登録年度 | 1997年度 |
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氏名 | 馬場 利子 (ババ トシコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 地球温暖化、資源・エネルギー、消費生活・衣食住 |
主な活動地域 | 静岡県静岡市 |
主な経歴 | 1988年『浜松放射能汚染測定室』開設。1990年「チェルノブイリ救援・静岡」設立。2011年『静岡放射能汚染測定室』開設。静岡市環境学習指導員・静岡県環境学習指導員・環境再医 |
特記事項 | 1997年、静岡県環境政策課(当時)と共に、COP3京都会議に向けて地球温暖化防止県内ワークショップを実施。チェルノブイリ原発事故後、市民測定室を開設し、測定を行うと共に、救援活動や医療支援を行い、福島原発事故後も継続している。 |
活動の紹介
『希望の給食』を見て、希望の給食を食べよう!
食の安全を求めて、〝小さな種の会”を結成して活動を続けている人たちが主催して開催するDVD『希望の給食』の鑑賞と共有の場で『安全な給食』をどう作っていくのか意見交換を行った。長年、地域でオーガニックな食と暮らしを実践している人々が多く参加し、子どもたちも多く参加して『希望の昼食』を共に食べる場は、豊かで希望が多く語られた。
希望の給食~学習会@あそび村
書店が開催する学習の場で、食の安全について考えたいという要請があり、ドキュメンタリー映画『希望の給食』の鑑賞とミニ学習、意見交換の場を作り、求める安全な食について、共有し、深める場とした。
食の安全と食の選択
安全な食を求める消費者と有機農業の生産者が中心となって、食の安全を広げるために何ができるかを考える場を作りたいと講師の依頼があった。
学校給食や生協の活動、オーガニックマルシェを開催している人々が主催であることから、ゲノム編集食品に表示が義務付けされていないことを中心に伝え、参加者とともに考える場を持った。
必要ですか?ゲノム編集トマト。
ゲノム編集食品が、表示の義務もなく生産、流通が始まっている現状とゲノム編集食品の安全性をEUの対応事例とゲノム編集の安全性についての研究を示して、伝えた
命を育む農業・自然を守る
参加者に環境にも人の健康にも負荷をかけない循環型農業の実例を紹介し、農業の可能性を伝える場を生産者と消費者、新規就農を目指す若い世代に提供し、農業の持つ可能性を共有した。
“ゲノム編集”トマト食べますか? 必要ですか?
別の講演会で、話を聴いてくださった人が、主催で開催してくれた講演会だったので、予備知識のある人もあるだろうと、ゲノム編集食品のリスクについて、事例を挙げて伝えた。新しい技術。商品のメリットばかりが宣伝されているが、宣伝は企業の利益のために行われていることも踏まえて、判断するように伝えた。
免疫力を高める体つくり ~食品添加物と健康・続編~
コロナの感染拡大で、『免疫力』に対する関心が高まり、どの様なことに気を付けて生活したら良いか、第1回(2021年)に引き続いて、主催者の質問や要望を聴いて、それに答える形で、講演をおこなった。
“ゲノム編集”トマト食べますか? 必要ですか?
ゲノム編集食品が「表示の必要が無い」とした国の判断で、通常の食品と区別できないまま、流通していることを伝え、EU諸国ではゲノム編集技術は食品への応用が禁止されていることや、ゲノム編集食品・生物のリスクが報告されている研究論文を、その必要性や表示の意味を考える場とした。
ゲノム編集って何?大切なこと伝え合おう!
ゲノム編集食品の表示と問題点をテーマに活動しているNPO法人“めだかのがっこう”の代表を招いて、静岡県内20の団体が共催して学習会を企画するのをコーディネートした。コロナの感染予防のため、会場参加は50名までとし、県内4カ所のサテライト会場、全国からのZOOM参加も可能とし、広域で開催を実施した。
香害と気付かないで使っているとしたら
化学物質過敏症など、化学物質と健康、あるいは環境汚染などが周知されてきた中に、香り(人工香料)による健康被害を訴える人たちが急増している現実を伝える講演会を行った。
香害~化学物質の健康リスクについて~
洗剤や消臭剤などに人工香料が多く使用され始めた2012年から全国消費生活情報センター・国民生活センターへの苦情、相談件数の増加データを提示。香料による化学物質過敏症の症状について解説。
合成香料の成分や化学物質過敏症の診断、人工香料の使用を禁止した世界の国の現状を紹介。いづれも化学物質過敏症の当事者が、裁判に訴え、香料による健康被害が認定され、禁止に至っている事例を報告。
日本でも香害を告知する自治体が増えている状況をデータで説明。
化学物質過敏症の治療・回復のために暮らし方を伝えた。
食品添加物の話し
生活協同組合主催の生活講座。
毎日気を付けている食べ物の安全性について、なぜ、何をどの様に気を付けたら良いか、食品添加物を導入としてお話をした。
添加物だけでなく、食べ方や食材の選び方、ポストハーベスト農薬と輸入食品の話し。季節の農産物を食べることで、地産地消は生産・流通エネルギーを減らすことにもなり、環境の負荷をかけない暮らし方に繋がることをお話した。
『子どもと環境に関する全国健康調査』エコチル調査についても子どもの健康と暮らしについて知ってもらった。
電磁波から身を守る方法~賢い子どもの育て方~
年何回か暮らしや健康について学んでいる会が主催であったため、テーマも内容も要望を聴いてお話をした。
実際に電磁波測定器(トリフィールドメーター)を持参し、身の回りの電気機器や携帯電話などの電磁波を測定し、その性質について説明を行った。
むやみに電磁波を恐れるのではなく、電磁波が出る電化製品と距離をとることや電磁波が低い携帯電話の選び方などを話した。
健やかな命を未来へ~食品添加物・放射能・家庭内農薬
暮らしの中で健康リスクとなるテーマを選んでお話をした。食品添加物は表示の見方とリスク物質の説明を実際の食品を提示しながら、説明。
放射能については、チェルノブイリ原発事故と福島原発事故の汚染の比較や放射能のリスク、内部被ばく、放射能から身を守る方法など。
家庭内農薬については、化学物質過敏症の誘因となることやリスクを減らすために知っておくべき事を伝えた。
いづれも、消費者である1人1人が、リスクを減らす暮らし方について知ることで環境そのものへの負荷が減らせることを伝えた。
私たちの暮らしとSDGs
SDGsはSuatanable Development Goalsの内容の説明と『誰もが幸せに・豊かに暮らす社会を目指して』世界中が取り組みを始めている現状を共有し、日本でも行政や企業が17の目標に添って行動を始めている具体的な内容を確認。
その17の目標を具体的に、『暮らしの中でできること』を出し合い、意見交換を行った。