登録年度 1997年度
氏名 髙橋 安一
(タカハシ ヤスイチ)
部門 事業者
性別
年代 90代
専門分野 大気、環境マネジメント・監査、廃棄物、リサイクル、環境アセスメント、エネルギー、地球環境問題、環境全般
主な活動地域 千葉県船橋市
主な経歴 1956年から75年まで、不二化学機械(株)等に勤務。技術部等で公害防止装置等の開発・設計。72年以降はダスト還元鉄プロ・マネとして製鉄所集塵ダスト廃棄物リサイクルプラント建設担当、76年から太陽化工機(有)代表取締役として各種プラントの設計、技術指導、焼却灰溶融減容無害化設備の開発実施。
特記事項 技術士(機械)、公害防止主任管理者、国際環境アドバイザー、前中小企業事業団エネルギー専門員、東京商工会議所エキスパート、前千葉県中小企業団体中央会個別専門相談員

活動の紹介

焼却灰溶融炉関連装置の保全

活動日 2022年9月13日
分野 産業
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 環境マネジメント
溶融炉本体に次ぐ要部を占め設備の熱効率を大きく左右する重要機器「灰予熱器」の休炉中保全について「回転機構部」の保全特に潤滑と防塵を兼ねた潤滑油(鉱油)を間歇的に空気噴霧するシステムの点検と随時の噴霧テスト実施を警告した。

焼却灰溶融炉灰予熱器改修

活動日 2021年8月9日
分野 公害・化学物質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 企画・活動
高温且つ粉塵雰囲気で稼働する竪型灰予熱器の旋回輪軸受への給油と防塵は両立困難であるが、圧縮空気とタイマーを用いた一石二鳥のアイデアである。2個のタイマーを用いたシステムで旋回輪軸受回転部に微圧の圧縮空気微量を常時供給して該部を加圧し防塵、間歇的に圧縮空気のインジェクション効果利用の耐熱鉱油スプレー給油で潤滑を図る。極めて過酷な条件下で長年月の稼働を可能にした。

焼却灰溶融炉

活動日 2020年8月19日
分野 公害・化学物質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 企画・活動
休止中であった1996年設置の溶融炉を再稼働を目指し、解体・整備・再建の指導業務を受託、実施した。この溶融炉は排熱を燃焼空気予熱及び灰予熱の二段回収方式で高い熱効率を達成している。燃料価格の低下など条件次第で本邦唯一の減価償却可能な溶融炉である。先ず炉の心臓部竪型回転式灰予熱器を支持する高価な旋回輪軸受の再利用の可否が一つの焦点である。整備点検の結果再利用可と診断した。当時工夫した潤滑油の間歇噴霧方式が功を奏し長年の放置に耐えた。

長期休止中の焼却灰溶融炉再生計画

活動日 2019年11月23日
分野 資源・エネルギー
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 企画・活動
石油価格高騰のため、休止中の溶融炉を再稼働すべく、当該溶融炉の開発・設計者として、設備の再生修復に向けた検討会に参加・助言の要請を受け現地に出向、外観の検査と機器類特に溶融炉及び付帯駆動機器類の観察を行った。会議では「一部機器は解体修理がほぼ必然」とみられ、「新規製作とのパフォーマンス比較検討及び周辺への環境影響への配慮」等が肝要だなどと助言した。

焼却灰処理を検討中の産業廃棄物焼却処理企業へのアドバイス

活動日 2018年10月10日
分野 公害・化学物質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 環境マネジメント
廃棄物焼却処理で発生する焼却灰はダイオキシン・重金属類等人体に健康上の悪影響を及ぼす物質を含むため、その後処理は二次公害の皆無を期す必要がある。処理方法は、大別して管理処分型の埋め立て処理と、熱分解溶融処理となるが、総合的評価は後者が高いと思い推奨している。前者は用地難から東京近郊の都市焼却灰の多くは遠く東北地方の処分場に捨てられる。これは将来設備の疲弊から深刻な二次公害が懸念される。後者はその点有害物が分解・溶融するので、安全性が高く生成するスラッグは有価物建材として有効利用できる。

機械の振動、騒音

活動日 2015年10月23日
分野 産業
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
加熱炉とその周辺部分に騒音が発生、次第に激しくなったため、運転を休 止原因調査と対策に当たった。騒音の原因は炉内攪拌機羽根にダストが 固着・偏芯荷重が生じて振動とそのための軸受の摩耗による騒音を惹起し たものと判明、回転軸の変形が無いことを確認、ダストの除去と軸受の交 換を実施した上、所定回転数における動バランスを測定し安全を確認して 解決した。炉内は極めてダスティな雰囲気で、攪拌機の構造上ダストの付 着対策は簡単ではないが、当面定期的に上記作業を実施するよう指示した。