登録年度 2002年度
氏名 石原 誠
(イシハラ マコト)
部門 市民
性別
年代 60代
専門分野 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性
主な活動地域 山梨県南アルプス市
主な経歴 山梨県立県民の森・森林科学館において森林インストラクターの立場から、自然環境に関する体験プログラムを企画・実施している。また、新聞・雑誌等に野生動物写真を発表するからわら、動物のウンチから見た自然環境に関する講演会等を各種諸学校、並びに一般向けに行っている。
特記事項 森林インストラクター登録、「くしがた山自然学校」事務局長、平凡社主催動物写真賞「準アニマ賞」受賞、著書「ウンチをしたのはだーれ」・「ウンチの手紙」(共に大日本図書)

活動の紹介

野生動植物の調査

活動日 2023年4月12日
分野 生態系・生物多様性
対象 大人
属性 その他
依頼元 企業・団体
活動区分 研究・発表・執筆
希少巨木群落における植生及び哺乳類の生息状況に関する継続調査を行っている。主な調査項目は①センサーカメラ及び捕獲調査等による哺乳類の生息確認。②渓流沿い及び尾根における指標樹種の種子結実状況の経年変化調査。各調査結果①複数調査から26種の哺乳類の生息を確認。特にシカ生息数増加に伴う森林林床小型哺乳類の生息状況の変化が示唆される結果を得た。②指標樹種種子結実量の変化を確認。今後も継続する事で希少樹種生育環境保全に役立てることを目指している。

棚田における両生類調査実施と結果報告会

活動日 2023年4月1日
分野 生態系・生物多様性
対象 大人
属性 その他
依頼元 その他
活動区分 企画・活動
中山間地の棚田における指標両生類生息状況調査を実施し、調査結果報告書の作成と報告会を実施した。調査方法は、棚田における水田耕作者全員に調査マップを配布し1シーズンにわたり確認地点と確認日を記載してもらう形式で行った。その結果、概ねエリア全域のほぼ半分の水田での生息を確認できた。この結果を基に、棚田本来の水田としての維持管理の有益性等について考えていただく良い機会となったと考えている。

動植物の調査

活動日 2022年4月9日
分野 生態系・生物多様性
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 研究・発表・執筆
自然資源調査として実施している3ヶ年計画の2年目。実施内容は哺乳類の生息状況調査及び樹木種子の結実量に関する調査。哺乳類に関しては、尾根と渓流という異なる環境毎にセンサーカメラを複数設置して行い、16種類を確認。樹木種子に関しては、尾根と渓流の2ヶ所にシードトラップを設置し、指標種それぞれ1種を中心に採取計量し、年次変化の一端を捉えることができた。 

棚田における両生類調査

活動日 2022年4月1日
分野 生態系・生物多様性
対象 大人
属性 その他
依頼元 その他
活動区分 研究・発表・執筆
棚田エリアにおける水環境の現状を把握するために、両生類を指標とした調査を行った。調査対象者は地域の水田耕作者全員とし、水田地図を配布し、4月から9月末までの間、ご自身の水田における生息状況を記載してもらった。資料回収整理の後、年度内に結果発表報告会を開催予定である。

校庭の樹木に親しもう

活動日 2021年10月8日
分野 生態系・生物多様性
対象 子ども
属性 小学校
依頼元 小学校
活動区分 講演・講師
小学5年生を対象に、校庭の樹木について、オリジナル「葉っぱ検索表」を利用して種名を調べる。そこから樹木の構成要素の内の「葉っぱ」の持つ役割、葉の持つ様々な形状から植物の多様な生態について考える取り組み。独自に作成した「校庭樹木マップ」を使用し、ビンゴゲーム形式で行うことで楽しみながら取り組めるよう行った。

森の自然調査プロジェクト

活動日 2021年7月6日
分野 生態系・生物多様性
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 研究・発表・執筆
特定樹種巨木が残る森林における自然資源調査の実施と今後の保全活動の方向性についての助言を行った。全体計画の内、哺乳類に関する捕獲調査とセンサーカメラによる生息状況把握調査。エリア内の保全活動において指標種となる樹種を中心としたシードトラップ調査を行った。

