登録年度 | 2000年度 |
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氏名 | 上野 武次 (ウエノ タケツグ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 80代 |
専門分野 | 環境教育、森林保護以外の自然保護 |
主な活動地域 | 鹿児島県姶良市 |
主な経歴 | 宮崎県、鹿児島県で小学校教師を続ける。自然少年団、エコクラブ等の指導をする。平成2年鹿児島県ホタルを育てる会を組織し、会長。月刊機関紙「ホタル便り」発行。 |
特記事項 | 鹿児島県環境アドバイザー(H8年2月より)、市町村の環境委員 |
活動の紹介
ホタルの幼虫の放流
さつま町の協力者といっしょに、さつま町永野の小川に行く。ここは、昨年まではたくさんゲンジボタルが飛んではいなかった所で、今年になって急に飛んだ。上流が工事に始まるというので影響がでないように、今まで育てていた幼虫を放流した。
幼虫を育てる
種ボタルを何日もかかって集めて、稚貝をやって育ててきた。
県内でカワニナが少なくなっているので苦労した。でも、育ちはよかった。
2月に放流した。
ホタルを守ろう
3月に入ってゲンジボタルの幼虫が上陸するので、地区の方の連絡で各地区を回る。3月4日からさつま町でゲンジボタルの幼虫が上陸を始め、指宿市,姶良市加治木町、姶良市蒲生町、伊佐市などと広がっていく。
今まで飛んでいたのに少なくなったり、見えなくなったりして、地区の方々の悲嘆ぶりを見ると、それまでの川の環境を取りもどせていなかったことを反省する。
ホタルの復活
2022年1月22日幼虫の放流から始まり,3月28日の幼虫上陸を確認し,順調に生育していることが分かった。6月17日孵化が始まった。カワニナを準備し幼虫を飼育した。横川の方は幼虫が早く生育しているとのことで、10月12日には幼虫の放流会をおこなった。ホタル川の川底の草取りや川岸の整備作業をしてもらった。一方の隼人は少し遅く、11月26日にそして、カワニナが少なくなっていた時は、補充し、その後、幼虫の放流を行った。
ヒメボタルの減少を食い止めよう
姶良市加治木町で光り始めた。公開すると撮影にくる人が多くなり、かえってヒメボタルが少なる。地元の人とも相談しながら、観察に回ることになる。6月2日さつま町永野で光ったが、昨年までたくさん光っていた場所は、近くの場所に移動したのか少なくなり、6月14日霧島市横川町では、木々を伐採してしまったところは少なくなって、隣の山に移動している。6月19日から25日にかけて、湧水町の山はヒメボタルが光り納めになる。
ホタルの復活
ホタルの成虫を確保し、孵化、幼虫の飼育を指導し、幼虫を放流するまで手助けしたりしてきた。
カワニナの確保などなかなか難しいこともあったが、なんとか放流までこぎつけた。来年の5月が楽しみである。
ホタルの幼虫の上陸や飛翔の写真を撮り、アピールする。
鹿児島ではゲンジボタルは3月には幼虫が上陸する。そして、4月、5月に乱舞が始まるので写真に撮る。5月からはヒメボタルやヘイケボタルの飛翔の撮影が始まる。あまり広く公開することは、もろ刃の刃で、ホタルの減少の原因にもつながるので、難しいが、自然を大事にすることの大切さ
を訴えている。
ホタルを復活させよう
工事のため少なくなったホタルを昔のような乱舞する水路にしようと子ども会や地域の方々と幼虫を放流したり、水路の砂をきれいにしたりした。