登録年度 | 1999年度 |
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氏名 | 小林 由紀子 (コバヤシ ユキコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 水質、資源・エネルギー、3R |
主な活動地域 | 岐阜県岐阜市 |
主な経歴 | 環境と科学を結び付け温暖化問題やエネルギー・水環境・3Rを考える講座を学校や市民に行う。NPO法人e-plus生涯学習研究所代表理事。平成25~26年度岐阜大学地域協学センター特任准教授。岐阜県森林審議会委員、岐阜県指定管理者審査委員、岐阜県自然工法管理士認定審議委員。 |
特記事項 | 2007年地球温暖化防止活動環境大臣表彰、2008年 岐阜市環境活動顕彰受賞。【資格】家庭の省エネエキスパート、家電製品アドバイザー、プロジェクト・WILD&WETファシリテーター、ipcc reportコミュニケーター【研修履歴】2006中部、2005中部、2001神戸 |
活動の紹介
eco検定アワード2023のエコピープル部門で大賞を頂きました。
11月17日、東京商工会議所において、eco検定アワードのエコピープル部門で大賞として表彰されました。eco検定の学習が環境知識を整理し自信につながり多くの講座を開催できました。今回の受賞は、川と海洋プラスチックをテーマに、SDGsから環境のつながりを考える「海なし県からの伝言」という連続授業、生涯学習施設での環境講座の講師活動、そして岐阜県気候変動適応センターでの小中学校向けの教材作成と実証が高く評価されました。
親子科学工作教室環境と科学のつながりや技術革新を説明しています
気候変動の現状や防災に関する話題の後に、緩和策として今できる対策として省エネルギーについて説明しました。エネルギーの生成方法には再生可能エネルギーなどさまざまな方法があります。その中で、太陽光発電に焦点を当て、そのメリットとデメリットについて話しました。その後、実際に太陽光発電を用いて自作したソーラーカーを外で走らせ、光の強さが変わることで走行方法にどのような影響があるかを体験しました。
地域の歴史と環境をしる親子工作講座 「川を大切に。海を守ろう」
岐阜県の河川環境保全活動において、岐阜県、岐阜市、海洋プラスチックの問題と岐阜の自然や地域文化を結びつけた工作(和紙のマーブリング)の話です。川を通じてゴミが海に流れ込むため海のない岐阜県も海洋プラスチック問題に関係があります。川と海を大切にするためには、私達に何ができるのかを考えました。後半では、長良川と美濃和紙の歴史をたどり、伝統工芸である「岐阜提灯」に使われる和紙の端切れを利用してうちわを制作しました。和紙をマーブリングで染めうちわに仕上げました。SDGsにも貢献でき参加者はとても楽しんでいたようです
河川基金と森林環境税の活用した海洋プラスチック講座を自治体と協力して開催しました
プロジェクトWET・WILDのアクティビティを活用し「水環境」について学びます。2時間×3回の授業で、「水の性質と循環」「SDGsと海洋プラスチック」「生き物との共生を考える町づくり」のワークショップを行いました。また、身近な川の水生生物調査も行い、地域の「ふるさと」を愛する気持ちを育成しています。今年は地域の参加を促し、プログラムを改善しました。授業を通じて、身近な川や自然の環境問題を「自分事」として捉え行動する子供たちを育成しています。この講座は岐阜県内の22校 70回で実施されました。
大人のための環境講座を各地の公民館で開催しました
生涯学習施設を活用して、岐阜市、美濃加茂市、関市、御嵩町で「大人のための環境講座」を開催しました。テーマは「気候変動と省エネルギー」「SDGsと環境」です。省エネルギー講座では、「百均グッズでできる省エネ」や、「健康」をテーマにした内容を提供しました。「SDGsと環境」の講座では、エネルギーやフードロス、3R、サーキュラーエコノミーなど、身近なテーマを取り上げ、取り組みの説明を行いました。この講座は年間20回ほど行っています
環境衛生研修会講師「つながる環境問題 ~エネルギーとSDGs~」と岐阜県薬剤師会報コラム掲載
