登録年度 | 1998年度 |
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氏名 | 田中 勇次 (タナカ ユウジ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 地球温暖化、資源・エネルギー、産業 |
主な活動地域 | 和歌山県有田市 |
主な経歴 | 1.企業での設備設計における各種環境対策、子供エコクラブのサポーター、小学校・中学校・高等学校の生徒対象の総合学習、和歌山高専での「環境福祉工学」の非常勤講師、エコティーチャー研修講師、海外技術者へのエネルギー研修、ISO14001構築や省エネ提案、環境優良商品の提言や補助事業支援 |
特記事項 | 技術士(機械:機械設備、建設:建設環境)、エネルギー管理士、公害防止(大気・水質・騒音・振動)、危険物(甲種)、高圧ガス(甲機)、ISO環境審査員、EA21審査人 |
活動の紹介
技術士による具体的なSDGs活動事例

日本技術士会の会誌に執筆
経済を初めあらゆる面のグローバル化が進む中で、先進国および途上国間の貧富の格差、地球環境悪化等多くの問題を抱えている。このなかで今後の世界の持続的発展を図っていくには、SDGsの運用取組が重要で、わが国の国際協力もそれに向けての活動が期待されている。本稿では、私が携わったSDGs活動を紹介する。
NPO豊龍山戦没者墓苑奉仕会
県知事の認証を得たNPO豊龍山戦没者墓苑奉仕会の会長として次の取組中。
平和の推進に関わる広報活動、まちづくりとしての施設の整備及び環境保全事業、無宗教による慰霊事業を行うことを目的とする社会貢献でも公園の松の剪定した葉は敷き藁代替利用、サツキその他はみかん農業堆肥に活用など、SDGsに繋げている。
自家栽培の環境配慮の花類も、毎月、献花している。
企業の事業再構築支援

産業廃棄物処理業務パッケージソフトの製作と販売、電子マニフェスト導入支援、産業廃棄物処理業務パッケージ導入ユーザ様の業務運用サポートを行っている企業の事業再構築支援を行った。「産廃コンテナbee」で、QRコード1つで誰でも「カンタン」・「らくらく」でコンテナの管理を行えるのと、建設発生土自体を他の建設現場にて有効利用する技術課題解決を前提としたマッチングシステムを支援した。
ISO14001審査
年間60社のISO14001審査活動や年間8社のEA21審査活動並びに、5社のISO14001コンサル等による環境マネジメントシステムの普及促進
SDGs胡蝶蘭をEA21で取組

地元企業の(有)ヒカルオーキッド様が、自然が創り出す美しい造形を目にするたび、生命の神秘に畏れ入ると同時に、かけがえのない地球の未来に思いを馳せずにはいられません。大切に育てた胡蝶蘭を出荷する際、地球環境に負荷を与えない配慮を施すのはごく自然なことでした。「For One Earth」にちなんで「フォアス」と名づけた商品ブランドは、私たちの企業姿勢をかたちにしたものです。
SDGs胡蝶蘭でEA21を審査されたので審査を担当した。
静脈産業支援事業計画の作成
産廃の電子マニフェスト・紙マニフェストのアプリ提供の企業に、建設発生土のマッチングシステム、及び廃棄物コンテナー管理システムの開発並びに運用のプロジェクト計画作成し、事業計画として補助申請して採択しました。なお、10年ほど毎月1〜2回指導してきたプラスチックの再生化の事業者支援は成果が出ています。
製造業のISO審査(40数回)やコンサル
これまでの通算800回程のISO審査を実施しました。審査を通じてライフサイクルコストを下げる知見を伝えてきました。主な業種は、建設業、機械製造業、金属加工業、プラスチック産業、廃棄物処理業、造園施工業、一級管工事業、コンサルタント業、食品製造業他。コンサルで不良削減や在庫削減を半分以下にできた企業は何社かあり、今年は特に成果が大きかったのでと謝礼が届きました。
エコアクション21普及
EA21の普及事業を通じて、SDGsの活動の推進に繋げることを自分の役割と認識しています。食品製造業、運搬業、廃棄物処理業、機械製造業等の分野の支援含めた審査活動を行ってきました。
地域間環境保全
少子高齢化、長寿命化が進展する昨今において、100歳時代がやってくる本の中に紹介された士業の一員として、長寿命化の実践者「日野原重明先生」の生き方を直接学んだものとして、環境と安全からの長寿命・活性化へのプログラムを作成中で、来年度は出版したいと考えています。
環境配慮型農業の開発事例
2000m2の農園を使って、環境配慮型農業を実践しながら体験学習に対応しています。
海外技術者研修(日本の省エネルギー)
海外技術者研修(AOTS)の海外から日本の省エネ技術を習得に来日した工場長や管理職向けの、研修を2日間、エネルギー管理士の立場で研修講師として指導しました。
