登録年度 | 1999年度 |
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氏名 | 佐野 方昴 (サノ マサタカ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、水質 |
主な活動地域 | 愛知県大府市 |
主な経歴 | 昭和48年-昭和50年、第15次南極地域観測隊に参加し、極地の環境科学部門の地球化学を担当。昭和50年-平成11年、愛知県環境部等が主催する環境保全研修、水生生物調査等で講師を勤める。平成21年-平成25年、愛知森と緑づくり事業に参加し、地域の緑化、野生生物調査、等を実施。 |
特記事項 | 愛知森と緑づくり事業の内容を継続して、地域の緑化、野生生物調査、自然観察を実施し、自然生態系の保護活動と環境学習支援を行っている。 |
活動の紹介
身近な自然の回復と保全に関する資料の作成、配布
私たちの周辺から失われていく「身近な自然」を、どのような方法で回復していったらよいのか、情報の収集、現状の調査、将来に向けた提案 について以下のようにまとめ、市内の小中学校と市民団体に配布した。
内容
1.「身近な自然」の大切さ、私たちにもたらす恩恵
2.多様な生物の調査方法
3.野生生物の現状
4.農地が放棄された後の変化
5.より良い「身近な自然」の創出
野生生物の生息状況資料の作成、配布
大府市近隣の林地から下流の河川敷(草地、水辺)までの5地域において野生生物(植物、昆虫、野鳥)の生息状況を調査し、以下の資料を作成した。
1.大府市近隣に生息する野生生物(植物、昆虫、野鳥)の生態写真集
2.当該生物の出現時期、場所、食性等の文献資料
これらの資料を小、中学校に電子媒体として配布し、環境教育の教材として活用してもらった。
また、これらの資料は大府市近隣における自然環境の現状を示すものであり、野生生物の生息種の今後の変遷に資するものである。
境川流域における昆虫、野鳥の季節別出現状況資料の作成、配布
地域住民や学生による野外生物調査を行う上で、当該生物が見られる時期に関する情報は必須である。特に、弱いながらも移動能力がある昆虫と、移動能力の大きい野鳥の季節別出現状況は基本情報となる。
また、昆虫、野鳥の季節別出現状況は当該地域の土地利用状況、自然環境等の変化と共に変遷するものと考えられる。
そこで、これまでに得られた昆虫、野鳥の季節別出現状況をまとめ、図示して小、中学校に配布し、昆虫、野鳥を調査するうえでの参考とした。
さらに、多様な生物が生息できるか否かという自然環境の現状を示す資料としても活用してもらった。
境川流域の野生生物(植物、昆虫、野鳥)の生息状況資料の作成、配布
昨年の河川敷での生物調査に加え、2022年からは調査範囲を広げ、境川流域の上流の林地から下流の河川敷(草地、水辺)までの5地域において野生生物(植物、昆虫、野鳥)の生息状況を調査し、以下の資料を作成した。
1.境川流域に生息する野生生物(植物、昆虫、野鳥)の生態写真集
2.当該生物の出現時期、場所、食性等の文献資料
これらの資料を小、中学校に電子媒体として配布し、環境教育の教材として活用してもらった。
また、これらの資料は境川流域における自然環境の現状を示すものであり、野生生物の生息種の今後の変遷に資するものである。
河川敷における生物の生態写真の掲示
河川敷における生物調査を週一回の頻度で行った。調査中に撮影した生物(植物、蝶、野鳥)の生態写真を季節ごとに小学校に掲示してもらっている。
生態写真を通して、
1.生徒に生き物への興味を起こさせ、自然に向ける目を養う
2.自然環境の中に生きる多様な生物を認識させる
3.都市域では、河川敷が僅かに残った野生生物の生きる場であることを理解させる
などを目的としている。
地域の自然環境を保全するための手法の提示
地域の自然環境を守るために、住民によってさまざまな活動が行われているが、その手法の基礎となる資料として、「保全生態学をもととした、生物多様性を守るための手法」をまとめた。その一例として、除草作業頻度の減少に伴う植生の単純化の状況を調査し、その回復手法を提示した。
境川流域の植物(草本類、木本類)の生息状況資料の作成、配布
境川流域において2014年以来植物の生息状況調査を行っている。これをもとに、流域の林地、草地、湿地に見られる植物の生態写真と、出現場所、開花時期などをまとめた資料を小、中学校に配布した。
この資料では、
1.植物の生息状況の把握
2.植物は各々特有の場に生息しており、その場に応じた保全の取り組みが必要であることを認識させる
を主な提起事項としている。
河川敷における生物の生態写真の掲示
河川敷における生物調査を週一回の頻度で行った。調査中に撮影した生物(植物、蝶類、野鳥)の生態写真を季節ごとに小学校に掲示してもらっている。
生態写真を通して、
1.生徒に生きものへの興味を起こさせ、自然に向ける目を養う
2.自然環境のなかには多様な生きものがいることを認識させる
3.都市域では、河川敷がわずかに残った野生生物の生きる場であることを理解する
などを目的としている。
生徒たちへの掲示の効果を知るために、先生に生徒たちの反応を聞いている。
私たちの環境と生活に関する講演資料の作成、配布
河川流域における環境中の栄養物質の動態についてまとめた。流域内に生息する生物群集の働きの大きさが主題である。問題点について解決方法を考察してもらうという形式を採り、小・中学校の先生を対象とし、
1.生活活動が環境(特に生物)にどのような影響を及ぼしているかを知り 2.生物群集の働きがいかに重要であるかを知り 3.環境に配慮した生活の手法を考える 等の問題提起資料とした。報告を基に検討した結果を授業内容に取り込み、生徒、更にはその家族に、環境に配慮した生活の実践を意図した。
境川流域の野鳥類の出現状況に関する資料作成、配布
境川流域において月一回の頻度で生物調査を行った。流域の林地、草地、水辺に見られる野鳥類の生態写真と、野鳥類の特徴(移動習性、出現場所、食性、など)をまとめて中学校、小学校に配布した。主な対象は中学生である。
この報告では、
1.野鳥類の生存条件の認識
2.野鳥類の生存の場を保全する手法に対する考察
を主な提起亊項としている。
同一流域内の山地と草地を移動する漂鳥や渡り鳥の生息場所を保全するためには、広域的な対応が必要不可欠である。
河川敷における生物の生態写真の掲示
河川敷における生物調査を週一回の頻度で行った。河川敷において撮影した身近な自然の中の生物(植物、蝶類、野鳥)の生態写真を季節ごとに小学校に掲示してもらっている。
生態写真をとおして、
1.生徒に生きものへの興味を起こさせ、自然に向ける目を養う
2.自然環境の内には多様な生きものがいることを認識させる
3.都市域では、河川敷がわずかに残った野生生物の生きる場であることを理解する
などを目的としている。
生徒たちへの掲示の効果を知るために、先生に生徒たちの反応を聞いている
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済