登録年度 | 1997年度 |
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氏名 | 豊島 安明 (トヨシマ ヤスアキ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 千葉県市原市 |
主な経歴 | 現在の子供たちが、自然の中で学んだり遊んだりすることなく大人に成長していくことに大きな危惧を抱いている。このことからネイチャーフレンズを立ち上げ定期的に子供たちを集め自然の中に誘う活動を展開している。これから、もう少し規模を拡大し活動する予定である。 |
特記事項 | *子供たちに感動体験を豊島安明著*学校と家庭が連携して進める環境教育共著豊島安明*道徳教育環境保護・動植物愛護論説豊島安明著*「感動体験は身近な自然から」PHP*H25・11・P92 |
活動の紹介
身近な野鳥を観察しよう
これまでの反省を元に、1時間目は座学で教室で行った。
まず身近な知っている限りの野鳥を発表をさせ、その野鳥の塗り絵から授業に入った。
2時間目は、学校の近くの川べりを散策して、塗り絵をした野鳥を実際に観察することによって、野鳥に興味関心を持たせた。
子供たちは、とても興味関心を持って学習に取り組むことが出来た。
こんなにもたくさんの野鳥がいることに驚いていた。
子供たちと親の自然観察
年3回の予定で行う、3回目の自然観察である。
子供たちと親の参加者は、年間を通して変わることなく春に実施した活動を想起させながら、春との比較をさせていった。
子供たちも親も自然に親しみながら、クイズにも積極的に参加して楽しみながら自然を満喫していくことが出来た。
子供たちも親も質問をすることが多くなってきた。良い傾向である。
秋の動植物を観察しよう
市内小学校の2年生を対象に、身近な自然の動植物を観察をさせた。
興味関心のある子供たちはとても積極的に植物の名前も覚えて、ワークシートなどにまとめることが出来た。
自然に対して興味関心を持たせるためには、ワークシートなどを使って学習していくことが有効だった。
秋の動植物を観察しよう
市内小学校に招聘され、学校周囲の自然に芽を向けさせ、普段気づかない植物や昆虫を観察させて、ワークシートにまとめさせた。
子供たちの多くは自然に対して目を向けていないことが分かった。
次回、子供たちに自然に目をむけさせ、自分たちの周囲には、こんな素晴らしい自然があるということを自然の動植物の観察から気づかせたい。
子供たちと親の自然観察
昨年度に引き続き、クオードの森(千葉県市原市)を観察場所として「子供たちと親の自然観察会」を実施した。 この場所は、エコトーンの森として、生物多様性が高く、多くの動植物に出会える場所でもある。
対象は子供たちが主体であるが、引率の保護者の方々にも自然観察に親しんでほしいと考え、資料も子供たちの為に作成した資料を保護者の方にも配布している。
資料を活用しながら観察をしていくので、とても効果的であった。
エコトーンの森に魅せられて 春編、夏編、秋編の出版
「エコトーンの森に魅せられて」と言うタイトルで、これまで、春編、夏編、秋編を出版してきた。この冊子の目的は、この本を手にこの森を歩いてほしいと思ったからである。
執筆には苦労したが、年間を通して森を歩き観察したことをまとめたものである。森を歩く中で様々な発見がありとても勉強にもなった。
子供と親の自然観察会
第3回目の自然観察会である。
一年間同じ仲間と過ごすことによって、友達の輪が広がり、保護者の方も知り合いとなって有意義な観察会となっている。
この日は冬鳥と留鳥の観察会とした。
ジョウビタキ、ヒヨドリ、ノスリ、エナガ、シロハラ、トラツグミ、シジュウカラ、アオジなどを観察することが出来た。双眼鏡をうまく使いこなすスキルも高まってきた。
最後に皆で、フジバカマの種子を収穫して持ち帰ってもらった。発芽させて育ててほしいと思ったからである。
子供と親の自然観察会
第2回目の自然観察会である。
この日は、この森に流れている小川で水生生物の観察を実施した。
範囲を決めてその中で子供たちは活動した。
保護者の皆さんも小川の中に入って子供たちと一緒に活動をされた。日常生活にはない体験だったので子供たちも親も大変喜ばれていた。