エコアクション21普及
EA21の審査を通じて、SDGsを意図した企業の課題とチャンスに着目した環境経営の運用や最新の法規制の認識に繋がる環境マネジメントシステムの助言・指導を、EA21審査員として指摘事項を通じて10社に対して実施しました。特に、2社に環境経営レポート大賞の応募を助言しました。
製造業のISO審査(40数回)
ISO14001の審査を通じて、企業の環境保全の継続的改善、全社員の方針・目標・最新の法規制の認識に繋がる環境マネジメントシステムの有効な運用に関する指導を、主任審査員として指摘事項を通じて実施しました。
自然(エコ)農法の実践&研究
農業遺産として登録申請中の「有田みかん」を、7年前から自家櫁柑山を購入して、環境配慮の自然農法で栽培し、3000トン収穫し、全国の審査員や技術士仲間に送付し、好評を得ており、昨年は、JAXAはやぶさ2のプロジェクトチームにも知人を通じて送付されました。
地域間環境保全
NPOウエノ公園の桜やサツキの木々の伐採や、自家農園で年中、花を有機栽培して献花を続けており、一昨年の台風で倒木した後に植えた桜の木やみかんの木を成長させる竹粉活用で、里山保護と災害復旧に役立つ環境活動実践。野獣被害除けの工夫実践。
海外技術者研修
毎年、省エネを中心にした研修担当講師として「業務改善による省エネルギー」、「現場改善による省エネルギー」の具体的な事例の説明を行っています。次回の2月8日はSDGsを含めた研修として、中国人にも省エネ実践を伝達する機会と考えています。
自然農法体験
自家栽培の環境配慮型の田中農園で、雑草を手で草を抜き取って畑の肥料にしたり、春の豆の収穫の枝を乾燥させて堆肥にする方法や、みかんの木の剪定枝を細かくして堆肥代わりに知ることや、EM菌を使った食糧残渣の食品リサイクルの仕組みを体験してもらった。
エコアクション21普及
地域事務局のエコアクション普及部会のメンバーとして、毎月の例会に出席するとともに、EA21審査員力量研修会の講師を務めて、共著の「トコトンやさしいコストダウン」や「次世代に繋がる5S AtoZ」の考え方で研修した。
地域間環境保全
NPOの立場で、桜の名所「ウエノ公園」の一斉清掃に参加、自治体の会計担当の立場で道路や用水路の清掃、寺や神社の専任総代等の立場での清掃を通じて生態系・生物多様性の視点で現場を見る見方の解説を参加者にしています。
製造業のISO&EA21支援
今年も、新規にISO&EA21の認証取得をご希望の三つの事業者様のマネジメントシステム構築の支援を行いました。また、ISO審査及びEA21審査は年間60~70回の実施の中で、ライフサイクルの視点で環境改善が,原価低減につながることも説明しています。
自治体省エネ促進&業界省エネ促進支援
日本技術士会を通じて、EA21審査員の立場やエネルギー管理士の立場で、省エネの具体的な方法の指導が求められ、環境問題に対しても公害防止管理者(大気・水質・騒音・振動)の立場で、自治体や(一財)海外技術者センター、企業からの助言依頼に対して対応しています。
高等学校の総合学習として講演
食品安全と環境安全に着目した果実作り、栽培技術について和歌山県環境学習アドバイザーとしての依頼にもとづき、講演しました。ISO22000やISO14001やEA21の仕組みも紹介しました。
ISO統合マネジメントシステム構築支援
自ら年間60件以上のISO審査やEA21審査を行っている知見を活かして、新規事業者からのEMS構築依頼があり、昨年度も5社に対して対応しました。EMSを通じて、事業活動の継続的発展と環境活動が一体化する仕組みとして評価されています。
SDGs促進アドバイス
現在勤務中の企業内では、社内誌にもSDGs促進のページが掲載されていますが、EA21審査先やISO審査先でも顧客の先にあるSDGs促進にも着目する話を伝えながら、SDGs促進アドバイスを行っています。事業者からの具体的な取り組み方法の問い合わせにも対応しています。
地域環境づくり&環境配慮型 有田みかんつくり
地域自治体(海南市、有田市の環境清掃参加、NPOの環境活動参加、寺院や神社の清掃参加他の地域環境づくり&有田みかんの環境配慮型農法の運用や、台風で根こそぎ被害受けた栽培地の復興技術開発支援など、技術士(機械・建設・総合技術)やプロフェッショナルプロジェクトマネジメントの立場でも、環境配慮支援を行っています。
環境配慮型農法で育てた「有田みかん」
170本の50年以上の塾木で「有田みかん」を栽培にあたって、冠水せずに美味しく減農薬、有機肥料等で育て、全国の環境カウンセラーやISO審査員、技術士仲間にお送りしてきましたが、今年は幼稚園・保育園全員が食育を通じて、風邪ひき予防や自然の美味しさを体験してもらいました。城山幼稚園・城山保育園の園長様からのお礼の手紙を頂戴しました。
