| 登録年度 | 1996年度 |
|---|---|
| 氏名 | 西江 重信 (ニシエ シゲノブ) |
| 部門 | 市民 |
| 性別 | 男 |
| 年代 | 80代 |
| 専門分野 | 環境教育、自然観察(植物、鳥、水生生物、昆虫、星空等)、森林保護以外の自然保護、市民活動、町づくり、地球環境問題、環境全般 |
| 主な活動地域 | 沖縄県浦添市 |
| 主な経歴 | 総合的な環境学習センター「エコステーション」整備中、プログラム4つの柱-知る・観る・つくる・ふりかえる- 「"生ごみ"で地域づくり人育て文化創り」事業、理念-循環社会の構築を図る。新しい文化の萌芽をめざす- 「田んぼの学校めだかの学校」整備中(5000㎡)-生きものワンダーランド、不耕起水田・米づくり-水辺のある農業。 |
| 特記事項 | 川と海と里と森「生きがいづくり知恵つたえ」シニア・シルバープログラム-自然のリズムに合わせて多様なプログラム・感性の刺激と知の旅-おじいさん、おばあさんの出番。プログラム協働実施の呼びかけ |
活動の紹介
リハビリ菜園の造成と機能
デイサービスセンターでリハビリ中で依頼者の音楽家に誘われて彼が採譜した琉球の古典や雑謡・沖縄の詩人・作詞家の作品を琉球叙情歌として作曲した楽曲をリハビリの仲間と楽しく歌っていることにリハビリの本質を見た。施設の敷地内の草原に関心を寄せ、その一画に菜園を造り伝統的に食されてきた野の菜(野草)を植え、伝統食の見直しを含めて、地域の子どもから大人との交流の場づくりを進言した。施設の管理者も菜園を考えていたとのことで、野菜だけでなく野の菜(野草)の植え付けも提案した。
新たなる世界遺産「記憶の場」と第32軍司令部壕
先の大戦における沖縄守備隊32軍司令部壕の新たなる坑口の発見と役割と坑内の各個所の役割について学芸員・元考古学教授グスク研究主宰、世界遺産学会理事の現場説明会。続く文化都での保坂琉大元教授による司令部撤退に伴う機密文書が米軍によって解読されたことや沖縄返還協定に伴う密約について報告。続いて、遺産フォーラム代表が世界遺産の新たに創設された「記憶の場(Sites of Memory)」―負の歴史を伝え、平和と対話を促進する教育の場所として登録されるカテゴリに32軍壕も該当すること、登録をめざすことを発言した。西江は事務局としてフォーラムの準備、資料づくり、フォーラムの運営等に携った。
基地反対では日米政府には
「辺野古新基地に反対し沖縄の自治の底力を発揮する自治体議員有志の会」の活動としては「事件事故人権侵害」「平和追求」のスタンスでは日米政府は意に介さない。地球上で唯一無二の生物相、遺跡の遺物や工事に使われたコンクリートや鉄製のアンカーブロックが深場に埋っている可能性があるため、過去の気象の証言者といわれる泥の調査の必要性を訴え、さらに最も大事なことは「サンゴの海は沖縄の生命線で、地下資源が無く、自然資源・歴史文化遺産も少ない沖縄の唯一の産業の観光に欠かせない」ことを訴えること。先ず沖縄世論が共通認識に至るための冷静な対話議論のプロセスを経ること。
伝統食材の見直しと観光への寄与
『中医学』では薬膳としての食物の性質を、酸・苦・甘・辛・咸の五味に分類している。沖縄の「野の菜」(野草)には五味すべてが含まれている。ハマダイコン・ハマカブラ・ハマボウフウ・ホソバワダン・ニシヨモギ・ボタンボウフウ、ハルノノゲシ・スベリヒユ・オオバコ等他にも数々ある。サツマ芋も葉・ヘイもスーパー食材。山羊は薬膳。ハブは秘薬膳。キビのジュース・黒糖はエネルギーの元「太陽のエネルギー土の精」。「長寿県」は陥落した。そのことは20数年前、県主催のフォーラムでも指摘した。薬膳、秘薬膳、野の菜料理、沖縄独特の春の七草粥(ジューシー)の開発。「野草を“野の菜”」と名づけた理由も伝えた。
地球環境問題と足元の環境
温暖化、砂漠化、熱帯雨林の減少、酸性雨、有害物質の越境移動等と人間活動との関係について。世界初の「国連人間環境会議(1972年ストックホルム)」以来10年おきに開かれた国連会議テーマ、概要について。地球温暖化にかかる「パリ協定」、「COP30(ブラジル・ベレン)」での合意内容について。特に、2030年までに1990年比2度に押さえる案について数ヵ国の代表が途中退席するほど難しい問題であること。先進国の拠出金が合意されたこと。日本1000万ドル拠出表明(炭素クレジット取引)。資源がほとんどない沖縄のサンゴの海は唯一の自然資本生物資源で、観光産業に欠かせない資源であることを詳話。
世界遺産から地域遺産を暮らしに生かす方途について考える
東村立山と水の生活博物館・NPO法人東村観光推進協議会に依頼され東村にて実施。