観察会の最後には、発表会を行った。それぞれが捕獲した水生生物を誇らしげに全員が発表しあい、とても良かった。この森の水生生物の一端を学ぶことが出来た。
親と子供の自然観察会
この活動は、13年も続いている。当初から講師を務めてきた。それは子供たちにより自然に接してほしいと考えているからである。これまでいろんな場所で自然観察会を実施してきたが、ここ数年、市原市クオードの森を活用している。この森は、エコトーンの森として生物多様性が高く、観察会には適していると考えている。
この日は、親と子供たちが25名参加してくれた。この中には毎年参加してくれる子供たちも多くなった。
フジバカマを移植してアサギマダラを呼ぼう
2020年を最後にこの森でアサギマダラを観察することがなくなった。
色々原因を考えてみた。
アサギマダラが好む、ヒヨドリバナなども少なかったことから、フジバカマを移植しようと考え、クオードの森のスタッフの皆さんに協力していただき、フジバカマを移植した。みんなで育てることができて多くの皆さんに感謝している。
子供と親の自然観察会
昨年11月時点では、コロナウイルスが少し下火になっていたので、子供たちと親の自然観察会を行った。約20名以上の子供と親が参加された。資料は、パンフレットを基にレクチャーをした。
エコトーンの森に魅せられて
11月にこれまでの調査記録を基に「エコトーンの森に魅せられて」というタイトルで、出版に踏み切った。素人が書いた内容なので、専門家の人から見れば、話しにならないと判断される内容である。しかし、これまでクオードの森には、動植物の具体的な説明のパンフレットも書物もなかったので、これだけの自然の施設である。パンフレットも書物もあっても良いと感じていたので思い切って出版したのである。
多くの人たちの目に触れることを期待したい。
クオードの森の動植物調査
6月の調査も順調に進んだ。
中でも2020年、全く咲くことはなかった「キツリフネ」が2021年に見事な葉をつけ花をつけた。
2019年まで咲いていたキツリフネが2020年に全く咲かなかったのは、イノシシが餌のミミズを見つけるために株事掘り返したからであった。キツリフネは、千葉県では危急種に指定しているので、もうだめかと思った。2020年は、森を訪れる度に、咲いていた場所を何度も訪れてみたが咲いていなかった。その時は絶望した。しかし、2021年に見事に花をつけた。
クオードの森の動植物調査
森の調査を始めてひと月が過ぎた5月5日、シラカシの林を歩いていたときであった。
歩みを止めてシラカシの根もとに目が行った。そこには、キンランが咲いていた。しかも、一株だけでなく、あちこちに一杯株があった。美しい輝く黄金色の花をつけていた。この森に足を踏み入れて何年にもなるが初めての事であった。とても感動した。
キンランが22株、ギンランが8株の結果であった。
クオードの森の動植物調査
千葉県市原市にある自然の施設「クオードの森」は生物多様性が高く、多くの動植物に出会える場所でもある。しかし、この動植物の名前や特色を表す資料などがなく、訪れる人たちがパンフレットを持ってこの森を楽しんでほしいと考えた。動植物調査をもとに、パンフレットを作成することにした。
市原クオードの森(エコトーンの森の動植物の調査)
12月、1月はツミとアカゲラりの調査を中心にしながら、「冬の森を彩る野鳥たち」の観察を行った。
ツミやアカゲラが飛来していることは、わかっていたが、写真に収めることは出来なかった。しかし、ツミやアカゲラの鳴き声を確認できた。
冬の森の野鳥たちを観察し、写真に収め冊子に掲載することで、森を訪れた皆さんの資料となることを期待したい。
冬の動植物を知る。
コロナウイルスの関係で、子供たちと自然の中で学習する機会が全くなかったが一度だけその機会が訪れた。久しぶりに子供たちと自然の中で学習することが出来て、大変楽しかった。
保護者の方もたくさん参加して下さった。
子供たちも外で遊ぶ機会が限定されていたので、とても喜んでいた。
保護者の方もたくさん質問をして下さり、みんなで森の中での活動を共有することが出来た。
市原クオードの森(エコトーンの森の動植物の調査)
10月、11月は、ほぼ1日おきに森を訪問した。
冬鳥飛来の調査を中心にしながら、新しい植物の発見をした。オオナンバンギセルやコシオガマ、野のキクの開花時期なども調査した。
