環境カウンセラー / 詳細

兵庫県神戸市にある学が丘保育園が新たに園庭に樹木の植栽をすることになり、植栽される樹木の年間の維持管理の仕方と園児たちが園庭の木や草花、果樹などを楽しみ、自然とふれあう園庭づくりについて職員への研修をした。

丹波地域の美しい里山を次の世代へと繋いでいくため、里山づくり活動団体が森林整備にかかる問題点や課題を整理し、里山づくり計画を策定し、地域に根ざした息の長い取り組みとなるよう支援体制を構築するため「里山づくり協議会」が設置されている。里山づくりアドバイザーとして丹波市春日町の平松区森林愛好会に平成31年度より派遣されている。この地区は林野庁の森林・山村多面的機能発揮対策交付金を受けており、生物多様性にも配慮した森林の多面的な活動に取り組んでいるのでアドバイザーとしてサポートしている。

県立高校の「森林と環境」という授業に年に6回参加して3年目になる。遊歩道や階段づくりなど継続的な整備活動が出来た。この地域特性の植物(東播磨地域の自生種)を種から育て、学校林の中に作った里山花壇に植栽し、増やしている。今後も学校林の整備をしながら自生種の植物を育てるために新たな花壇づくりにも取り組んでいる。

平成9年より兵庫県農政環境部環境創造局豊かな森づくり課森林保全室が事務局となる「松くい虫被害対策推進協議会」の委員として主に「松くい虫被害対策の実施状況や実施計画」などについて協議している。特に防除対策としての薬剤予防散布の環境生物への影響など意見交換の機会となる。兵庫県では空中散布はほとんどなくなり、環境に配慮した被害対策が進められている。

公益財団法人丹波の森協会研究所の丹波の森研究所の研究員として丹波・篠山地域の企業の森・里づくりのインストラクターとして里山整備の指導をした。阪急交通社など5企業が年に1～5回程度森林整備をしている。