登録年度 | 1997年度 |
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氏名 | 岡田 清隆 (オカダ キヨタカ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 生態系・生物多様性、地球温暖化、資源・エネルギー |
主な活動地域 | 兵庫県洲本市 |
主な経歴 | 昭和43年から平成20年まで柳学園中学・高等学校理科教諭。リサイクルせっけん協会全国幹事及び関西事務局長。環境アドバイザー(兵庫)。地球温暖化防止活動推進員地域代表(兵庫)。リサイクルせっけん技術指導員。ナチュラルウォッチャーリーダー(兵庫)。 |
特記事項 | 中学・高等学校1級理科教諭免許。NPO菜の花プロジェクト・ネットワーク理事。SD会議委員。あわじ菜の花エコプロジェクト推進会議会長・普及促進実行委員会会長等 |
活動の紹介
第2回ランドスケープの新潮流セミナー
生物の多様性を如何にして回復し持続的に維持していくためのさまざまな実践的手法についてZOOMミーティングを通じてワークショップ手法で展開した。里山・里地・里海の3点セットを体現できる淡路島故に可能なフィードワークの組み立て方についてさまざま検討した。
コンポストって何ですか?
「家庭からの生ごみをたい肥に変える仕組みを探検しよう!」のタイトルをつけてその仕組みをわかり易く小学3年生を対象に地球温暖化防止活動推進員と共に実施した。子供たちの反応には素晴らしいものがあった。生物の多様性が身近な里山や田畑の持続可能な維持のために大変に大きな役割を果たしている事を学べるように手作りバンプーコンポスターやペットボトルを利活用したペットポトルコンポスターの製作を通じて展開した。
3海峡クリーンアップ大作戦
2019年より本格的に実践活動を淡路島全島にわたって3市の自治体を一つにまとめ、参画と協働により海ゴミ問題への関心を高め、大量に破棄された石油製品の代表であるペットボトルをはじめとする我々の日常生活から排出された各種プラスチックごみの現実を学び、他人事でなく自分事としてライフスタイルの見直しに結びつけられるように展開している。
ESD for 2023 学び合いプロジェクト
生物多様性を通じ地域から実践するSDGsを達成するためのパートナーシップづくりにより、~未来につなげる教育・つながる思い~をお互いに提供することにより地域のネットワーク構築と現場の教員の教育力の向上を目指してのミーティングを実践した。
[川の生き物調査」
洲本市立小学校の3年生を対象に小学校区の親水域にある身近な河川へのフィードワークを体現し、川の水質判定の4段階の指標生物調査を理科教室で光学顕微鏡や電子顕微鏡等を利活用して観察学習を展開した。生物多様性に大きく影響する要因に地球温暖化現象が作用している事に気づかせるように展開した。
第4回 3海峡クリーンアップ大作戦
〇淡路島の有する鳴門海峡・紀淡海峡・明石海峡の3海峡の海岸に打ち上げる海ごみ等を参加者と共に分別収集し、自然環境の保全活動と共に世界的な大問題となっている海ごみに関心を持ち、自らのライフスタイルを改善するきっかけづくり。
〇JEANの活動と連携し過去の調査データーについてもJEANのホームページにアップされている。
〇鳴門海峡の渦潮を世界自然遺産につながる活動でもある。
川の生き物調査」
〇洲本市立第3小学校の3学年対象に学校区の親水域である千草川をフィールドに水生生物等により4段階の生物相調査により、川の水質判定をわかり易く調査のやり方、採集生物をルーペやデジタル顕微鏡および光学顕微鏡で観察し分類同定を実施。生物多様性がどのように生態系にとって重要であるかを総合的学ぶ。
〇地球温暖化現象が生物多様に影響を及ぼすことにも言及する。
GSTC(Grobal Sustainable tourism commite)
