登録年度 | 1998年度 |
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氏名 | 大澤 仁 (オオサワ ヒトシ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 地球温暖化、資源・エネルギー、産業 |
主な活動地域 | 神奈川県川崎市 |
主な経歴 | 昭和57年4月から現在まで、(株)日建設計にて都市・地域に関わる環境関連業務に従事。大規模建物の環境影響評価業務に加え、エネルギー・情報・物流など都市管理の計画分野を担当。 |
特記事項 | 技術士(建設部門:都市及び地方計画、建設環境)、学術修士(北海道大学大学院環境科学研究科)、土地区画整理士 |
活動の紹介
街づくりにおける分散的な緑の配置効果の重要性について
街づくりにおいては、まとまった緑地や身近な緑地の創出・保全の重要性はかねてより重視されてきたが、ともすれば脱炭素化などの効用に重きをおきがちとなり整備量確保を優先事項としがちとなっている。しかし、都市生活での緑は憩いや安らぎの提供による精神生活にも大きな効用をもつことがわかっており、都市環境の質的向上にはむしろ分散的な緑の配置重視の視点から街づくりをすすめることが重要であることを公共団体にアドバイスした。
街づくりの環境配慮(仮称)
街づくりとして、街の活性化方策として都市開発整備計画を考える際には、多様なステークホルダーの存在を明確に意識し、各主体のメリット・デメリットに応えられるものとすべきことを啓発。とりわけ、生活環境の保全・創出のため、法令遵守事項の環境の視点だけにとどまることなく、多様な視点を盛り込み個々の計画を検討していくことの重要性を説明。
コロナ禍・以降のまちづくりの方向
都市開発事業のなかで都市環境システムの構築をめざす企業に対して、企業のもてる資産を活用したSDGsの方向性をディスカッションしアドバイスした。とりわけ、コロナ禍・以降のまちづくり、とりわけ居住環境整備は、SDGsの実現とも呼応するWalkableな道や憩いのポケットパークなどの設えを充実させる方向が求められることの重要性を示唆した。
企業がめざすSDGsの方向性アドバイス
都市の持続性の国際目標のひとつでもあるSDGsの語は、すでに日本社会にも定着しつつある。ただその個別目標がめざす活動の具体化は、これからの不断の検討なしで即座には見出しにくい。こうしたなか、都市開発事業のなかで都市と環境の調和をめざす企業に対して、企業のもてる資産を活用したSDGsの方向性をアドバイスした。