登録年度 | 2002年度 |
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氏名 | 守永 和夫 (モリナガ カズオ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 大気、水質、環境マネジメント・監査、廃棄物、リサイクル、土壌・地下水、環境アセスメント、騒音・振動・悪臭、化学物質、環境教育 |
主な活動地域 | 熊本県熊本市 |
主な経歴 | 1.事業者の排水管理を継続実施していた折、BOD値が行政との協定値近くなるまで上昇してきたため、原因となる物質を指摘し対策を講じた結果、通常値に戻り安定した管理を継続中である。2.土壌汚染調査に関する業務で調査規模に沿った方法及び汚染した場合の対策方法を提案し、対策まで実施した。 |
特記事項 | 特定非営利活動法人くまもと温暖化対策センターに所属し、小水力部会に席を置く。 |
活動の紹介
乾式及び超高温可溶化メタン発酵技術の検証
太陽光・風力・地熱・中小水力・バイオマスといった再生可能エネルギーは、低炭素社会に合致したエネルギー源であり、メタン発酵によるバイオガス発電は、他の再生可能エネルギーによる発電と比べて発電規模が小さいが、主たる原料は地域内で発生する廃棄物系バイオマスで、発電という位置づけと共に環境保全・廃棄物処理等の廃棄物循環インフラの中心という機能を併せ持った特別な役割を担っている。そこで、原料の違いによるバイオガス発生量等の基礎データ収集し、廃棄物処理プロセスを評価した。
生活環境影響調査住民説明
バイオガス発電所建設による地域住民説明会に出席し、生活環境影響調査結果の報告を実施した。住民からは、臭気に関し質問があったなかで、現在稼働しているバイオガス発電の現地見学の希望があったので、実施希望人数及び日時を設定し、実施することになった。
地球温暖化の現状
地球温暖化の現状を大学院生を相手に20分間遠隔授業で発表した。テーマが現状なので気象庁のデータをもとに何故このような状況になったのかを発表した。
公害審査委員会
騒音公害に関する苦情に対する対処方法を審査委員会で検討する。
環境影響評価に関する卒論のアドバイス
2023年3月卒業の大学4年生の卒論が「バイオガス発電施設設置に伴う環境影響評価」をテーマと設定されたので、評価方法などのアドバイスを行った。まずは現状調査を9月から開始、11月まで実施した。現状結果からとバイオガス発電施設稼働時に設置される設備等から発生する環境影響予測を一緒に計算し、予測結果を導き出した。現状結果と予測結果から周辺環境に与える影響を評価した。評価だけでは、卒論として物足りないので、生活環境に影響を与える物質の有効活用がないものかを検討した。文献を検索した結果、悪臭物質からのエネルギー活用方法を導き出した。今後の検討課題を後輩に託すことができた卒論となった。
生活環境影響調査
2020年11月~12月にかけて調査実施した結果の分析、解析、評価及び報告書作成のアドバイスを実施。結果説明会がコロナ禍で開催できない状況下で土地取得できず撤退となった。
バイオガス発電施設事業関連
バイオガス発電施設事業に伴う各種申請及び産業廃棄物処理業の概要書を作成し行政に提出した。6ヶ月以内の計画書提出前に土地取得が破棄となり、発電施設事業が振り出しに戻った。新しい土地の取得となった。
騒音苦情に対する調停
2020年3月から現場確認及びヒアリングを実施してきたが、コロナ感染が拡大し一時中断になった。行政担当者が電話連絡などで2021年夏頃の調査実施予定であったが、コロナ感染が収まらず中断となった。2021年度の活動はできなかった。
生活環境影響調査について
産業廃棄物処理業の許可に必要な生活環境影響調査実施の依頼があった。処理施設の内容を確認し、調査の流れ及び調査方法をアドバイスした。現況調査は、11月から12月にかけて実施し各分析結果から解析・評価の指導・アドバイス中である。
土壌汚染対策について
土壌汚染調査の結果から対策工事について相談を受けた。調査結果から汚染物質の性状及び地質・地形等から判断し、汚染範囲の絞り込み・深度等をアドバイスした。
バイオガス発電施設事業関連
バイオガス発電施設事業に伴う関連法令の精査及び各種申請書作成についてアドバイスする。土地の確保、原料調達、FIT申請などの確保。それに伴う申請書作成指導。産業廃棄物処理業の許可申請に伴う計画書作成などを指導する。
騒音苦情に対する調停
個人から民家に隣接する旅館経営者へ騒音に関する苦情申請が行政にあり、両者が納得する方法での調査を目的とする依頼が行政からあり2020年3月依頼を受けた。3月26日現場確認及びヒアリングを実施し、行政担当者が電話連絡などで設備関連業者及び両者への聞き取り調査を実施した。具体的な調査方法を検討する段階で、コロナ禍となり感染拡大防止の観点から10月以降メールでの意見交換となった。調査地点及び調査方法を提案、担当者がとりまとめ数回精査した後、両者へ打診する段取りであったが、感染拡大で一時中断となった。
2019年度活動実勢報告提出済
2019年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済
2018年度活動実勢報告提出済
土壌状況調査
不動産業者から宅地建物の売買物件を進めていく上で瑕疵が見つかったので調査してほしい旨の連絡があった。現場確認したら敷地境界付近に油給油口があり、給油口の蓋をはずしたら油が口近くまで確認できた。地下タンクがまだ残っている可能性があるのと土壌汚染の可能性があるため土壌汚染調査及び地下タンク有無の確認を計画書作成し、不動産業者及び土地所有者に調査内容を説明した。
飲食店グリーストラップ周辺環境調査
飲食店厨房内調理場排水桝から異臭がするとの連絡が飲食店の総合管理業者から受け、臭いの種類(卵の腐れた臭い、鼻にツンとする臭い等)を確認したら卵の腐った臭い、温泉の臭いとの回答があり、直ちに換気をするように連絡する。現場に出向き硫化水素及び可燃性ガス探知機で確認した結果、硫化水素に反応した。グリーストラップの抜き取り清掃を指示し、又、グリーストラップの構造にも問題があった。
ビル解体に伴うPCBの処分について相談
建設会社から建屋解体に伴い高圧変圧器(トランス)・安定器等5種類確認されたのでどのようにしたらよいかの問い合わせを受けた。まず銘板確認したら昭和に製造された製品であったため、PCB分析を実施した。結果、5種類ともPCBが若干基準値を超過していた。低濃度PCB処理業者を探して収集運搬・処分まで対応した。
宅地地盤強度についての助言
熊本地震で全壊した建屋の跡地に新築を考えているが、地盤強度が心配である。又、費用もあまりかけたくないとの相談があり、現場確認に訪問した。前もって、宅地の住所を確認し全国で実施されている地質調査データ及び地盤強度を把握する。そのデータを基に周辺の地形状況及び周辺の最近建築された方からのヒアリングで最適な調査方法を助言した。
土壌汚染状況調査について
輸送施設の一角に自家給油所があり、周辺の表面から油膜らしきものが確認された。油臭も確認されたため調査の方法及び浄化方法の問い合わせがあった。現場確認後、土壌汚染対策法に基づき計画書作成する。調査の流れを報告後、状況調査を実施した。結果は、発見が早かったため表面で留まっており浄化も表面土壌の入れ替えで完結した。