登録年度 | 1999年度 |
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氏名 | 二郷 精 (ニゴウ マコト) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 生態系・生物多様性、地球温暖化、資源・エネルギー |
主な活動地域 | 宮城県仙台市 |
主な経歴 | 1982年建築設計事務所を開設、医療福祉関係施設の設計を中心に、地域計画、歴史環境整備計画、省エネシステムの普及運動、室内環境問題の研究会に参加、展開する。併せて、2005年まで日本大学工学部建築学科非常勤講師として教職に参加する。又、2014年、建築設計の業務から引退、現在に至る。 |
特記事項 | 「住まいと環境東北フォーラム」会員、公益財団法人「OISCA」会員、一級建築士、ISO14000審査員補、ISO9000審査員補 |
活動の紹介
仙台城「中島の池」の再生
伊達政宗によって造営された「仙台城の御裏林」は現在天然記念物に指定され「東北大学植物園」として豊かな植生を保持している。城郭の一角としての御裏林に隣接した溜池「中島の池」は戦後埋立られたが、植物園からの新たな植生繁茂と生態系が形成されてきており、ここは歴史と自然が共生できるビオトープ空域として再生、活用し次世代に伝えたいと提案、ブログ等により発表してきた。
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
仙台城「大手門・脇櫓」周辺域復元考
史跡仙台城「大手門・脇櫓」の復元について、これまで建築家として関わってきた分野の紹介と、城郭内に存在する「天然記念物」の「植物園」植生域について、そしてそこにあった自然豊かな「中島の池」の再生について紹介した。
歴史と自然の共生:仙台城「大手門・脇櫓」復元及び周辺整備について
令和2年11月、仙台市は、これまで続けてきた「大手門・脇櫓」復元及び「中島の池」再生周辺整備について、計画実施を新聞発表した。城郭内にある「天然記念物指定の植物園」に連なる「中島の池」は戦後埋立られとはいえ、植物園を水源とした清流と植生は残っており、かつての生態系を再生し、歴史と自然の空域づくりに今後も務めてゆきたい。
仙台城域の再生と活用
仙台市の中心部に位置する「仙台城域」は、天然記念物に指定された植物園を含む全国でも珍しい歴史空間である。この度改定される「文化財保護法」は従来の保護一辺倒の文化財行政から、この空間を活かした「活用」展開が可能となる大きな変革で、この法令の担当する文化庁の担当官の講演を始めとし、国土交通省(地域づくり)、仙台市(観光)、研究者(文化財)、自然公園監視員(植生、生態系)によるパネルディスカッションが開かれ、このコーディネートを担当した。
政宗公・城と観光
政宗公生誕450年の年を迎えるにあたり、緑濃き仙台城址のかつての姿、現有の自然環境のもつ価値と豊かさについて語る。文化財史跡としての空間と、それを管理することなく成長する実生の根幹が崩壊させている現実と、そこに現存するビオトープ空間、これらをどう擦り合わせ、市民生活・教育・観光の中に活用展開していけるか、その課題についても語る。
広瀬川の景観とまちづくりを考える会
仙台の街を表す「杜の都」は屋敷林の緑だったことを踏まえ、仙台市の中央を流れる広瀬川と、仙台城址界隈の、開発、売却計画について「まちづくり」の視点から、課題と提案を交え、復元、再生、保全について語る。
松林再生プロジェクト
東日本大震災で消失した「名取市の海岸林」の再生を目指し事業を行っている「名取市松林再生の会」と「(公)OISCA]の活動に、OISCA会員として,2012年以来参加、再生の会、ボランティアメンバーと共に、育苗、植林、下刈り等の活動に参加している。
住まいと環境東北フォーラム
フォーラムのアドバイザーとして参加
「名取市松林震災復旧事業」
東日本大震災で消失した、名取市閖上地区の松林再生事業に、今年度は4回参加