登録年度 | 1998年度 |
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氏名 | 飛田 秀幸 (トビタ ヒデユキ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 地球温暖化、産業、3R |
主な活動地域 | 茨城県日立市 |
主な経歴 | 1970年4月日立製作所多賀工場(当時の名称)入社 洗濯機設計を担当。1995年環境管理の業務に就く。工場のISO14001認証取得事務局としてシステム構築を担当した。以降日本品質保証機構の審査員として活動。茨城県環境カウンセラー協会理事。環境NPOいばらきの理事長。 |
特記事項 | 茨城県環境カウンセラーの活動の一環として連続講座の後援者を務めた。茨城県環境アドバイザーの資格を活かし、EA21などの審査人として環境マネジメントシステムの啓蒙・普及と審査を実施している。一方教育機関㈱グローバルテクノにてISO14001資格取得講座で講師を務めている。 |
活動の紹介
環境NPOいばらきがの審査員の力量向上策を実施した。
私が理事長を務める環境NPOいはらきで、2017規格の改正で新規に求められている「課題とチャンス」を全員が理解し、活用できるための勉強会を企画し、実施しました。二つの手法を講師二人でそれぞれ分担し、講義を行った後で実践偏として動画を用いた演習をしました。
カラスくずの再生材製造
つくば市にあるこの企業は、ガラス屑を集め、種類ごとに分別したのち、砕石して再生する工場へ原料として供給することをメインにしてます。
破砕する設備の能力拡大の投資をされていました。破砕前のヤードで作業をする従業員への粉塵吸入のリスクを軽減するためにシャワーを散布していましたが、これにより作業場の室温の上昇を抑えることもできて安全と健康の両面で効果があったと伺い、良い対策として評価できました。
環境マネジメント EA21の活動内容について
地域貢献の実例として、会社を挙げて歴史的価値のある山城の発掘を地域住民と協力して実施し、観光パンフレットの作成まで支援した事例をもとに環境マネジメントと地域との有益な関係づくりについてお話合いした。
環境NPOいばらき 定期総会
理事長として企画し、資料を配布して実績の報告を行った。例年は、茨城県の登録件数や地域事務局の登録件数などについて実績報告がメインであったが、今回は、内外の環境の課題に最新情報を年明けに3度程講演会に参加した為、それらについて私のも考えを交えて説明し、その後の懇親会の席で以前の定期総会に比べて良かったとの評価を得た。
㈱グローバルテクノの主任講師として5日間コースを担当した。
以前から継続している5日間の審査員養成コースの講師を担当した。参加メンバーが環境マネジメントの経験が浅い方ばかりのため、演習問題のグループ討議の出来が悪く、正解に導くのに苦労した。経験があるが無口な方に対し、経験がないが持論を展開する方がおり、講師としての側面支援に骨を折った。
茨城県環境カウンセラー協会総会
定例の総会に参加しました。協会の活動が地方自治体からの要請を受けて、省エネや水質分析の実演について報告がありましたが、いずれも自主的な企画ではなく、元々目指そうとした出前講座(小学校に訪問し、環境学習について講演し、実験によりエネルギーや資源につて説明する)が影を潜めている現状に失望した。
茨城県EA21地域事務局の運営委員会
今年から再任された地域事務局の運営委員会に参加しました。大学の先生や県の環境政策課の課長等が参加し、茨城県におけるEA21活動について審議しました。総論として、審査登録企業の伸びが少ないこと。その要因の一つに無審査で登録できてしまう茨城県独特の事業者登録制度があり、県の入札で優遇されていることに対する改善の進め方について審議した。大学の先生からは、茨城大学でEA21の認証を指導したいと話が売り、その際は、協力すると伝えた。
5/8,9のEA21審査
水戸市の平沼産業を二日間審査しました。精密分析測定器の専門メーカで、水戸以外に東京に営業所があり、一日目の審査終了後に東京に移動し、午前中に東京営業所を審査して水戸に戻り審査を行い終了しました。前年に指摘した消防法該当品の保管も適切に見直され、EA21が事務局から他の部門に展開ができつつあると判断しました。以前は、事務局が全て取りまとめしていましたので部門に展開したことは良い傾向です。
茨城県環境カウンセラー協会 理事会及び内部研修会
午前中は、茨城県環境カウンセラー協会の理事として細則の見直し及び今後の運営について討議した。午後は、茨城県水質管理センター会議室で水質浄化の基本を学び次に研究開発中の最新式の浄化処理システムの講義を受け、実証実験設備の見学をした。
環境フォーラムへの参加
茨城県地球温暖化防止協会主催の環境フォーラム。既知の内容であり、あまり参考にならなかった。
EA21の審査
日立市内の塗装業者である株式会社 日立塗工店の審査を実施した。今年で合計三回目になる。審査の種別としては、更新審査。小さい組織であり、現地審査は一日のみ。前年の指導に対して取組が改善されたことを確認できた。
産業廃棄物処理業者向けEA21認証取得合同研修会
茨城県産業廃棄物協会の依頼を受け、5社が参加した合同研修会の講師を務めた。7/29が初回で現在までに合計4回開催し、毎回宿題を出し、次の研修会に宿題を提出させ、チェックして進行する企画。今年で5年目になる。最終会は、模擬審査体験として審査の進め方や質問をして回答を引き出す取り組みをしている。参加者全員が審査を受けるまで継続的に研修を受けつづけてもらえない悩みはあるが、順調に認証を取得して、優良事業所の資格を得た企業も出ている。
エコアクション21全国大会in松山
エンアクションの審査員が全国から集まる大会が松山であり参加しました。
1.優秀な活動事例が発表を聞いた。
我々が審査している事業者とは全く異なる熱心な取り組みに驚嘆した。
2.グループ編成で、テーマ研修を行った。
事前学習により、提示された課題に対して10人程度のグループで協議し、方向付けを行った。
3.懇親会に参加した。
中央事務局の役員に直面している課題に対して質問し、改善策について伺った。
マネジメントシステムの近況と反省
1.ISO14001:2015は、どう変わるのか!
環境マニュアルの章立てが、順番がISO9001とISO14001が同じになります。
トップの責任が拡大され強化されます。
2.EA21の課題
① 取組の本質をとらえていない表面的な審査
② 自己流の解釈が正論と勘違いして厳しいシステム作りを強いる審査。
③ 自己流の解釈が正論と勘違いし、本筋からズレている審査。