登録年度 | 1997年度 |
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氏名 | 岩田 晴夫 (イワタ ハルオ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 水質、環境マネジメント・監査、土壌・地下水、環境アセスメント、化学物質、環境計画、環境教育、自然観察(植物、鳥、水生生物、昆虫、星空等)、森林保護、森林保護以外の自然保護、市民活動、町づくり、地球環境問題、環境全般、その他 |
主な活動地域 | 神奈川県鎌倉市 |
主な経歴 | 鎌倉市内を中心にエコアップ活動と環境モニタリング調査を展開。御谷川の親水化整備原案を作成。平成7年度地球環境基金による助成事業。鎌倉市緑のレンジャー指導員・緑化推進専門員・緑政審議会専門委員・環境保全推進会議委員、神奈川県自然環境保全審議会委員・河川管理協力員等。 |
特記事項 | 平成6年度神奈川県環境保全功労者「野生鳥獣功労」。第13回朝日森林文化賞。平成8年度鎌倉市市政功労者「環境保全功労」。平成11年度かながわ地球環境賞。 |
活動の紹介
河川の維持管理・モニタリング・エコアップ
鎌倉市道路・河川維持管理協力員として、主要河川のモニタリングと水質・生物調査・エコアップ作業等を実施。種の多様性保全に配慮した維持管理・河川整備の手法を助言した。
池やビオトープの管理
鎌倉市文化財課から相談を受け、史跡・永福寺跡の苑池の水質調査とモニタリングを実施している。水質改善のため、竹筏を試験的に設置してあり、護岸や浅瀬の植物群落の形成を誘導した。横浜国大附属鎌倉小学校からの依頼を受け、ビオトープ池のエコアップに助言し、モニタリングしている。
自然観察会の指導
一般対象の定例自然観察会を月1回主催。鎌倉市緑のレンジャー・ジュニアの活動を月1回指導。(公財)鎌倉市公園協会の自然観察会を月1回指導。身近な自然の観察を通じ、自然観察の精神と方法の普及、地域的な自然保護・環境保全活動の促進を図った。
台峯緑地の維持管理に助言・協力
鎌倉市みどり公園課による整備・維持管理において、定期的に実施している30年余りのモニタリング結果に基づき、動植物の生息環境の保全と種の地域性保全の見地から、維持管理の手法等に助言を行うと共に、貴重種・重要種の保護活動を地元のボランティアの協力を得て実施した。
緑地のモニタリング調査と保全維持管理
鎌倉市緑化推進専門委員として、保全対象緑地の自然環境調査(動植物・水質)とモニタリング調査を月2回実施。緑地の保全管理・適正整備事業等に対し担当者に助言すると共に、管理事業の施行に際し、現地にて作業者に具体的な留意点等を指導した。
鎌倉の野生鳥獣と生物多様性の保全
鎌倉市緑のレンジャー・シニアの活動において、「鎌倉の野生鳥獣と生物多様性の保全」について講義した。
ひょうたん池のビオトープの整備について
子どもたちが主体となって、中庭のひょうたん池とその周辺の環境を守るために、活動の考え方やその手法について学び整備を行う。主な植物と水生生物の観察。ビオトープ池と藤棚で気温・湿度を測定比較し、環境と生き物の関係を解説した。
定例の自然観察会
(公財)鎌倉市公園協会主催の定例自然観察会で講師を担当。
保全緑地内のナラ枯れ調査
御谷、常盤山特別緑地保全地区、浄明寺緑地(鎌倉市子ども自然ふれあいの森)等で、ナラ枯れの現状を踏査した。常盤山特別緑地保全地区では、カシノナガキクイムシの調査捕獲用トラップの試作実験を行った。鎌倉市みどり担当に、対策等を助言した。
【自然観察会】一般対象の定例自然観察会
(公財)鎌倉市公園協会主催の定例自然観察会を月1回指導。身近な自然の観察を通じ、自然観察の精神と方法の普及、地域的な自然保護・環境保全活動の促進を図った。新型コロナウィルス感染防止対策を工夫した。
ひょうたん池の現状チェック、植物と水生生物の観察、課題の共有化 他
新年度を迎え、メンバーの大半が初めての活動参加となるため、ひょうたん池の現状チェックと、植物の観察を主とした。各自に園芸ラベルを1枚ずつ渡し、自分の選んだ植物の近くに差してもらい、ノートにその特徴等
を整理してもらった。
横浜国大附属鎌倉小学校ひょうたん池の改善作業
同校内のビオトープの管理について相談を受け、事前に現況の確認調査を実施。ビオトープの改善・今後の維持管理について「現状の調査・評価→改善検討→作業→モニタリング・評価→改善検討→→」という科学的なプロセスを子どもたちが体験する良い機会とすることを提案。
子供たちに、以下の作業を通じて実技指導した。
・現状の問題点の解析、改善目標の設定、改善方法と必要資材の検討。
・池の測量・満水位の確認・水抜き方法の検討。
・持参したジャヤナギ2株を定植。
御谷:身近な植物を調べてみよう!
(公財)鎌倉風致保存会の設立のきっかけとなった、八幡宮の裏山・御谷。
ナショナル・トラスト発祥の地で、地元の子ども会を対象に、身近な植物を観察・調査しました。自然観察の基本と、植物の観察ポイントを指導し、自分で気付くことの楽しさを経験し、環境との関わりについて考える切っ掛けを作った。タヌキの獣道や食痕も観察した。