登録年度 | 1998年度 |
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氏名 | 仲西 美佐子 (ナカニシ ミサコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 水質、廃棄物、環境教育、自然観察(植物、鳥、水生生物、昆虫、星空等)、森林保護以外の自然保護、市民活動、町づくり、その他 |
主な活動地域 | 沖縄県国頭郡恩納村 |
主な経歴 | 1988年から有機農業に転換し、同時にリサイクル石けん作りを通して環境教育に取り組む。1993年石けん工房をオープンし、水循環のモデルとしての建物を利用し、水を考え、暮らし方を考え、自然を考え、自然にやさしい生活スタイルの発信地を目指している。 |
特記事項 | 1994年那覇市の生活排水対策懇話会委員、1997年那覇市第三次総合計画の審議委員(環境問題担当)、1998年中部北ゴミ問題懇話会委員、1998年沖縄県環境保全推進委員、沖縄県環境基本計画検討委員 |
活動の紹介
エコツアー
修学旅行生を対象に観光協会とエコツアー(海岸線の散策)企画実施した。
亜熱帯の海岸線の植生や海岸林のあり様、祖先の守り育ててきた海岸線。海方切りの制度で風の島沖縄の資源管理の在り方を伝えることを目標に企画実施した。
恩納村南恩納の公民館講座
恩納村で多様化、高度化する学習ニーズに対応するため各字公民館の協力を得て、学習機会を提供するともにに、地域における指導者の養成を図る目的で公民館講座を実施。その中で南恩納公民館での「生活の中で生かせる発酵」をテーマに10回講座を企画実施。
味噌づくりのための米を蒸して麹づくり、その管理。麹の活動を休ますための塩止め。数日後大豆を煮て麴と塩で味噌の仕込み。容器の消毒後容器に詰め、保管や管理の説明で終えた。
ビオトープ作り
数年前から続いている南恩納地域づくりのビオトープ作りの企画実施。
今年度は維持管理とレンコンを植えることを企画した。コロナ流行の中、作業ははかどらず、草との戦いに明け暮れた。植え付け準備を整え、3月には定植の予定である。
ビオトープ作り
数年前から、沖縄県数恩納村字恩納の地域づくりの会はシカザ川河畔の300坪の休耕田で、ビオトープ作りを実施している。そのサポートをしている。草刈りをして、猪垣を作り、橋を架け畦道の整備を終えた。今年度は企画会議を開きゾーニングをし、企画に沿って月1~2回のペースで草刈り・溝堀などの作業を行っている。来年は、メダカの泳ぐ池と蓮の池ができそうである。現場にあるハシカンボク・ハナシュクシャ・サワフジ・ハンゲショウなどの見学会もできそうである。
めだかの学校
沖縄県南恩納区の子供会を対象に「めだかの学校」を開催した。メダカの棲む風景を作るには・・・。家がなくなったの?。食べ物がなくなったの?。水が汚れたの?。水が減ったの?。どうしよう・・・・。など、どうしたらいいのか話し合いながら、講師の玉城真さんのメダカの育て方を学習した。ミナミメダカ(琉球型)を10匹ずつ持ち帰り育てることになった。
ビオトープ作り
沖縄県恩納村南恩納区の「地域づくり」」グループを中心に300坪の休耕田をビオトープにするための活動をしている。毎月の草刈りに加え、あぜ道づくりやアクセス道の整備をしている。
ビオトープを作る
沖縄県恩納村南恩納「地域づくり」団体のビオトープ作りを企画実施した。事前に、琉球大学のビオトープ見学や子供たちも一緒に近くの川の環境や生き物調べをした。どのようなビオトープにするのか考え、今年はアクセスの道づくりとビオトープの周りのあぜ道の整備を企画し、実施にこぎつけた。
干潟の生き物の図鑑を作ろう
沖縄県うるま市の公民館講座の干潟の観察会の企画実施をした。親子で、干潟の環境や生き物について事前学習をした。干潟に行き生き物を探し、生き物の特徴や住んでいる所の様子を記録し、写真に収めた。後日、写真や記録をもとに、自分だけの図鑑としてまとめて冊子にした。面白かったこと珍しかったことなど自分の図鑑を手にしながら振り返りをした。
ビオトープ作り
300坪の休耕田休耕田をビオトープにするため、多くの人に関心を持ってもらうための方法を探った。近くに川が流れていて、サワフジの木が数本あるのでその花の咲くころ花見をする企画を立てた。アクセスのための草刈りとあぜ道の補強をした。花は夜に咲くので、夕涼みがてら蛍も楽しめてた。
自然環境を守る方法ををかつての資源管理のありかたに見る
沖縄国際大で、環境資源論の授業で環境をどう守るかを講義した。沖縄は厳しい気候風土の中で海岸林や報護林、屋敷林を成し、緑の守りの中で住み心地の良い空間を作ってきた。海岸は海方切りで山は杣山として区分けされ、それぞれの集落で維持管理しながら活用してきた。川や里道も同様に自ら企画立案、費用の配分、労働の配分も賦役として実施した。現在のような税金を払って行政任せでは費用が膨らむばかり。一見誰のものかわからない自然環境をいまでも田舎では守りながら使っている。
屋嘉田潟原の生物調査
恩納小学校6年生2クラス50人を対象に屋嘉田潟原にどのような生き物がいるのかの調べ学習をした。1組のために事前に干潟で見つけやすい生き物の写真の中から16種を選んで作った調査シートを25パターン準備した。2組はその作業を生徒たちで行った。そのシートを手に干潟に出て生き物を見つけ確認をしながら散策した。シートはビンゴゲームの要領で、4×4種類で縦・横・斜めの線に沿って見つける楽しめるようにした。