登録年度 | 2003年度 |
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氏名 | 岡本 正義 (オカモト マサヨシ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 80代 |
専門分野 | 生態系・生物多様性、水質、地球温暖化 |
主な活動地域 | 神奈川県川崎市 |
主な経歴 | 72年から大気汚染・光化学スモッグ・悪臭の解析技術開発。95年から環境分析、土壌地下水汚染浄化、電気機器リサイクルの技術開発と事業推進。学会発表、講演等多数実施。04年から日本科学博物館、科学未来館で環境の展示説明。06年から日本環境協会こども環境相談員として小中高校生に環境教育を実施。 |
特記事項 | 大気・水質公害防止管理者の資格取得。環境負荷問題、リサイクル、環境技術研究等の科技庁、日本化学会等の委員就任。家電リサイクル技術の著書。 |
活動の紹介
KECA環境出張講座プロジェクトの紹介
川崎市地域環境リーダー講座修了生を対象に、環境出張(出前)講座の内容を実験・体験部材を持ち込み、紹介した。今回は生物多様性に関わるバイオミミクリーに絞って体験してもらった。地域環境リーダーを目指している方であり、すでに活動を進めている方もいて、今後、一緒に活動を進めることも視野に入れて話し合いを行った。
目指せ、カーボンゼロ!
地球温暖化の進みを抑えることを目標に、一般市民を対象にCO2に的を絞った講座を実施した。CO2の発生源を理解するとともに、発生したCO2どうやって削減するか?を実験で明らかにした。CO2は水に溶けやすいこと、植物が吸収する(光合成で)ことを参加者と一緒に実験で確認した。参加者は親子4組だけであり、広報活動が十分でなく、少なかったのが、残念であった。
グリーンキッズ2022
兵庫県芦屋市のこどもエコクラブの活動の壁新聞に対するエールメッセージ、コメント等を送り、新聞作成の努力と内容の素晴らしさを称賛した。活動内容は、1年間を通してバケツでの稲作り、緑のカーテン作り、落ち葉でたい肥作り、野鳥観察、地域清掃活動など幅広い活動をクラブのメンバーで楽しく進めている。
木の香りを楽しもう
自然の素晴らしさ、大切さに気付いてもらうことを目的に神奈川県相模原市のさがみはら環境まつりに参加、出展。一般市民を対象に実物の樹木、葉っぱの香りを嗅いでもらった。樹木、葉はクスノキ、サンショウ、月桂樹の3種で、香りは樹木・葉のどれか?をクイズにした。植物の香りは、虫害の予防や繁殖のためなど自らが生き残るためであることを理解して頂いた。
食物連鎖モビール工作と出展
自然の素晴らしさ、大切さに気付いてもらうことを目的に神奈川県相模原市の環境フェアに参加。一般市民を対象に、食物連鎖モビールの工作と出展を実施。自然界では生き物が繋がって生きていることを理解してもらった。田んぼ、畑、野原の3種類の食物連鎖を取り上げた。例えば、田んぼでは、稲、バッタ、カエル、ヘビ、ワシの連鎖を表現。生き物が1種類でも減ったり、増えすぎると連鎖のバランスが壊れ、自然界の生き物のバランスが崩れることを実感した頂いた。
自然体験と生物多様性
環境教育インストラクター応募資格取得セミナーの一単元として実施した。テーマ設定の考え方、プログラム作成は流れを大切に、五感を刺激する体験を取り入れる、相手が興味を持つストーリー作りが大切。プログラム実行で心掛けることとして、知識を一方的に教えるのではなく、問い掛けを中心にするなどを説明。屋外での講座事例と室内での授業事例でポイントを紹介した。最後に種の絶滅について、私たちは6回目の大量絶滅の時代を生きていることを指摘して、生き物、自然を大切にすることを避けてはいけないことでまとめた。
環境教育インストラクター応募資格取得セミナーの実施
環境カウンセラー、環境保全活動を実施している人や今後環境教育を計画している人を対象に、教育インストラクターとして心構えと実践に当たっての要点を教育した。広く世の中の環境問題の実態を紹介するとともに学校での環境授業や野外での自然体験、企業での環境教育の実践事例を紹介した。その後参加者は環境教育計画書を作成して、模擬授業を行い、授業実践力を磨く密度の濃い2日間のセミナーである。今年は環境保全活動の経験者が多く、素晴らしい計画書が作成できていた。
環境教育を行う上での要点
環境教育インストラクター応募資格取得セミナーの一単元として講義を行った。内容は環境の特異性を説明、授業をする際のテーマの設定の仕方並びに授業を実施する上での要点を説明した。こどもを対象にした授業とは、知識を植え付けるのではなく、考える力をつけることが大切と強調した。その上で講師はこどもに「なぜ?」と問い掛けて自ら考え、自分の意見を発表させることが肝心と説いた。実践事例を紹介して、さらに身に付けさせた。
見つけよう!葉っぱや鳥、虫のすごわざ
