登録年度 | 1999年度 |
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氏名 | 岸本 茂樹 (キシモト シゲキ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 消費生活・衣食住、3R |
主な活動地域 | 神奈川県横浜市 |
主な経歴 | 平成4年より自然観察指導員として地域の遊歩道の管理清掃に従事する一方、地方公務員の勤務地、周辺区で「四季の花ごよみ写真詩集」「鎮守の森のコンサート」など自然系事業を市民と共に企画実施。その後、自然公園・動物園にて「種の保存」「緑地の管理保全」で各種ボランティアと実践活動に従事。 |
特記事項 | 自然観察指導員(平成4年登録)。「かながわのミュージアム」(1996年神奈川県博物館協会発行)協力執筆。「ヨコハマウォーキング」(1981年横浜市発行)共同取材。 |
活動の紹介
第32回武蔵大学生涯学習講座「日本文化の礎 スギとヒノキをもっと知ろう」
武蔵学園・大学キャンパスをフィールドとして講師に樹木医・石井誠治氏を招き身近なスギ、ヒノキの歴史と生態、日本人との関係性を豊富な資料で学習した。石井氏は樹木と日本文化の関係性に造詣が深く、自身の全国のフィールドワークを通し収集した写真・資料を活用して興味あふれる講座を展開した。また実物の葉や枝をもとにクイズ・謎なぞなどで参加者を楽しませ不思議な樹木の世界に誘った。終了後は会場を変えて、質疑応答の時間を作り最後まで充実した時間となった。講座10時~13時30分。講座参加者30人。(懇談会参加者10人)
第32回武蔵大学生涯学習講座「日本文化の礎 スギとヒノキをもっと知ろう」
上記報告済み。下段に研修活動追記。
郷土の森、豊かな自然の中で大人も子どもも紙芝居
アジサイの花が満開を迎えて府中市郷土の森は「アジサイ祭り」の最盛期。多種多様なアジサイが森の中にあふれて多くの人出が見られた。会場の「芝生広場」には、伝統芸能「猿回し」の一座が巡業しており、時間調整をして交代で街頭紙芝居を上演した。演目はアフリカの民話を基にした「ワニがめんどりを食べないわけ」他。空腹のワニがメンドリを捕食しようとするが、ともに共生することの大切さに発心してその後の生涯の生き方を変えるというファンタジー。師匠役のトカゲ君の共生の大切さを伝える場面もユニークで大きな拍手を受けた。(参加者2回合わせて45人)
郷土の森、豊かな自然の中で大人も子どもも紙芝居
コロナ禍の閉塞状況が徐々に緩和され、府中市郷土の森でも冬季の園内の散策や自然観察の市民グループが増加している。現在、主要施設の「博物館」が改築工事に伴い休館中でケヤキの大樹下での紙芝居は多くの来場を得た。
演目は新美南吉の童話「てぶくろを買いに」の他、江戸時代の判じ物クイズ、謎々など楽しい構成で、2回の公演を実施した。(観客数1回目:約40人、2回目:35人)
地域のゴミ収集・リサイクル集積場所変更の実働
「ゴミは人間性の発現!」その言葉の意味を痛感する。コロナ禍でゴミ収集、リサイクル回収が急増して従来の収集場所の管理に3年間対応に苦慮した。利用者の総意で輪番制の当番管理に着手し、基本的なルールの徹底から他の地域住民への啓発、そしてカラス対策の大型ネットの購入と対策と実践を継続したが週4日間のゴミとリサイクルの対応には翻弄された。住民有志は自前で監視カメラを玄関に設置して集積場所を管理した。苦節3年、結局場所を移動しネットボックスを設置することで関係者全員の了解を得て劇的な改善策となった。更に、それに合わせて地域全体で5カ所の場所移動に取り組み円満に解決を見た。町内会も高額なネットボックスの購入予算を手当てして対応、それも含めて功を奏した。
早春の郷土の森、梅の香を楽しみ豊かな自然に感謝!
混乱と不安が溢れる中にも春が来る。大人も、子どもも高齢者も若者も、梅の香に包まれて春を感じる。ケヤキの大樹は、冬の立ち姿だが土曜日恒例の”森の街頭紙芝居”は多くの人出があり盛況だった。
紙芝居は、侵略に苦しむ”ウクライナの童話”を題材にした紙芝居「てぶくろ」等を上演して、梅や自然のなぞなぞクイズを準備して楽しんだ。江戸時代の造形表現豊かな浮世絵の中から”判じ物・なぞなぞ”を題材に創作した、クイズは大人気だった。特に梅まつりにちなむ”梅”の難解なクイズにも正解者が出現して多くの参加者から拍手を受けていた。(第1回65人。第2回35人、合計100人)
郷土の森、豊かな自然の中で大人も子どもも紙芝居
コロナ禍で活動制限の夏休み。府中市郷土の森では豊かな太陽の下で緑陰の魅力が溢れる屋外で街頭紙芝居を実施した。自然の魅力は大人も子どもも、体感することでその保護や次代への継承が可能になる。リピーターを増やし、環境教育の契機となるイベントが開催できた。
午後2回の上演会では、合計100人に及ぶ方々が楽しんで下さり目的が達せられた。
ゴミ回収場所の不法投棄防止活動の推進
地域におけるゴミの減量化やリサイクルの促進も、住民に対しては普及啓発活動の積み重ねである。日常的に関与するゴミの回収場所や集積場の管理も自己抑制的で継続的な情熱に支えられる。ゴミの当番制が定着してからは、地域住民の前向きで積極的な関与が顕著になった。リサイクルの包装プラが集積された上に、たばこの吸い殻を大量に捨てる人物が現れ困惑した。そのため早朝から、有志により「ごみの捨て方声掛け運動」を始めた。朝の挨拶や近況報告など顔見知りの会話にもつながり、この理不尽な行為は見られなくなった。
ゴミ回収場所の住民管理の実施と推進
コロナ禍で生ごみ・リサイクル回収の量が大量になり、他方、自治体は回収・集積場の住民管理を進めている。当地域は戸建住宅が連続する地域であるが、日常は挨拶を交わす程度の希薄な関係性で、ゴミ管理は長年一部の住民にゆだねられて来た。そこで各戸に手紙や訪問を重ねて、20人の参加者を得て当番制での住民が負担を分け合う形でのゴミ回収場所の管理に踏み出すこととなった。「護美当番」の立派な札を制作し関係者宅を順次回ることが始まった。
地域遊歩道清掃活動
地域の自治会・町内会と協力連携して毎月2回の日曜日に、遊歩道の清掃・維持活動を継続。遊歩道は、横浜市では初めて排水路の暗渠化に伴い上部を緑化したもので半世紀近い歴史がある。これまでは樹木の剪定研修も実施しており、有志が日常の管理をしている。また、ごみの捨て方・リサイクルの普及啓発を徹底している。
府中市郷土の森博物館「なつかし亭」紙芝居
府中市是政の豊かな森にたたずむ「府中市郷土の森博物館」は古代から近代にいたる郷土の歴史に関する展示に加えて、天文科学系の教育・展示施設として多くの来館者を集めている。また四季折々の梅や紫陽花、落ち葉などをテーマに自然教育施設としても枢要な役割を果たしている。この常設展示室(またはエントランス)を会場に、紙芝居の会を隔月の第3土曜日に開催している。演目は、動物と人間の共生や擬人化した動物同士の勧善懲悪の愉快な活劇や物語を、毎回2回の上演で大人と子ども約50~80人を対象に実演している。
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済