Zoom ミーティングを活用した環境衛生研修会では少し踏み込んでSDGs、経済、社会、環境のつながりをテーマにした。「脱炭素」「持続可能な社会」を目指すための「定常経済」という考え方を解説した。現在は世界情勢とエネルギー価格が高騰し、電気代が高くなった。それにより商品価格が上がったが、反面ムダな部分を見直すことにより社会全体のロスがなくなり脱炭素が進みやすくなったと話した。薬を待つ間に環境の話ができたらとはじまった「店頭で使える環境知識」のコラム掲載が8年目となった。
小中学生のための気候変動教材の実証研究
岐阜県気候変動適応センターと共に気候変動の小中学校の適応策の教材とシナリオを作成した。学校の授業で先生に実際に授業を行ってもらい、汎用教材にするための実証研究を行った。適応策と緩和策は両輪、省エネルギーや3R、食品など身近な取り組みからの教材作りをした。学校の社会科の進捗に合わせ食品ロスフードマイレージなどのテーマを提供できた。
地域の川から~海洋プラスチックを考えよう
SDGsの視点から海洋プラスチックを考える学習を行った。環境教育プロジェクトWET・WILDのアクティビティなどアクティブラーニングの手法を活用し水環境を学ぶ。社会科で学んだ3Rの授業を活用し身近な取り組みから地球規模の環境問題を考える。美濃加茂市全小学校5年生に各クラスへの出前講座を行った。岐阜市と協働し総合的な学習の時間を活用し3~5回の授業プログラムを行った。羽島市、各務原市、海津市の小中学校、特別支援学校を含めて20校を対象とした。
生涯学習としての環境学習
関市
五感を使った科学工作講座
子どもたちに、気候変動やエネルギーの基礎知識、緩和策としての省エネルギーについての講座を行った後ソーラーカー工作を親子で行った。また、「光の不思議」のクイズを行った後、UVビーズのストラップを作り日光で変化するビーズを体感した。森での自然体験の後のクリスマスリース作り」「長良川と森が育む和紙の話後に美濃和紙を使ったマーブリング」など「工作を作って楽しく学ぼう」工作教室を開催した。科学教室では手回し発電機など実験道具も会場に準備した。
岐阜県薬剤師会 環境衛生研修会「つながる環境問題 ~目を開こう、地球を守るSDGs の考え方~」
Zoom ミーティングを活用した研修にてSDGsの考え方を講演した。プラネタリーバウンダリーとSDGsの考え方の説明をした。地球の限界とされるとされる生物多様性、土地利用から「食」との関わりをフットプリント、フードマイレージの指標に基づき解説した。牛のゲップを例にメタンと地球温暖化の関係、カーボンフットプリント、ウオーターフットプリントを指標に用いて牛肉の環境負荷の大きさを話した。身近なことから「環境のつながり」について知って欲しいとテーマを選んだ。
eco検定アワード2021優秀賞 を受賞しました。
eco検定アワード2021エコピープル部門優秀賞を受賞した。今回の受賞は2015年大賞に続き5度目となった。4年前、eco検定を再受験してSEEKERとなり、これをきっかけにSDGsの重要性を再認識しすべての学習プログラムを見直した。また、自治体と協働で「海洋プラスチック」をテーマに汎用教材の開発と実証を行い、コロナ下での授業をタブレットを使うことを前提に調べ学習の方法を工夫し質を落とさないプログラム作りを心がけた。今後もより一層わかりやすく楽しいプログラム作りに努力したい。
食品ロス減で企業価値向上 ~SDGsの視点から 食品ロスと海洋プラスチックを例に~
本巣市のショッピングモール・モレラ岐阜の飲食関連のお店を対象に、生ゴミの削減やSDGs(国連の持続可能な開発目標)をモレラの企画で学ぶ講座を行った。「食品ロス」の現状 飲食店の取り組みとして適量注文や食品廃棄物量の重要性を把握や食べ切りの呼び掛け等の食品ロス対策などを説明した。企業がこの講座はSDGsへの理解を深め、目標達成に貢献することで信用力が高まり企業価値向上につながる。「ビジネスを用いて社会を良くすることが当たり前になる社会が望ましい」と話した。
清流の国ぎふ地域活動支援事業 地域の川から~海洋プラスチックを考えよう
海洋プラスチックが地球規模の環境問題だと知り、海のない岐阜県からもプラスチックゴミは流れていく。SDGsの視点を持ち自らの実践を行うことを目標に総合的な学習の時間で3~5回の授業プログラムを行った。環境教育プロジェクトWET・WILDのアクティビティなどアクティブラーニングの手法を活用した。行動を振り返り、海洋プラスチックを少なくする方法を授業でのキィワードを手がかりにタブレットでの調べ学習で深めた。岐阜市と協働し小中学校5校と美濃加茂市、各務原市、高山市、海津市の小学校10校を対象とした。
