登録年度 | 1997年度 |
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氏名 | 平松 恒 (ヒラマツ ヒサシ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 大気、水質、環境マネジメント・監査、廃棄物、リサイクル、土壌・地下水、環境アセスメント、騒音・振動・悪臭、地球環境問題 |
主な活動地域 | 大阪府門真市 |
主な経歴 | 平成5年4月に松下電工(株)に入社。地球環境保全センターにて環境保全及びリサイクル技術を担当後、会社の環境マネジメントシステム構築に従事。 |
特記事項 | 環境計量士、公害防止管理者(水質、大気)、環境マネジメントシステム審査員 |
活動の紹介
企業における環境マネジメントの業務について
4年生大学を卒業し、新たに企業の環境部門に配属される新入社員へ、企業における環境業務がどのような目的で、何を役立ちに実施しているかを教示した。第一に、社会でる環境課題の解決につながる事業・サービスを行うこと、例えばエネルギー消費を減らしたり、資源有効利用につながる商品・サービスの提供が、企業の継続発展にもつながる重要であることを説明。第二に、企業活動自体の環境負荷を小さくすること(省エネや省資源)、そして事業活動による環境汚染等で地域社会へ迷惑や不安を与えないことが重要であることを説いた。更には、企業の環境活動を広く知らしめること自体も、世の中の環境をより良い方向へ導く重要な取り組みであることを説明した。
モノづくり表彰「環境の部」審査会
本社より依頼を受けた審査委員としての活動。グループ内の約250工場が応募した資源・エネルギーの取組み優秀事例について、環境先進性、実効性、独創性、将来性、横展開性などの観点で評価し、特に顕著な優秀事例を選出する。評価結果の解説を通じ、応募者、傍聴者などに幅広く気付きを提供すると共に、関係するすべての事業場へ優秀事例として共有することで、省資源・省エネルギー活動の高位平準化を図る取り組み。
リサイクル法への意見提出
中国の電気電子機器のリサイクル規制において定められている回収目標の達成に関して、回収率の実態が公開されないままで各企業が使用済み製品家電製品等の回収に取り組んでいる状況である。課題を把握して推進するために業界団体として規制当局へ現状回収率の公開を要請した。
中国工信部RoHS-WG法令共有会
電池の有害物質含有規制(中国RoHS)を推進している中国の規制当局(工業情報部)の担当管に対し、電池有害物質規制の他国事例を紹介すると共に、産業界として効果の上がる規制方式を日本電気電子業界・電池業界に属する当社の取組事例を交えて説明。今後の規制化の参考にしていただいた。
「ながきの森」森林保全ボランティア
システムキッチン、床材、内装材など木材資源を活用して事業を行う当社が、自然資本や生物多様性の重要性を再認識するために、従業員およびその家族向けにこの活動を実施。私はその運営スタッフとして自主参加。サクラ、コナラ等の苗木の植林に加え、間伐、枝払い、シカやイノシシから苗木を防ぐネットの設置など活動内容は様々。また端材を活用した椅子作りや子供向けの自然教室なども開催。社員が資源の有効活用することの重要さを再認識でき、田辺龍神村の森林組合からも森林保全への協力に感謝頂いた。
生き物とエコの教室
守口市の小学校5年生50名を会社へ招待し、「生き物観察会」、「あかりとエコのっ教室」、「ダンボール工作教室」からなる『生き物とエコの教室』を開催。「生き物観察会」では、生き物との関わりが少なくなっている子供たちに対し、自然と触れ合う機会を持ってもらったり、絶滅危惧種の存在を知ってもらうことで、自然や環境について考える機会を提供。また併催の「あかりとエコの教室」では白熱灯やLEDを使って省エネの大切さを学んでもらい、「ダンボール工作教室」では紙のリサイクルの仕組みを知ってもらった。