オシドリやアオジ、ルリビタキ、シロハラ、アカハラ、ツグミなどの飛来時期が明確になった。
また、ツミやアカゲラの飛来やなども確認した。
市原クオードの森(エコトーンの森の動植物の調査)
調査の結果、タマアジサイの開花、イロハモミジの色づきの不思議、ハスの種の不思議、コモチシダの不思議、ツリガネニンジンの不思議、ヤブレガサの不思議、オニヤンマの秘密、カトリヤンマの秘密、アカボシゴマダラチョウとの出会いなどを記録して解明することが出来た。
キツリフネが咲かなかった。(イノシシが土を掘り返したことが原因)
ヤママユガとの出会い。
市原クオードの森(エコトーンの森の動植物の調査)
今年度は、コロナウイルスの関係で、学校や公民館からの講師依頼は全くなくなった。その関係で、クオードの森の許可をいただいてこの森の動植物の調査をさせていただくことにした。
なぜこの森を対象にしたかというと、この森はエコトーンの森としての役割を果たしていると考えたからである。
調査を実施して分かったことを、冊子にまとめ、多くの人たちに知っていただき、この森を活用してほしいと考えたからである。
冊子は6月版から作成を始めた。
冬の野鳥を観察しよう。(親と子供たち)
他市の公民館主催の自然観察会である。これまで、3回活動してきた。雨天と台風で中止になったことが2回もあった。とても残念であったが、2月15日に自然観察会を実施した。3月にもう1回を残すのみとなった。
この実践も1年間同じメンバーで活動するため、互いの家族が知り合いとなり、子供たちにとってもよい結果となっている。子供たちも親も自然に対してのスキルが向上していることにとても喜びを感じている。
自然は教材の宝庫
午前中は子供たちを対象としてエコトーンの森で子供たちと過ごした後、午後からは、大人を対象にしての私の実践を話した。この団体は、地域の川に生息する水生生物の調査と共に、貴い自然環境を後世に残していこうという取り組みを実践しておられる団体である。
私の考えとも共通項があり、私の実践を話した。
好評であった。
エコトーンの森で子供と親の自然体験
5月2日の自然観察会と類似するが、自然環境の変化は日を追うごとに様々な生物が出現する。このエコトーンの森は生物多様性が高く、多くの動植物が生息しており、子供たちにとって自然に対して興味関心を植え付けるにはもってこいの場所である。子供たちも親も満喫していた。
市の公共団体主催の自然観察会は1年間というスパーンで同じメンバーが
参加するため、自然への興味関心が高くなる。
エコトーンの森で子供たちと親の自然体験
市原市クオードの森からの自然観察会の依頼がぁった。県内、県外の子供たちと親の自然体験をエコトーンの森で多くの動植物に触れる活動を行った。自然の中でたくさんの動植物を見つけ、その成り立ちや、営みを積極的に学ぶことが出来た。
多くの子供たちや親が自然を満喫して好評だった。
春の動植物を知らべよう
今年で10年目を迎えた。年間4回の実践であるが、子供たちと接する中で感じることは、自然に対してのスキルが確実に身についていると感じている。1学年から3学年の子供たちであるが、2年、3年の子供たちは、学んできたことを生かしているので、自然の中で動植物の営みがほんの少しずつではあるが身についてきている。
夏の動植物を観察をしよう
季節が春から夏へ移行すると、動植物にも大きな変化が出てくることを学ぶことが出来た。3年生の子供たちは、多くの動植物の名前を覚え、その動植物の特徴をつぶさに説明することが出来た。
夏の野鳥や植物の観察をしよう
親と子供たちの自然観察会である。
本市には、夏鳥として美しい野鳥が飛来してくる。
この野鳥を観察することによって、身近な自然環境を見直し、自然の素晴らしさを感じることができた。
田植え体験をしよう
現在の子供たちに是非体験させたいと思った内容の一つが田植え体験であった。私達の主食の米がどのようにしてできるのかを体験を通して知る
ことに主眼を置いた。
とても楽しい一時を子供たちと過ごすことが出来た。
干潟の水生生物を観察しよう
公民館の依頼で、学区にある干潟の水生生物の観察を主として実施した。子供たちは、学校の取り組みで、何度か干潟を訪れていて学習をしていたので、たくさんの水生生物を観察することが出来た。
春の生き物を観察しよう
この学校の子供たちと関わり合いを持つようになって9年目を迎える。
1年生から3年生までの担当が私である。