気候変動に関わる小中学校教材実証研究
岐阜県気候変動適応センターに協力して気候変動の小中学校の教材を作成して実証研究を行った。気候変動の意味、防災との関わり、気候変動の影響などいついてどのような言葉が子ども達に通じるかなど授業の中で確かめ、よりわかりやすい授業を心がけた。
川のアクティブラーニング SDGsの視点での環境をみる。(河川基金名古屋研修会での発表)
PROJECT WET・WILDのアクティビティと川や水の性質の実験、体験活動と授業と組み合わせ子どもたちに水環境学習のプログラムとして提供した。川について「自分事」と主体的に考えワークショップで対話的な学びをする。SDGsの視点で海洋プラスチックの現状の授業をプラスして3Rの視点で自分たちの生活を振り返る。川から海へ、地球全体の環境をも考え、ひとりで、家族と、地域で、社会でできることを考える。河川基金名古屋研修会でのプログラムを発表した。また、8回目の河川基金優秀成果を受賞し発表した。
岐阜県薬剤師会環境衛生研修会
「薬剤師に知って欲しい 地球温暖化の未来予測 求められるパラダイムシフト」と題してzoomでの講座を行った。気候変動の適応策を中心に温暖化の現状を知り、これからの災害に対応するためには経験や常識が役に立たないことを知って今後生かしてほしい。パラダイムシフトやレジリエンスという言葉を通じて気候変動に対するこれまでの考え方を大きく変える必要がある。科学的な視点で温暖化効果ガス、二酸化炭素、技術革新などを踏まえ今後の環境活動をSDGsの視点で考えていくことを提起した。
withコロナに即応できる授業の工夫
本年度はコロナ禍のために学年全員で受講する授業を1クラスずつの対応となった学校が多くあった。これに変えた学校では子ども達の反応が大変よく、授業には活気があって充実していた。また、・グループ学習ができない ・学外での体験学習の禁止 様々な制限があった。そこでグループ学習はワークシートを改変し個人用にして対応した。個人単位の学習を想定しキィワードを示し調べ学習を促す授業を行った。ラベル手法のワークショップをランキング手法に変えてソーシャルディスタンスが可能な議論ができた。
コロナ禍の中での親子工作教室
8月5日と1月8日、笠松公民館の「気候変動と防災」「新エネルギーの利用」等の授業と合わせのソーラーカーづくり工作講座を行った。岐阜大学地方創生エネルギーシステム研究センターが協力した。11月30日、河川基金と美濃加茂市の協力でぎふ清流里山公園を会場に自然観察会とクリスマスリース作りを行った。定員を少なくし大きな会場で開催した。アンケートには出かける機会が少ないので講座開催がうれしかったことや親子で作ることが楽しみになったと記してあった。
岐阜市と協働する海洋プラスチックの授業
海洋プラスチックの連続授業を行った。今までの水環境、3R、地球温暖化適応策の学習資材を活用し「自分事」として考えるプログラムである。岐阜市環境各課と打ち合わせをして岐阜市の現状や施策を含めた授業、NPOが提供するシミュレーションゲームを活用した授業、具体的に役割を与え対話をしながら環境を深く学ぶワークショップ行う。子どもたちは環境問題の解決方法が1つではないこと、様々な方法があることを学んでいる 。
親子科学工作教室の企画運営と自治体の工作教室支援
「技術革新とエネルギーの近未来を伝えたい」夏休み親子講座や自治体の講座の科学工作教室を企画し講師を務めた。省エネルギーや新エネルギーの説明をし、近未来のエネルギー全般について説明をした。ソーラーカー工作やUVビーズ工作を通じて再生エネルギーの必要性と温暖化の科学知識について楽しく学ぶ機会を作った。「環境のつながり」を科学的に伝え生活の中で「対策」の実践をする子ども達を育てたい。岐阜大学地方創生エネルギーシステム研究センター「ぎふSEEN」と連携協力をした。
大人のための環境講座 地域公民館にて
「地球温暖化とエネルギーを学ぶ」講座を年15回行政と連携し講座の企画と運営を行った。エネルギーや技術革新の基礎知識を伝え家電の買い替えやリフォームの時期と機器別の省エネの方法を解説した。熱中症やヒートショックなど健康に関わる場合の上手な家電の使い方や対処を伝えた。家電アドバイザーとして実用的な知識を伝え役に立つ講座と評価されてた。また気候変動に対して私たちが命を守るためにできる事としてゲリラ豪雨や災害時の対処とハザードマップの見方や避難方法、非常時の家族との連絡方法などを具体的に伝えた。
