登録年度 | 2001年度 |
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氏名 | 松橋 篤信 (マツハシ アツノブ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 大気、水質、土壌・地下水、環境アセスメント、騒音・振動・悪臭、環境全般 |
主な活動地域 | 奈良県宇陀市 |
主な経歴 | 大気・水質・土壌・騒音・振動・悪臭などの幅広い分野での分析測定業務を経験してきました。 |
特記事項 | 臭気判定士、公害防止管理者(水質Ⅰ種) |
活動の紹介
工場騒音の対策について
ある工場で近隣住民から騒音の苦情があり相談を受けました。私は計量証明事業所に勤務しており、騒音の測定を提案し、測定後の対策についてアドバイスを行いました。
開発地の土壌汚染について
ある企業から、開発する土地の土壌調査について相談がありました。土壌汚染対策法というものがあり、まずは所管の役所に調査の必要性があるか相談するよう助言しました。役所からは元々山林であり、調査の必要性はないとの回答であったが、土地の持ち主から調査の要求があったとのことで、土壌汚染対策法に準拠して土壌汚染状況調査を指定調査機関である当社で実施して報告しました。
開発地の調整池から赤い水が流れていることの問題について、分析および助言を行った。
山林を切り開いて事業を開始した、ある企業がありました。開発地の下部に調整池があるのですが、そこから赤い水が流れ出ており、事業者の方から相談がありました。まずはその水を分析したところ、鉄分が検出されそれ以外は環境基準に適合していることが分かりました。山林を切り開くと山に眠っていた鉄分が酸化され、雨水などを混じって流れ出ることを説明し、鉄分を沈殿させるための沈殿槽を設けることを助言しました。その後問題は解決したそうです。
ある工場における騒音・振動・悪臭測定
ISO14001を取得している、ある工場において、騒音・振動・悪臭測定を行いました。この工場では、自社における外部への環境負荷を規定しており、その実測数値把握のため、定期的に環境測定を請け負って行っています。
工場内の臭気について、脱臭方法などを提案しました。
奈良県内のある工場から臭気についての相談がありました。その内容は、工場から出る臭気によって、近所から苦情があったのでどうしたらよいか、ということでした。まずは現在の状況把握として、工場内および工場敷地境界の臭気濃度(指数)の測定を行いました。その後、工場の換気ファンを止めること、工場内の臭気を脱臭する方法などを提案しました。
廃業した工場の土壌汚染対策を指導しました。
水銀を使用していた、ある工場から、廃業することにしたので、諸手続きをどうするかとの相談を受けました。所在の自治体に連絡し、特定施設の廃止届を提出するお手伝いをし、その後土壌汚染対策法に則り、土壌汚染調査を実施しました。実施後の自治体とのパイプ役もやらせていただき、無事廃業の諸手続きを完了することが出来ました。
ある工場から騒音・振動についての相談があった。
奈良県内のある工場から、近所の住民から騒音・振動の苦情があり、どのように対処すべきか相談を受けました。それでは、まず現状の騒音・振動がどのようなものなのか、騒音測定及び振動測定を実施することをお勧めしました。騒音・振動測定を行うことにより、県の条例などで定められた基準値と比較するとことで、住民と話しをする際の参考資料となるからです。その測定結果を持って今後工場の責任者が住民と話をされることになるようですが、その際は私も同席してアドバイスすることになっています。