1年生は入学して間もないので、身近な自然を知ることから始める。2年生3年生は、昨年度自然の学習を通して多くの事を学んできている。
その学習を基に各自課題を持って取り組んだ。
冬の野鳥を観察しよう。
昨年末、他市の学校から野鳥観察の依頼をされた。二日間連続して学級事の学習を展開した。学区も広く、比較的自然環境もよくたくさんの冬鳥を観察することが出来た。中でも3種類の猛禽類を間近で観察することが出来て子供たちは感動していた。
冬の動植物を知る。
これまで春、夏、秋と自然の中で学習を通してきたが、冬の学習で最後となる。季節の変化で冬は、これまでの季節の動植物の変化とは違うことを学ぶことが出来た。冬と比較して他の季節を見ることも出来た。
ロゼット状態の植物の葉の観察を通して、春へ向けての準備をしていることも学ぶことが出来た。
秋の動植物を知る。
夏に花をつけていた植物は実をつけていく。アケビ、テイカズラ、カキの実を観察することが出来た。花から実をつけていく季節の変化は、動植物弐も変化していくことを学ぶことが出来た。
ナッアカネとアキアカネの違いを本物から学ぶことが出来た。
夏の動植物を知る。
夏の田んぼにはオタマジャクシが少なかった。4月からの変化として、として、カエルになったことを知ることができた。このことから季節が変われば、動植物も変化することを学ぶことが出来た。トンボのヤゴもたくさん観察することが出来た。
春の動植物を知る。
この小学校に関わるようになって8年目を迎えた。最初に指導した子供たちは現在中学校2年生となる。子供たちの成長を見ることが楽しみである。
春の花ハルジオンとヒメジョオンの違いを写真から学ばせ、実際に確かめることが出来た。この時期にはヒメジョンは観察出来ないがハルジオンの仕組みを学ぶことが出来た。田んぼではたくさんのオタマジャクシを観察した。次の学習へ生かすためである。また、カントウタンポポとセイヨウタンポポの違いを見つけることが出来た。
冬の動植物を知る。
春、夏、秋、と自然の中で同じコースを回り、その変化を観察してきた。
これまで観察してきたことを比較して考えることが出来ていた。生命の準備がこの冬に行われ春につながっていくことが理解された。
秋の動植物を知る。
春、夏と同じコースの中で動植物の変化を観察出来たことで、子供たちの理解度が深まった。樹木の花が終わり、実が生長していく過程を学ぶことが出来た。特にテイカズラの実には驚きを持って観察することが出来た。
子供たちと自然
大人を対象に、自然の中で学ぶ子供たちの姿を紹介し、現在の学校の取り組みの中で、自然を対象に学ぶことの大切さを説いた。自然の中で学んだり遊んだりすることなく大人に成長させてはならないことも説いた。
夏の動植物を知る。
春に観察した動植物がどうなっているのだろうと言う課題を持たせ観察することが出来た。特に、春に観察したオタマジャクシが田んぼから消えていたことから「どうしたのだろう」と言う課題から学習を進め、カエルになっていくことを学ぶことが出来た。また、多くの植物の花が終わり、実をつけていることを観察を通して学ぶことができた。トンボの違いを学んだ。
春の動植物を知る。
季節が変化していくことを、身近な動植物の変化から学んでいくシリーズである。自然の中で多くの動植物を観察して、五感を通して学んでいく。
田んぼにはたくさんのオタマジャクシがいることを観察する。
樹木にはたくさんの花が咲いてよい香りを漂わせていることを知る。
冬の動植物を知る。
秋と同じ観察コースを散策し、冬の動植物を観察する。
四季を通して、同じ観察コースを散策して、動植物の変化を学んできた。季節が変われば、動植物も変化していくことを学ぶことができた。
秋の動植物を知る。
夏と同じ観察コースを散策し、秋の動植物を観察する。
秋の草花や生き物を観察し、春、夏と比較し、話し合う。夏アカネやアキアカネの見分け方を学び、子供たちは感動していた。
夏の動植物を知る。
春と同じ観察コースを散策し、夏の動植物を観察する。
夏の草花や生き物を探して、春と夏との比較を話し合う。春にいた生き物がいなくなった訳を探り、自然の不思議さを知る。
春の動植物を知る。
観察コースを散策し、春の動植物を観察する。
春の草花や生き物を探し、植物の名前を調べたり、生き物の様子をじっくり観察して話し合う。春の自然を知る。