登録年度 | 1997年度 |
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氏名 | 長沼 明 (ナガヌマ アキラ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 大気、地質、公害・化学物質 |
主な活動地域 | 千葉県市川市 |
主な経歴 | 昭和48年から市川市に勤務。30余年間、環境部門に係わり典型7公害・環境管理・環境アセスメント・環境教育及び清掃行政等の業務に携わる。この間、同市公害研究所にて5年間環境に係る分析・研究業務、3年間下水道部門にて事業所排水の調査規制業務を担当。現在、環境カウンセラー千葉県協議会所属 |
特記事項 | 工学博士、公害防止管理者(水質)、第1種作業環境測定士(鉱物性粉じん)、危険物取扱者、第二種酸素欠乏作業主任者、日本ネイチャーゲーム協会認定指導員、教員免許 |
活動の紹介
近年のアスベスト事情について
70年代頃に使用された建築材料アスベストについては、ある程度の量が適正処理されたが、古い建築物に使用されているアスベスト断熱材がまだまだ残っている。
そこで、アスベストの法改正等が行われてきていることから、アスベストとは何か、アスベストによる健康被害、処理方法等を中心にその概要を説明する。
親子で干潟を楽しもう
コロナ禍という状況の中で、野外での活動が思うようにできず、ストレスが溜まってきていた子供たちやその親御さんたちを対象に江戸川河口の三番瀬近くの干潟で体験学習を行った。水生生物の専門家からの説明を聞きながらの生き物探しなどは、普段の学校の授業では決して行われないような体験学習で、楽しみながら学ぶことができた内容のものであったとの感想を多くいただいた。
地元に居住する外国人に対する環境保全意識の啓発
市の国際交流協会会員の外国人(主に東南アジア諸国の住民20人)を対象としてZoomを用いてSDGsの概要を説明すると共に、正しく理解されていないと思われる廃棄物処理について、市の「環境白書」を用いて市内の現況と廃棄物対策方法等を説明し、廃棄物への取り組み意識を高めた。
SDGsの内容については、簡単に理解できない項目もあったようである。
「アスベスト被害を無くすために」〜アスベストの基礎とその対策〜
国の推計によれば、吹き付けアスベストなどを含む建材を使用している鉄筋コンクリートのビルや家屋の解体工事数は増加の傾向にあり、ピークは2028年頃にやって来ると言われている。そこで、改めて市民や事業者に対してアスベストの存在の再確認、基本的知識、定量的な測定方法、適切な管理や解体時の除去対策等の情報提供により、アスベストへの再認識を図る。内容は、パワーポイントを使用し、出来るだけ具体的に理解しやすいよう、図式化、図画、写真等を多用した。