った。上位性でテンの糞分析等を計画していたが、風力発電に関連が低く、順応力も高い種で結果が出にくい旨伝えていたが、結果的に経産省からも指導があり、クマタカに変更されるなど。ほか多岐にわたり指導を行った。
風力発電にかかわる環境アセスメント準備書縦覧での意見・提言の整理
天草地域の風力発電の準備書縦覧において、野鳥の会支部からの意見・要望等の整理にあたって、準備書の内容の判断を行った。具体的には、野鳥関係では、ツル類等の重要な渡り経路に位置するにもかかわらず、調査時期や影響想定が不十分であることなどを挙げた。昆虫リストもずさんなものであった。
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済