森のどうぶつたち

活動日 2020年9月3日
分野 生態系・生物多様性
対象 子ども
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 講演・講師
地域の自然団体が計画した未就学児から小学校低学年向け講演。講演時間60分。県内の森に棲む哺乳類の生態について、映像に加え、頭骨やフン、食痕等の標本、はく製に触れてもらいながら話をした。webやTV映像、書籍等からの間接的な知識・情報ではなく、野山で出会うフン等のささやかでも「生」の情報に触れることの重要性を感じてもらうことを目的に行った。 講演後、哺乳類に関する簡単なペーパークラフト作成と実演体験により、哺乳類の行動を疑似体験。所要時間30分。以上合計90分間。

校庭の樹木を調べよう

活動日 2019年5月26日
分野 自然への愛着
対象 子ども
属性 小学校
依頼元 小学校
活動区分 講演・講師
市街地にある小学校の2年生を対象に、校庭の樹木を1年間かけて調べる生活科の授業を行った。春、秋、冬の3回、樹木がみせる季節ごとの特徴を題材とし、樹木の年間生活環を捉えることを目的とした。 2学年2クラス60名合同で、1回2時限連続授業で構成した。実施人数の関係から、樹木の特徴を記したシールをビンゴカードに貼り付けるゲーム形式を取り入れることで、大人数一斉授業に対応した。 3回のそれぞれの内容は、春が「葉っぱ」、秋が「木の実とたね」、冬が「冬芽」である。

校庭の樹木 種子の役割と分散方法の違い

活動日 2018年11月1日
分野 自然への愛着
対象 子ども
属性 小学校
依頼元 小学校
活動区分 講演・講師
小学4年生3クラス105名を対象にクラス毎に2時間連続での授業を行った。初めに樹木と花、種子等の基本的な事柄について説明後、本日の主題である種子の役割と移動方法の違いについてディスカッションし、仮説を立てた。その後、校庭へ出て指定した樹木の種子を採取、スケッチ、特徴などを調べる。その後、教室にもどり樹木ごとの種子の形状等から種子の役割と分散方法の違いについて、授業初めの仮説を再検討した。

山地帯におけるトガリネズミ目を利用した林床環境モニタリング

活動日 2018年6月1日
分野 生態系・生物多様性
対象 大人
属性 その他
依頼元 その他
活動区分 研究・発表・執筆
シカ生息数増加に伴い県内全域で劣悪化が指摘されている山地帯における林床環境のモニタリングを目的に実施した。林床環境の変化に敏感なトガリネズミ目の捕獲調査を行い、生育状況把握に努め、将来にわたる比較検討材料収集が主な目的である。なお、本調査は、昨年度完成したRDB調査後の補完継続調査である。

校庭の樹木探検隊

活動日 2017年6月24日
分野 生命
対象 子ども
属性 小学校
依頼元 小学校
活動区分 講演・講師
依頼先小学校1年生全クラスを対象に通年で実施。校庭の樹木について、季節ごとに花、葉、種子、冬芽、栃餅作りについて全8回実施。年間を通じて樹木を多面的な視点から探検形式で観察会を実施。年間を通じた定点観察の手法を取り入れた授業構成は、正規の授業カテゴリーの中では実施困難であり、単発的な授業ではできない樹木に対する多角的な認識が可能だと思われる。

校庭樹木マップ制作

活動日 2017年5月13日
分野 自然への愛着
対象 子ども
属性 小学校
依頼元 小学校
活動区分 企画・活動
市街地内の小学校敷地内の樹木地図製作を受託。年間10回程度の調査を実施し、配置図、樹種名記載した地図を製作提供した。

絶滅の恐れのある希少野生哺乳類の調査、執筆

活動日 2017年4月8日
分野 生態系・生物多様性
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 研究・発表・執筆
3年計画の最終年。全県域を対象に、モグラ目、げっ歯目、翼手目に関する捕獲調査を実施。絶滅の恐れのある野生生物に関する原稿執筆した。