登録年度 | 2000年度 |
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氏名 | 西川 譲 (ニシカワ ユズル) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 地球温暖化、資源・エネルギー、3R |
主な活動地域 | 京都府京都市 |
主な経歴 | 製造企業(機械器具・電子機器等)において、ISO14001の構築・運用を通して、地球温暖化対策、化学物質管理、廃棄物削減対策、工場排水管理、土壌汚染対策、大気汚染対策、騒音・振動対策などの業務に従事。現在は中小企業の環境認証登録の支援活動を継続。 |
特記事項 | 環境マネジメント審査員補、エネルギー管理士(熱)、公害防止管理者(水質1種、大気1種、ダイオキシン)、環境計量士(濃度、騒音・振動)、衛生工学衛生管理者 |
活動の紹介
廃食用由来のバイオディーゼル燃料
廃食油から製造されたバイオディーゼルを軽油に一定量混合したバイオディーゼル燃料が実用化され、京都市では市バスやゴミ収集車で利用されている。
現在約40~45万ton(事業者:30~35万ton、家庭:約10万ton)の廃食油が回収され、家畜資料、工業用原料、燃料などに利用されているが、SAF(バイオ航空燃料)等の利用のため海外輸出や未利用分も多く、更なる活用が望まれている。バイオディーゼル燃料の普及には回収方法、利害関係者の問題など課題があるが再生エネルギーの一つとして認識し、現状について訪問企業への周知と啓発に努めたい。
内部監査員養成講座
環境マネジメント登録事業者及び登録準備の事業者を対象にした内部監査員養成講座の講師をする機会があり、環境関連法規や内部監査の模擬演習を担当した。
環境関連法では主要な法令・条例の調査方法と順守方法を、内部監査演習では改善活動の実施状況のチェック要領や現場審査のポイントなどを指導し、受講生の力量向上を支援した。
合成燃料の現状
中小企業様向けに温暖化やエネルギー関連の新しい技術について情報を提供する機会があり、合成燃料につて調査し概要を団体の加盟企業へ情報提供を行った。
・合成燃料とはCO2とH2を合成して製造される燃料と定義される。
サバティ反応で合成されるメタンは既存の都市ガスインフラと既存設備を利用することができ、フィッシャー・トロプシ反応で製造される液体合成燃料はガソリン・灯油・軽油等の混合物で、自動車燃料や持続可能な航空機燃料(SAF)として有望視されるなどにつき紹介した。
希少植物の生息域外保全活動
京都市生物多様性プラン(京都生きもの・文化協働再生プロジェクト)に2022年6月から参加する機会を得、ヒオウギを育成している。前年度は3株を3鉢で育成。翌2023年は株分けを行い4鉢と増やし観察記録を訪問する企業へ紹介し、生物多様性の取組みにつき啓発活動を行っている。
ゼロエミッションアドバイザー講習会
環境マネジメント審査機関が中小事業者に対して行ったゼロエミッションの関する訪問内容をアドバイザー研修で報告する機会を得た。
未経験のアドバイザーも参加していたので、訪問指導の要領及び今後の活動の参考となる実施事例を、業種別に説明を行った。
内部監査員養成講座
環境マネジメント登録事業者様を対象にした内部監査員養成講座の講師を務め、環境関連法規や演習を担当した。
環境関連法規では主要な法令、条例の要求項目とその順守方法を、内部監査演習では、改善活動の実施状況のチェック要領や現場視察での環境関連法規の順守状況の確認方法などにつき指導し、受講生の力量向上を支援した。
希少植物の生息域外保全活動
京都市生物多様性プラン(京都の生きもの・文化協働再生プリジェクト)に市民として参加することを得る機会があり、希少植物の保全対象の一つであるヒオギの育成を行っている。
2022年6月19日に開催された講習会で育成方法につき指導を受けた後3株購入し、3鉢に分け自宅で育成を行い3株が開花し、1株が結実。現在は3鉢共に新芽が複数つき、順調に成長している。
初期費用ゼロの太陽光パネルの導入(PPAモデル)
中小企業様向けに環境関連の国内外の動向や新しい技術についての情報を発信する機会があり、太陽光発電設備導入を初期費用ゼロで行う方法の「オンサイトPPAモデル」及び「リースモデル」について調査し、その概要をまとめ、団体に加盟している企業へ情報提供を行った。
・オンサイトPPAモデル:発電事業者が需要家の敷地内に発電設備を設置し需要家は使用した電力を購入。
・リースモデル:リース事業者が需要家の敷地内に発電施設を設置し需要家がリース料金を支払う。
FIT制度の見直し ~FIP制度~
中小企業様向けに環境関連の国内外の動向や新しい技術についての情報を発信する機会があり、FIT制度に加えて、2021年4月から施行されるFIP制度について調査し、その概要につきまとめた。
電力の需要と供給のバランスなど電力市場の状況を考慮し、市場価格に連動し、1か月単位で見直される「参照価格」に対して一定の付加価値(プレミアム)を上乗せした「基準価格(FIP価格)」で取引される制度がFIP制度で、再エネの動向について知見を提供できたと考える。
内部監査員養成講座
環境マネジメント登録事業者様を対象にした内部監査員養成講座の講師を務め、環境関連法規や演習を担当した。
環境関連法規では主要な法令、条例の要求項目とその順守方法を、内部監査演習では、改善活動の実施状況のチェック要領や現場視察での環境関連法規の順守状況の確認方法などにつき指導し、受講生の力量向上を支援した。
内部監査員養成講座
環境マネジメント登録事業者様を対象にした内部監査員養成講座の講師を務め、環境関連法規や演習を担当した。
環境関連法規では主要な法令、条例の要求項目とその順守方法を、内部監査演習では、改善活動の実施状況のチェック要領や現場視察での環境関連法規の順守状況の確認方法などにつき指導し、受講生の力量向上を支援した。
廃棄物リサイクルのコンサル
廃プラスチックや木製パレット等の廃棄物処理費用の低減につき製造メーカ様から相談を受け、アドバイスをする機会を得た。
削減には、製造工程等から出さない、有価物化、返却という手法がある。廃プラスチックは中国の輸入停止及びバーゼル条約により、国内で溢れ有価物化は難しく、圧縮して運搬費用の削減を、また、木質パレットは資材納入会社に返却する交渉や輸送距離の短い処分事業者を紹介し、検討いただくことにした。
環境マネジメントシステムの審査
令和3年2月、金属加工企業の環境マネジメントシステムの審査を実施する機会を得、各種環境法令への適合性についてのアドバイスを行った。
環境関連法令では設備や化学物質に関して、法令ごとに要求事項が異なるため理解が難しい面があるのでポイントを絞り説明を行い、理解を深めていただいた。
事業継続力強化計画の認定制度
令和2年8月企業の技術支援団体の研修会で「事業継続力強化計画の認定制度」に関して講演を行った。
2019年7月から始まった本制度が広く周知されていないようで、BCPの取り組みをされていない中小事業者様が多く少しでも普及に繋がったと考える。
内部監査員養成講座
令和2年8月に環境マネジメント登録事業者及び登録予定の事業者様を対象にした内部監査員養成講座の講師を務め、環境関連法令や実習講義を担当した。
環境関連法では主要な法令・条例につきポイントを押さえた説明に努め、内部監査の実習では改善活動実施状況のチェック要領や現場視察での順法性の確認方法など監査要領につき指導し、力量向上に貢献できたと考える。