西江は事前調整フィールドワーク現場確認など事務局担当。
花井正光(学会代表)が「世界遺産の活用と地域遺産の統合を目指す」の視点で講話。
當眞嗣一(グスク研究所主宰・学会理事)が「地域遺産としての東村のグスクと世界遺産」と題して講話。
続いて当山昌直と宮城邦昌が1950年代の写真で巡るやんばるの生物多様性などについて説明。
続くパネルディスカッションでは、村の教育長と観光協議会の理事長を交えて村の歴史の活かし方について会場を交えて熱い講義。
参加者63人
浦添市環境リーダー養成講座
海の環境、毒蛇ハブの生態、地球温暖化、COP28・29
講座に先立ち15ページの資料を配布し自己学習を促した。
沖縄の生命線である海、イノーとリーフ域の生物多様性は人知と世界の財を投入しても創出できない。環境の視点だけでなく、沖縄の主要産業である環境にとって不可欠な「自然資本」、「生物資源」である。温暖化の影響について、白化したサンゴと正常時の写真で、アルプスの氷河後退・氷河湖決壊農業用水皆無、砂漠化の写真で訴えた。COP28・29の成果の現実は「私たちの死亡証明書にサインしたくない」と発言したサモア代表の訴えが現実と説明した。毒蛇のハブは琉球の貴重な生物資源と説明した。受講者9人。
浦添ぐすくへの新たなアクセスについて
整備予定の駐車場に誘致するコンビニの是非。わざわざ別に駐車場を整備する必要性について議論。
大浦湾埋め立てに対する対応について
沖縄県知事公室統括官、辺野古基地対策課長に「環境影響評価法」についてレクチャー。
大浦湾埋め立てを回避する方途をメモで進言。
里浜の利活用について
浦添市西海岸開発に伴い、環境保全地域を設定。エリアの利用ルールを検討。啓発掲示物の検討。生物相の状況等について協議。座長として協議会進行(ウェブ参加3人)
浦添市環境リーダー養成講座
温暖化抑制について、最近の国連・関連機関、NGOの動きは「生活領域」を重視。外来種20種以上は沖縄に定着、沖縄の水辺は外国様。海は沖縄の生命線、経済自立に欠かせない、首里城は5,6年で再建できるが海の環境再生は人智では不可能。SD,ESD,SDGsについて。食の問題ー自産自消を目指してアフター5農業、週末農業で実践等で多岐にわたる環境問題を講義。
大浦湾の埋め立てに関して新聞投稿
琉球新報「論壇」投稿。大浦湾域の埋め立てを止める権限はなくても権利はある。そして義務もある。同湾域は安全保障上の公益を遥かに超える経済・民生上の公益がある。一部改正された「環境影響評価法」の理念に基づいて作業を進め、日米両政府や政治家に対面で訴える必要性を提言。
大浦湾の埋め立てに関して新聞投稿
琉球新報「論壇」投稿。大浦湾域の埋め立てを軍事基地の過度な負担だからという理由だけで反対しているのではない。軍事基地の立地は相対的だが大浦湾域は唯一無二の絶対的なサンクチュアリーだからという視点で海域の保全を訴える。
比謝川環境センターへ資料提供及び助言
(実際の活動日2/24。3/1 以降しか日付が入れられなかった。)
嘉手納町に整備する「比謝川環境センター」の基本方針、展示内容等に関し、コンサルの求めに応じ、資料提供。併せて”エコミュージアム”の考えを取り入れることを助言
北部基幹病院のリハビリプログラムの提案
(実際の活動日2/6。3/1 以降しか日付が入れられなかった。)沖縄本島名護市に立地する県立北部病院と医師会病院を統合し、高機能の「北部基幹病院」として出発することに伴い、同病院のリハビリ機能の一つとして、農をテーマとした菜園を造成し、軽農作業をリハビリのプログラムに取り入れることを提案。食べ残しを肥料化し有機農を目指すことを提案。
「沖縄県SDGs実施指針(素案)」へ意見書提出
「沖縄県SDGs実施指針(素案)」に対し<政策提言><公務員のボランティア参加><農地の表土流出抑制>等多岐にわたる意見書提出
浦添市景観まちづくり審議会
野外広告物条例の基準、西海岸埋立地区景観地区、等について書面開催。民間総合病院の高さ制限。景観重点地区助成金交付規定等会議
読谷村にて「もうひとつの農を体験型観光に活かす」講話
村長外有志8人参加。「冬瓜プログラム(西江考案)」の実習。
リゾートホテルに「野の菜(伝統食材野草)」の土手造成提案
浦添市廃棄物減量等推進審議会(3/2)、浦添市里浜保全活用推進協議会(8/24)
浦添市の西海岸保全の方策について、市、県、那覇市、那覇市港管理組合に提案。「環境影響評価法」を解説。新聞投稿。
2020年度活動実績報告提出済
2020年度活動実績報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済