海外技術者研修で省エネルギー講座
生産現場の原単位低減の解説
1.生産現場における省エネルギーの考え方 2.生産現場のエネルギーの見方
3.省エネのネタ発見の仕方と推進方法 4.各種の省エネ技術と活動事例
設備改善による省エネルギーの解説
1.業務プロセスのエネルギーと環境負荷 2.各種エネルギーの相互変換
3.省エネ技術の目的と基本的な考え方 4.省エネへのアプローチ方法
5.設備保全プロセス改善の必要性と重要性 6.省エネルギーの7つの着眼点
7.地球環境問題への貢献
日刊工業新聞社から出版(共著)
下記の出版本を通じてモノづくりにおける環境・エネルギーの取り組み方を解説
トコトンやさしいコストダウンの本(第2版)
「工場管理」引っ張りだこの仕事のプロになる!モノづくり人材のためのキャリアアップ読本
各種ボランティア活動
昨年から立神社の総代になり、神社周りの生物多様性にも着目していく所存です。
ISO14001:2015マネジメントシステム構築支援や移行審査
ISO14001:2015マネジメントシステム構築支援を建設業、機械加工業、プラスチック成型業、金属製造業その他10社程度の構築支援
ISO9001&ISO14001:2015の統合審査や複合審査 50社
エコアクションEA21の審査7社 等の環境マネジメント支援
トコトンやさしいコストダウンの本で環境保全
日刊工業新聞社の出版本の大幅な見直し改訂執筆依頼があり、IoTの時代に向けて、ペーパの時代からIoTクラウドの世界で、モノづくりの生産活動が、AIによってデータ分析された共通データをITで連携しながら、多様なコストダウンが図れる事例を共著の中で紹介しています。
海外技術者向けの省エネルギー
(独)海外技術者研修センターが、海外から日本の省エネ技術の知見を求めて日本に来られ、先進企業訪問と並行して、日本の省エネルギーを学ぶ機会に実例や演習含めて通訳を通じてパワーポイントで説明しました。
グリーンボールプロジェクト
総合商社のY社では、グリーンボールプロジェクトを通じて二酸化炭素低減社会実現に活動しており、改善活動側面支援を行っています。
EA21審査&ISO14001審査(30数回)
ASRの審査機関に登録し、これまでのEA21審査人活動だけでなく、ISO審査員として活動できる力量をつけて、2015年版の最新規格の審査員登録も済ませて対応しています。
環境配慮農法の有田みかん栽培
和歌山の有田市に在住なので、みかん山の有田みかんは、有機系の農法や、天然資源栽培技術で美味しくて人気のあるものを育てて、全国の方々から良い評判をいただいております。
文科省補助事業の「学校防災のサブコーディネータ」
"和歌山高専の特命教授として「和高専教育クラスターの学校防災の支援」を引き受けて、サブコーディネータとして災害から命を守る重要性を訴えながら、自然環境との共生の心が、災害時の共助⇔近助につながると考えながら、防災訓練に使用した家庭から収集した卵の殻を農地の堆肥処分しながら、事業推進しています。
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ISO14001環境マネジメントシステム審査
審査機関のASRやBLの外部審査員として、各種の製造業、木材加工業、環境コンサル業等の品質&環境マネジメントシステムの運用状況の審査を通じて、地球環境保全や緊急事態の対応訓練の重要性を認識いただきながら、事業活動の改善のヒントを掴んでいただけています。
ISO9001&ISO14001構築・運用改善の支援
福山のスガナミ製作所、大阪のエムティーアール、三重の高山化成、和歌山の尾高工作所や二葉建設はじめ、ISO9001&ISO14001構築・運用改善支援を行ってきました。企業でのマネジメントすステムは、事業活動に一定の成果を出し続けるための一つの道具として活用する仕組みとして有効に運用されています。
EA21エコアクション認証審査
審査人として、各種の製造業、自動車整備業、食品加工業、廃棄物処分業等の環境マネジメントシステムの運用状況の審査を通じて、3R、廃棄物処理、地球温暖化や緊急事態の対応訓練の重要性を認識いただきながら、事業活動の改善のヒントを掴んでいただけています。特に、中小事業者への環境上のアドバイスを行い、廃棄物処分の適切な運用支援を行っています。
グリーンボールプロジェクトの支援
株式会社山善では、グリーンボールプロジェクトを通じて二酸化炭素低減社会実現に活動しており、改善活動支援を行っています。特に、一つの商社が始めた炭素社会への取り組みを広く伝えるために、環境エネルギー関連の表彰制度への応募を提言しています。