温暖化防止トップコミュニケーターとしての活動
「温暖化」と「クールチョイス」等の緩和策と、自然災害への準備(ハザードマップや食料備蓄等)の適応策の「つながり」を意識できるプログラムを提案した。適応策・緩和策の意味が自分事として市民に届けられるように講座作りの企画やアドバイスを行った。また、各自治体の環境フェアのブースや市民向けのポスターとクイズ作り企画に参加し協力をした。これらの活動を岐阜県地球温暖化対策実行計画懇談会で発表をした。
川のアクティブラーニング
小中学校での「総合的な学習の時間」での水と川の学習を行う。従来の海と川のつながりを伝える授業に「水質」「海洋プラスチック」をテーマに加えた。自治体環境課と協力し水生生物調査の体験授業と座学を組み合わせた連続授業を行うほか、SDGsの視点を取り入れたワークショップやプロジェクトWETのアクティビティを活用し授業を効果的なものにした。毎年このプログラムを行うリピーターの学校も多くあり新規の学校と合わせて小中学校20校余りを指導した。このプログラムは2年連続で河川基金優秀成果を受賞した。
岐阜県環境学習推進員としての活動
総合的な学習の時間の打ち合わせの段階から相手のニーズをつかみ時間と目的に合わせた講座プログラムを環境教育の専門家として提供している。環境ゲームやワークショップを多用しアクティブラーニングの授業を行った。先生方と打ち合わせの中でその学校独自のプログラムを組み子ども達には楽しく環境について伝えられた。県内小中学校へ温暖化の緩和策と適応策の年間授業計画のアドバイスと授業を6校に行った。エネルギー関連NPOや電力会社、自動車関連の企業と連携しての出前授業をコーディネートした
ゲームと工作を取り入れた楽しい講座の開催
水環境も温暖化もわかりやすいゲームを開発し、ゲームと小さな工作を取り入れた講座を数多く展開した。自治体では「環境教育人材育成講座」と「大人のための科学講座」を展開した。「水環境学習体系化プログラム」の活用と木曽川中流域「水生生物カード図鑑」等の教材作成をした。最新の知識を得るため再度eco検定を受験しeco検SEEKER2017に認定された。このような活動が評価され「eco検定アワード2018」優秀賞を受賞し4連続の入賞ができた。
「環境を知るはじめの一歩~科学の知を生かす環境学習~」
各務原市ハイウエイオアシス河川環境楽園水辺共生体験館を中心に各地の公民館で親子自然体験講座と科学工作講座を継続して行っている。科学工作講座は岐阜大学地域創生センター「ぎふSEEN」と協力して開催した。参加者自らが知りたいと思う「きっかけ」や「楽しく学ぶ」場を提供したことや学校の水環境の授業への継続した参加により第19回「中部の未来の創造大賞」優秀賞を受賞した。
環境市民講座の充実
「緑のカーテン講座」に加え、今年は「冬の省エネ講座」「SDgsを学ぶ」「フードマイレージ、バーチャルウォーター」など様々なテーマでエネルギーや気候変動の講座を開催できた。温暖化の現状、知識(座学)気づき(省エネゲームプログラム)実践・発表(広報)PDCAを回す体系化学習プログラムを作り実践した。
「地球温暖化防止トップコミュニケーター」に認定された。
温暖化防止の講座開催の活動実績が昨年度100回を超えトップコミュニケーターに認定された。公民館や生涯学習センターと学校の「総合的な学習の時間」の授業で数多く活動をしている。講座では温暖化の現状や緩和策の省エネルギー、適応策のレジリエンスについて説明をする。気候変動はマイナス面だけでなく省エネの技術革新というプラスの面もあり、より便利で快適な生活を営める未来の可能性も伝えている。「気候変動に向き合って考えよう」と結んでいる。
川のアクティブラーニング(水環境学習の体系化)
「総合的な学習の時間」の水環境学習では「自分にできること」につなぐ。プロジェクトWET、WILDのアクティビティを活用し楽しくわかりやすい参加型授業を行った。水や川の知識を持ち生き物や身近な川の防災まで体系的に学べるように県や自治体環境課と協力した。この活動は10年前から続けており今年6回目の河川基金優秀成果を受賞した。
フードロスについて
