登録年度 | 1999年度 |
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氏名 | 齋藤 美奈子 (サイトウ ミナコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 生態系・生物多様性、地質、地球温暖化 |
主な活動地域 | 新潟県糸魚川市 |
主な経歴 | 1994開館の糸魚川フォッサマグナミュージアムを母体とする友の会の発足時より事務局として各種行事等の企画立案・実施の運営にあたるほか、行政ともタイアップしながら日本初の『世界ジオパーク』認定に貢献。自らもジオパークガイドとして活動中。糸魚川市 他で天体観望会を開催し環境教育実施。 |
特記事項 | 1996から青海自然史博物館きらら自然の会運営委員。2000から緑の少年団講師。その後『にいがた緑の百年物語』幹事として支部設立に関わる。2005から省エネルギー普及指導員。2007から新潟県地球温暖化防止活動推進員。日常の様々な機会に女性・主婦・母の視点で地球環境保全活動を推める。 |
活動の紹介
ブナ林散策ツァー
にいがた緑の百年物語緑化推進委員会糸魚川支部の定例行事で、今年は蓮華温泉のお膝元『白池』と今や糸魚川真柏で海外でも有名になった明星山の麓『高浪の池』のブナの原生林を舞台に実施された。
今年は全国的に野生動物(特にクマ)が人間の生活の場に普通に出没(当日も駐車場に新鮮な痕跡が残っていた)しており、当然、迂闊に生息地には踏み込めず、参加者の安全確保に例年以上に神経を使ったが、自然が生み出す景色や不思議、人間との関わりも学んで参加者達は大満足だった。
夜空のときめき-ペルセウス座流星群を楽しもう
毎年3回、フォッサマグナミュージアムが実施する天文講座。他2回は5月27日(春の大曲線探しと月面)、10月14日(土星とアンドロメダ星雲を見よう)。
地球上から宇宙を眺めて感じることで、自分達が住んでいる地球の存在を考えてもらう観望会。
天体観望会「春の大曲線と水星を見よう」他
子どもから大人まで幅広い年代層の人達から、天体望遠鏡を覗いたりレクチャーを受けてもらう中で、恒星や惑星・星座などを学んだり、広く自分達が住んでいる地球を取り巻く環境等について興味を持ってもらう。
・8月20日(土)天体観望会「土星と夏の星座を見よう」
・11月8日(火)天体観望会「宇宙の神秘、皆既月食を楽し
もう」
皆既月食を見よう
2018年7月以来3年ぶりの皆既月食が見られる日。
平日ではあったが月の出から観測を開始出来、皆既食の継続時間も15分と程良い長さの絶好のチャンスに『宇宙の神秘』を身近に感じてもらいたくて実施した。
緑の少年団 環境保全・緑化推進活動
糸魚川市不動山城址(大字越)における手作り案内看板の作成及び設置の記念事業として植樹活動に参加した下早川小学校緑の少年団の子供達に作業補助をする。植樹後、当日 植えた“コブシ”について、1年間の姿などを中心に森の生態系保全を紹介した。
糸魚川ユネスコ世界ジオパーク日本ジオパーク委員会現地調査
本年の糸魚川ジオパーク再認定に向け、日本ジオパーク協会審査員団を迎えての現地調査が2日間に渡って行われた。米田糸魚川市長以下、糸魚川ジオパークの関係者と共にアドバイザーとして同行。状況に応じて意見・提言等を発した。感染予防のため移動にバスが使えず大行列となった。
糸魚川ジオパーク世界認定10周年記念フォーラム
糸魚川市きらら青海を会場に400名が参加。認定前後を通して糸魚川ジオパークを支えてきた関係者が色々な方面からリレー方式で”どう関わってきたか”を語り合っていく形で進行。自身も認定に一番貢献した立場で壇上に立つ時間をいただいた。
交流会では地元の皆さんにより糸魚川グルメもふるまわれ好評だった。
博物館講座 天文観望会
天文観望会は この回を含めて年間3回開かれる。
観望会を通して”地球が広い宇宙の中に存在する1つの天体”だということ、それは”水と緑に恵まれた奇跡の星である″ことを認識してもらう。