GSTC研修の座学およびフィールドワークの講師として受講基準をパスした受講者18名を対象に3日間淡路島全域で実施した。全国からのGSTCのライセンス試験を受験するための基本的なSDGs達成やカーボンニュートラル2050の目標年を見据えた講義内容とフィールドワークに特化した。
特に「あわじ菜の花エコプロジェクト」や「バイオマス資源」の利活用の仕組み等を具体的に研修に入れた。
淡路新地域ビジョン委員視察研修
〇徳島県上勝町および徳島県阿南市における環境配慮型まちづくりおよび仕事の創出についての現地研修でのアドバイスやコーディネートを実施。
〇特に「上勝町ゼロ・ウェイスト宣言」を2003年に制定し、実践的な取り組みをしている「地域創生総合戦略」および上勝町ゼロ・ウェィストセンター」の実地研修でその取り組みの優れた特徴等について解説した。
侵略的外来水草「ナガエツルノゲイトウ駆除」
〇南米からの輸入材等から我が国に侵入したと考えれているが、経路については詳細は不明。兵庫県下では、加古川水系およびため池等で大繁殖しており、行政・自治体・関係農家等がその駆除作業に取り組んでいる。
淡路島の洲本市五色町下のため池に侵入し、大繁殖している現地で駆除のためのシート張りや土嚢による水中への封じ込め、堰堤での焼却作業に従事した。
第3回 3海峡クリーンアップ大作戦
淡路島が持つ3海峡、鳴門・紀淡・明石の各海峡の海ゴミクリーンアップ大作戦をICC(国際海岸クリーンアップ)と日本の窓口であるJEANとの調査を2018年から実施している。3海峡クリーンアップ大作戦実行委員会本部の全体コーディネートを実施している。島内外から1300余名の参加を得て実施した。
「川および河口の生き物調査」
洲本市立都志小・鮎原小・第3小学校・広田小・淡路市立志筑小の各小学校の3年生を対象に校区の親水域の川および河口の生き物調査をフィールドワークと実験室での顕微鏡観察を含めて肉眼では見えない生き物の存在を観察することを通じて、生物多様性が貴重な自然環境を保全していることへの気づきと関心を持っ児童育成。
「海竹山竹勉強会」
「山の話」「海の話」「筏づくり」で島内外から一般社会人、NPO活動グループ、大学生、兵庫県地球温暖化防止活動推進員等、約30名の参加者を得て開催された。淡路島の自然環境、特に里山・里地・里海の持続可能な維持管理に不可欠な実践活動と淡路島全体の貴重かつ恵まれた自然環境の特徴についてわかり易く解説した。
「淡路環境のつどい」
「環境立島淡路」島民会議が主催し「島民運動賞」として一般の部、教育関係の部、エコキッズポスターセッションの部の3部門から「守ろう!環境!淡路島!」として特に優れた実践活動やポスターを部会長として表彰した。
「テレビで環境学習」
洲本市生活環境課および淡路島テレビジョンからの依頼でタイトルのテレビで環境学習を第1回「海のごみについて考えてみよう!」第2回「そのごみの出し方であっている?」第3回「SDGsって知っていますか?」の3回シリーズで一般市民向け特に児童・低学年にも理解出来・実践活動しやすい内容の番組に編集に工夫、1回10分ものを1日3回、3週間の放映し、市民の多くから視聴反応が寄せられた。
福島・南相馬菜の花の名種まきイベント
2011年3月11日東日本大震災の大津波被害を受けた福島県南相馬地区の塩害栽培田への菜種種まきにより土壌改良と共に6次産業化を全日本菜の花プロジェクトネットワークが応援してきた。南相馬農地再生協議会の設立によりその活動の輪が次世代を取り込み大きく展開している。
学校の親水域にある川および河口の生き物調査
小学校の身近な親水域である川や河口の生き物調査を体験することにより、自然環境の保全することの大切さに気付くこと、肉眼では見えない小生物を顕微鏡で詳しく観察する体験。環境省の指標生物による水質判定の仕方等の実践活動。
「菜の花まつり」とあわじ菜の花エコプロジェクトの展開