3回の連続講座。1回目はフードロスとは何かを考える。日本のフードロスだけでも世界全体の食糧援助量の2倍あり、大きな問題である。フードロスの原因はいろいろあるが食品表示の問題、過剰購入・賞味期限、3分の一ルールについて知る。身近で自分にできることをしよう。冷蔵庫の保存方法を考えるゲームを行った。2回目はスーパーのバックヤードツアーから企業のフードロスの取り組みを考える。3回目は温暖化と食料について。食べ物を無駄にしない取り組みを話しあいながら丁寧に考えていく講座を今後も行いたい。
「温暖化、エネルギー、身近な取り組みのつながり」
総合的な学習の時間で、温暖化から省エネルギー、未来の生活までのプログラム提供とコーディネートを行った。「2100年未来の天気予報」と今年の豪雨や雷の気象を比較し身近にある温暖化の変化を考えた。2時間のワークショップでは燃料電池車MIRAIの全員が試乗、阜地中熱利用研究会の協力により水道水を使ったヒートポンプで足湯を体験原理を説明した。大学工学部より太陽光発電、風力発電、火力発電の、燃料電池の実験装置と手回発電比較実験機等を借りて体験コーナーを作り、新エネルギーや電気について遊びながら学んだ。
岐阜市環境まるごとフェアバイオマスセミナー ~身近で使えるエネルギー「バイオマス」~
岐阜市メディアコスモスで行われたまるごと環境フェアにおいて子どもや市民を対象にバイオマスセミナーを行った。毎年行われているセミナーだが、今年は「バイオマスエネルギーについて楽しく学ぼう」というコンセプトで講座を行った。「バイオマスは、生物を表す「バイオ」にまとまった量を意味 する「マス」を合成して作られた造語であること」「エネルギー資源としてのバイオマス」を従来のエネルギー資源と比較しながら考えた。岐阜市のクリーンセンターでは焼却熱での発電や熱を利用した保養施設があることを伝えた。
「第19回日本水大賞」審査部会特別賞を受賞し発表を行った
水と川を学ぶために ~親子教室と体系化学習のアプローチ~で受賞した。「導入授業」「体験」「まとめ」ができる「水環境学習の体系化」のプログラムを考案し、総合的な学習の時間の授業を体系的に学ぶようにアドバイスを行った。「水の循環」「森川海のつながり」のワークシート、指導案の教材開発、プロジェクトWET/WILD等のアクティビティや実験をクイズや絵本を組み合わせて活用している。また、学校に協力できる仕組みを自治体と作り川の環境学習の応援をし、コーディネーターとして体験学習の組み立てを行っている
小学校の環境学習の年間計画カウンセリング及び授業
岐阜県内の小中学校12校の環境学習の年間計画や講師のコーディネートを行った。温暖化の現状、対策としての省エネルギーの授業を行い、エコワットなど実践学習を行った。次世代自動車や新エネルギー体験など学校の行事に合わせて計画した。企業や自治体も参加して楽しく学習ができ好評であった。 川の学習は座学と体験と組み合わせた「水環境の体系化」を実行した。まとめではシミュレーションゲームを使ったワークショップなどアクティブラーニングの手法を取り入れ子ども達の話し合いを進め授業を活発にした。
エコピープルとしての活動発表
「eco検定アワード2016」で優秀賞を昨年の「アワード2015」エコピープル大賞に続き受賞しました。日ごろから学校独自の環境学習プログラムを作って年間のアドバイスを行い、公民館の講座を丁寧に企画したことが評価されました。今年は「大人の省エネ講座」を企画し市民の温暖化の原因から現状、エネルギーと温暖化の関係、省エネと家電、未来の家とネオ家電をわかりやすく組み立てクイズ、ゲーム、実験を活用して解説しています。これが岐阜新聞の社説「分水嶺」に取り上げられ、講座の物語性を評価した文章が掲載されました。
夏休み親と子の水源林教室
岐阜県林政部の依頼で小学生を対象に水源林の仕組みを楽しく理解するため「夏休み親と子の水源林教室」の企画の参加と講師をしました。県内5カ所の会場で森の恵みが川を豊かにすることをさいころゲームとクイズで楽しみながら学び森の仕組みと水の関連を腐葉土の小さな生き物を観察して考えました。親子で学ぶ講座は大変好評で定員以上の教室もありました。夏休みで気持ちに余裕があり、水や森について質問される熱心な方が多くこれをきっかけに夏休みに水の研究をする子どもたちもかなりいました。
「自然を知ろう」「水を知ろう」川辺の生物探検隊