更に、昨今の異常気象を伝えながら、自分達が生活している地球に危機が迫っている事を実感してもらえるように話を絡めていく。そんな状況の中で自分達は今、何をすべきか? 参加者は家族連れが多いので、家庭での話題にも出来る。
日本の経済活動を支える水力発電所を見に行こう(秘境ツァー)
黒部・立山の山懐で今も脈々と進められている日本の誇る電源開発の現場を実際に見学し、自然エネルギーが生みだされる姿を実感した。壮大な自然の中に存在する巨大な施設に圧倒された。帰路には、酷暑の一日、汗まみれで歩き廻ったご褒美に、地球の奥底から湧き出す恵みを堪能する。
春の大曲線と地球の兄弟星の木星を見よう(糸魚川市広報)
私達が住む地球は宇宙を構成する沢山の星の中の小さな1つの存在ではあるが、水と緑に恵まれた奇跡の環境を有していること。しかし近年の温暖化に因りその存在に赤信号が灯っていることを頻発する異常気象を通して学び、この地球を守っていく為には何をすべきか、皆で考えた。
自然災害現地学習会
2017年7月に全国的に豪雨災害が発生し、糸魚川市でも堤防決壊・住宅浸水など糸魚川大火に匹敵する被害が出た。その後、秋にも異常降雨に起因すると思われる大規模な地滑りが起こり、その河川閉塞に因り住民は長期に渡り避難を強いられた。実際の災害現場を自分達の目で見ることに因り有事に備えて日頃から対策を考える切っ掛けにして欲しい。
新潟県緑の百年ものがたり ブナ林散策ツアー
ブナ林が自然界でどのような役割をはたしているかを学びながら、豊かな生態系を守っていくことの大切さを実感して欲しい。
日本海沿岸域の津波と防災
新潟県が算出した津波災害推定ラインの発表を受けて、発生時のシュミレーションと対応を考える。
春の大曲線と木星を見よう
星空に親しみながら、地球が宇宙の中に存在する”奇跡の星”であることを学ぶことに因り、緑と水の星を守っていく大切さを実感して欲しい。(参加者48名)
8月(50名)、10月にも季節に合わせたテーマで実施。
糸魚川市・上早川地区の住民対象 「活火山・焼山の歴史を学ぶ」現地研修会
万が一、焼山が噴火した場合、火砕流が流れ下る可能性が有る糸魚川市の早川谷の住民から”焼山の噴火の歴史や自然保護・砂防の実態、危険性を勉強したい”との要望が上がり、急遽、現地勉強会が実施され案内をする。参加者・マイクロバス3台で50名
天文観望会「春の星座と地球に中接近中の火星を見よう」
フォッサマグナミュ-ジアムから委託されている恒例行事の1回目。
毎回、宇宙を学びながら地球環境に目を向けてもらえるように解説をしている。この回は、参加者(大人20名・子供7名)と星空を見上げながら春の代表的な星座などについて話をした後、天体望遠鏡を使って地球に中接近中で赤く輝く火星の姿を見てもらう。
以降、天文観望会は2回目(8月6日、夏の星座と土星、大人23名・子供13名参加)、3回目(10月22日、秋の星座とアンドロメダ星雲、大人23名・子供15名)と続く。
越路 大地の会 糸魚川巡検
長岡市に拠点を置いて”地質を学んでいる市民団体”の会員と長岡市が公募した一般市民(合計マイクロバス4台満車と自家用車1台)の皆さんが、当地・糸魚川で現在、噴煙を上げて活動中の火山・焼山について地質勉強のために現地見学会に来られた折り、同行してサポートにあたる。
新潟県環境保全連絡協議会 総会 兼 講演会・自然観察会
タイトル実施者からの依頼で総会以外のフィールド(午前・フォッサマグナパーク)と講演会(午後・フォッサマグナミュ-ジアム大ホール)を企画し、実施する。会員の他にフォッサマグナミュ-ジアム友の会会員の参加を募集しての大集会となった。
主体の協議会には植物のエキスパートが多数、所属されており、そちらの面では内容的にレベルが高かったが、地元・糸魚川についてのみ限定で案内をさせていただいた。 総参加者数は自家用車10台(相乗り)以上とマイクロバス1台。