あわじ花博2000(ジャパンフローラ)を契機に全島的に兵庫県の行政主事業として「あわじ菜の花エコプロジェクト」が展開されていることを分かりやすく説明した。これらを持続的に展開していくために次世代育成の重要性を親世代にも説明した。
第2回淡路島3海峡(紀淡海峡・明石海峡・鳴門海峡)ビーチクリーンアップ大作戦
鳴門海峡の渦潮を世界遺産登録へ推進するため、淡路島上げての取り組みとして紀淡海峡・明石海峡を含む3海峡ビーチクリーンアップ大作戦を提案した。
実行委員会本部役員として全体の環境アドバイザーを務めている。
COVID-19の対策を準備した上で第2回を開催、島内外合わせ1200名を超える参加者を得て成功裏に完了することができた。
淡路島ロングトレイル構想(Awaji Long Trail project)
2015年11月14日設立した「淡路島ロングトレイル協会設立推進委員会」は、洲本市の限界集落である竹原地区を拠点にしたロングトレイルコースの開発からスタートした。自然道を「歩く!直す!竹原DIYトレイル」として年4~5回の開催をしてきている。トレイルの維持管理をするメンバーの育成中。
淡路島ロングトレイル「歩く!直す!竹原DIYトレイル」
「淡路島ロングトレイル協会設立推進委員会」は2015年11月14日に設立した。事業内容は、①淡路島ロングトレイル協会設立に関する事業、②淡路島内におけるロングトレイルコースの開発にに関する事業、③淡路島におけるロングトレイル普及啓発に関する事業、④ロングトレイルを通じた淡路島の活性化に関する事業、⑤その他、当委員会の目的を達成するために必要な事業とした。小生が委員長を務め、副委員長1名、事務局長1名、委員を7名とした組織で運営。
あわじ菜の花エコプロジェクト「菜の花セミナー」
2000年4月に設立した「あわじ菜の花エコプロジェクト推進会議」は17年目を迎える。推進会議会長としてこのプロジェクトを運営してきた。なたね栽培は現在約60ヘクタールで栽培するまでになっている。連作障害の発生抑制のための生産者対象の「なたね栽培スキルアップセミナー」の定期開催、次世代対象の「菜の花祭り」、各種イベントへのの啓蒙活動、淡路島菜の花マップの作成等に取り組んでいる。
竹マイスターになろう
①全国的な環境問題になっている里山等の放置竹林による土砂災害やイノシシやシカ等による農作物等への獣害は広く周知されている。しかし、第一次生産者だけの取り組みにはおのずから限界があるのが実情である。
②一般地域住民を巻き込んだワークショップとしてまずは「竹林見学と竹はしづくりワークショップ」を地域おこし協力隊と共に「身近なようで遠い存在「竹」の習性や竹を使った先人の知恵を学んでみませんか?たくさん触って作ってみて竹を使いこなそう!を身近な里山をベースに展開中。
川の生き物調べ
15年前から淡路島内の小学校3年生の環境学習の一環として都志小学校、鮎原小学校、志筑小学校、東浦小学校、広田小学校等への出前環境学習を実施している。地球温暖化防止活動推進員・県・市の環境行政担当者を含めた恒例の
フィールドワークとして定着している。身近な校区の親水域の川の生態系を調べるため、川の底や水草・水質等を簡易な水質評価基準をもとにワークショップを通じて学んでいる。教育関係者等からの高い評価を得ていて継続的指導をリクエストされている。
兵庫県「里山防災林整備事業」の維持管理事業のための里山保全活動
2012年8月に放置里山の事前予察事業を実施し、2015年3月末の完成検査をもって完了した里山を維持管理するため、ファシリテートやコーディネートをしている。地域住民の自立を促しながら事業により整備されたナチュラルトレイルの管理法についての指導講習会の実施および里山全体の古木の伐採や間伐材を利活用した管理道の階段増設のワークショップの実施。地域住民や関西の大学生および地域おこし協力隊等の参加のもと孟宗竹林整備のワークショップの実施。