所属するNPOが岐阜県森林環境税の助成金を得て、連携する岐阜県環境カウンセラー協議会と岐阜大学工学部清流の国ぎふエネルギー環境科学ネットワークで環境と科学を結び付け講座を企画しました。河川環境楽園水辺共生体験館で親子を対象に科学工作講座や自然体験教室や行い、5講座100組を超える親子が受講しました。初年度で参加者は少なめでしたが、環境カウンセラー、自然観察指導員の協力できめ細かく指導をすることができました。全5回の開催でしたがリピーターが大変多い講座でした。
水環境学習の体系化
総合的な学習の時間で県内の小中学校10校に水環境学習の体験や授業のアドバイスとサポートをしています。「水環境学習の体系化」として絵本やゲーム、ワークシートを使い楽しく水や水の循環について学ぶ工夫をしました。この学習は学校や地域の要望に応じて時間や体験をアレンジすることができます。体験授業は岐阜土木事務所や自治体の環境課、河川環境楽園自然発見館と連携し協力を得て行っています。この「水環境学習は体系化」は9年間継続し河川基金助成事業において5年連続で優秀成果を受賞し全国大会で発表をしました。
小中学校の環境学習の企画
岐阜県「清流の国ぎふ環境学習推進員」として総合的な学習の時間に参加しています。教科との関連、学校の要望に応じて体系的な学習計画になるように授業プログラムをアドバイスしています。本年度各地の自治体の賞中学校に広がり省エネルギーや温暖化の現状をテーマに学ぶ学校が多くありました。今年は県商工労働部の協力により2つの学校で学年全員が燃料電池車MIRAIの試乗し、中部電力の協力でエネルギーの実験もの体験授業を行いました。この授業は子どもたちだけでなく先生方も楽しく新エネルギーを学べたと好評でした。
「エネルギーと環境」を学ぶ科学工作の親子教室
連携する岐阜大学工学部「清流の国ぎふ エネルギー・環境科学ネットワーク」と共に、環境と科学を結び付けて温暖化やエネルギーを学ぶ講座を要望される県内の公民館や河川環境楽園内水辺共生体験館(東海北陸自動車道ハイウェイオアシス)で行いました。特に工作と講座を組み合わせた親子講座はとても評判が良く、夏休みの特別教室の河川環境楽園水辺共生体験館の講座では6日間で1800人を超える親子が参加しました。また各地の公民館やイベントに10か所余りの講座を行い約500人が参加しました。
ESD~自分にできることをしよう~温暖化防止学習の発表会
岐阜県「清流の国ぎふ環境学習推進員」として体験学習の進め方や年間指導計画、単元指導計画等について県内10校の小中学校にアドバイスを行っています。今までは総合的な学習の時間で行っていたことが時間数の減少により同じ体験や内容をで学習することが難しくなりつつあります。教科との関連も考え、学校の要望に応じて体系的で効果的なプログラムになるようにカリキュラムを見直し、ゲストティチャーの授業を加えています。先生方と話し合いながら地域の特徴を生かしたESDの授業プログラムを作っています。
「温暖化と省エネルギー」緑のカーテンの効果について。作り方・選び方のコツ
身近な生活の中から環境を考える講座の一環として「温暖化」「省エネ」「3R」「水」 「食」などテーマを設定して、社会と経済のつながりを年間40講座ほどお話をしています。このような環境学習活動の実績を認められ東京商工会議所から「eco検定アワード2015」エコピープル部門の大賞の受賞をしました。また、主宰するe-plus生涯学習研究所はこれまでの水環境学習を認められて国土交通省中部整備局に河川協力団体として登録されました。
水環境学習の体系化の実践
代表理事を務めるe-plus生涯学習研究所は総合的な学習の時間で県内の小中学校10校に水環境学習の体験や授業のアドバイスとサポートをしています。絵本やゲーム、カラーのワークシートを使い楽しく水質や水の循環について学ぶ工夫をしました。この水環境学習は体系化して8年間継続しており、年間のべ1000~1200人を対象に行っています。このプログラムは河川整備基金助成事業において4年連続で優秀成果を受賞しました。
環境省「気候変動の科学と私たちの未来 ~IPCCと岐阜県民の対話~シンポジウム」
環境省「気候変動の科学と私たちの未来 ~IPCCと岐阜県民の対話~シンポジウム」にてIPCC副議長や気候変動問題の専門家と共にパネルディスカッションのパネラーをつとめました。IPCCの第5次報告書の適応策や緩和策を実効的なものとするためには「科学の知」が市民にできる「生活の知」につながることが求められています。今後、行政はより具体的な温暖化防止策を示し市民はその実践をしたいと話しました。参加者は100人以上でした。