登録年度 | 2001年度 |
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氏名 | 桑鶴 博宣 (クワヅル ヒロノブ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 自然への愛着、生態系・生物多様性、公害・化学物質 |
主な活動地域 | 静岡県浜松市 |
主な経歴 | 環境アセスメントを中心とした自然環境調査を行うと共に、最近では在来植物の利活用と地域資源の掘り起こしを目的とした和ハーブ協会顧問として、植物資源の普及活動を実施している。また、林床空間を利用した植物資源の栽培の可能性を探るための活動についても併せて実施している。 |
特記事項 | 微生物や生物全般に関する知識を生かし、簡易キットなどを活用して、手軽に出来る微生物やアレルゲン検査の企画・立案を行っています。今年度より森林の多面的利用を目的として和ハーブ協会、日本森林技術協会と共同で林地残渣の活用を目的とした検討を行っています。 |
活動の紹介
シカの森林被害の現状
シカの森林被害は深刻で、下層植生が消失することによって生態系への影響が生じているほか、土壌流亡によって災害リスクも増加するなどの問題が発生している。講演活動によって一人でも多くの市民にこの問題を知って頂き、考える機会を増やしていきたい。
企業による森づくり
地元企業が森林の豊かさを取り戻すことを目的に管理を行っている森林で、企業社員と森林の調査を行うとともに、森造りの手法について指導を行った。
地域の自然観察
地元小学校の依頼で地域の自然についての解説と観察会を実施した。中山間地の里山的な自然は人の活動とのバランスによって保たれていることを話し。観察会では植物、カエル、鳥などを観察しながら解説した。
ホタルの生息環境と生態について
地元NPO法人の依頼で親子向けのホタル講座と観察会を実施。ホタル生息地と隣接する新東名高速道路の建設に際して、ホタルへの影響の少ない照明として高欄照明を採用し、道路外への光漏れが少ないことでホタルの生息地が維持されていることなどを解説した。
シカの森林被害の現状
浜松市で開催されたジビエフェスティバルにて、シカの森林被害の実態、生態系への影響などについて市民向けの講演を行った。
ジビエ講習会
山間部のシカの植生被害は深刻で、生態系に与える影響は大きい。オオカミがいない現在、人がシカの個体数をコントロールして生態系を健全な状態に保つ必要がある。継続的なシカのコントロールを行うために、ジビエとしての利用は必要不可欠であり、そのような状況を多くの人に知ってもらうための講演を行った。
ジビエ講習会
山間部のシカの植生被害は深刻で、生態系に与える影響は大きい。オオカミがいない現在、人がシカの個体数をコントロールして生態系を健全な状態に保つ必要がある。継続的なシカのコントロールを行うために、ジビエとしての利用は必要不可欠であり、そのような状況を多くの人に知ってもらうための講演を行った。
林床空間での有用植物の栽培試験
中山間地の多くは人口減少に苦しんでおり、中山間地での新たな産業の創出は必要不可欠である。森林の林床空間を活用して有用な植物を栽培することで、50年に1度の収入という林業の収益体制を変え、山が継続して維持・管理されるとともに、収益体制の向上を目的とする活動を行っている。
森林の温室効果ガス吸収源調査
今年度は一般社団法人森林健康経営協会を仲間と立ち上げ、企業などの資金を山に還元し、山の整備を行うとともに、街中で暮らす人たちに山の保全を行うことの大切さを理解していただくための活動を行った。
森林環境税に関する勉強会

森林環境税等を活用した荒廃森林整備の手法等について、毎月勉強会を開催して検討を行った。荒廃森林の整備方法のほか、林床空間での有用植物の栽培方法についても検討を行った。
浜松市森林環境税の勉強会
森林環境税の有効な活用、森林生態系に配慮した森林整備に係る勉強会を定期的に開催。
ホタルの観察会
ゲンジボタルの生態、増加するために必要な環境要素、生息を阻害する要因などについて解説を行った。
環境と人にやさしい食と農について考えよう
種子法の改正、日本と海外との農薬使用の違い、農薬残留基準値の改正、国連で採択された小農宣言等について解説。