葉っぱや鳥、虫の形や機能をまねて、品物を作ることをバイオミミクリーと言います。本講座では、私たちの身の回りにあるバイオミミクリーの実態に触れる。ヨーグルトの蓋の秘密は?面ファスナーの秘密は?新幹線が静かに走る秘密は?モルフォチョウの色の秘密は?など生き物の形、機能を顕微鏡や実験で調べて、まねているポイントを理解する。生き物を、そして自然を大切にすることの重要性を分かってもらう。
SDGsと風車発電・電子ホタル工作~快適な未来を作ろう~
2030年を目標とする快適な未来づくりとしてSDGs7の再生エネルギーの風力発電の素晴らしさを実感することが目的。環境に深い関係があるSDGsを取り上げ2030年に向けてSDGsを達成できる暮らし方のイラスト画とSDGsを結びつける。SDGs達成の暮らし方をイメージでき、行動への足掛かりになる。次いでモーターとペットボトル羽根と電子ホタルを組み合わせて、うちわであおいで発電させ、電子ホタルを光らせる。風車発電とホタルを光らせる再生エネルギーモデルを実現させ、親はSDGsをこどもは工作を楽しんだ。
環境教育を行う上での要点~環境教育の効果的な進め方について~
環境教育の指導者になるためのセミナーにおいて、50分で講義と教育実例紹介および模擬授業体験を実施した。環境教育とはの基本的考えから、プログラムを作る、プログラムを実施する点の要点を講義した。ポイントは小中学生の教育は、教えることではなく考える力をつけることと考えたことを引き出すことである。そのためには、子どもの目線に合わせたコミュニケーションに注力する事、ほめる事、実験・体験を主体にした授業を実施するなど。
食物連鎖モビール工作~生き物の世界を知ろう~
虫探しゲーム、動物見つけ、私は誰:ネイチャーゲーム、モビール工作の4つの体験を実施した。120分の講座。身近な、あるいは良く知っている生き物を対象としてゲーム感覚で実施した。モビール工作では、紐結びが苦手なこどもが多いことを想定して、ある程度事前に処理しておき、画像の貼り付けやぬり絵をやらせた。バランス取りは難しいが、生き物がバランス良く生きていることがポイントであるので、子ども達にやらせた。参加者14人中、11人が講座は大変良かった、及び良かったと回答しており、満足できる講座であったようです。
SDGsから地球環境問題を考える
こども目線で分かるようにSDGsを簡潔に説明して、可能な限り自分事として捉え、今自分ができることを考える、を目標とした。45分×2=90分、4クラスを1クラス(33名)ずつ実施。地球環境問題として水、ごみ、病気、温暖化、エネルギーなどとSDGsとの関係を児童が結びつけた。結果としてSDGsはいろいろな地球環境問題につながっていることが理解できた。
ごみ問題、資源問題の解決につながる風呂敷包み体験を行い、日本古来の文化、技術の素晴らしさに触れた。
大阪ATCこどもエコクラブ交流会
大阪地区の各学校やエコクラブが集まり、自らの活動を発表してQ&Aを行い、レベル向上を図ることを目標とする。各団体が5分発表、3分質疑応答でオンラインで実施した。テーマは自然観察や生き物飼育、ごみ清掃、川の水質調査など年間を通じて実施した活動をまとめた内容を発表した。発表内容を聴講して素晴らしいところや工夫したところなどを指摘して、努力したことをほめて、今後の活動へ繫がるようコメントした。
SDGsと私たちの暮らし~SDGsの未来を作ろう、未来を変え る~
SDGs って何?環境にやさしい世の中にするために、8 つの環境SDGs目標カー ドと快適な暮らしカードを結び付けるカードゲームを行い、SDGs 目標7の未来のクリーンエネルギーの風力発電工作と体験
環境授業テーマの相談
環境授業として実施できるテーマは何があるか?授業時間、実施日、対象人数は?などの相談に応じた
こどもエコクラブ壁新聞のエールメッセージ作成
全国のこどもエコクラブが製作した壁新聞の素晴らしい記事を褒めたたえ、あるときは更なる工夫のアドバイスをして、エコクラブ活動の活性化を推進した
こどもエコクラブ全国エコ活コンクールの審査
全国の道府県のこどもエコクラブから応募のあった164件の壁新聞及び380件の絵日記を独創性、発展性、アピール力、地域生活への密着度などの基準から、各道府県別に優秀作品を選定する。その後、それら優秀作品を審査員全員で詳細に吟味して、環境大臣賞、文部科学大臣賞、消費者庁長官賞、日本環境協会賞など8作品を選定した。
環境教育インストラクター応募資格取得セミナーの実施
環境大臣登録人材認定である環境教育インストラクター登録のための必須のセミナーである。SDGsと環境教育、環境問題の最近の近況、安全対策、自然の中の環境教育、学校での環境教育、事業者対応の環境教育の事例紹介と進め方のポイントなどを学習する。その後、参加者自らが講師となるためのプログラム作成と模擬授業の実施などを通して、インストラクターとしての実践力を身に付け、向上することを狙いとする。セミナーの企画・立案及び実施の支援並びにセミナー講師として活動した。
バイオミミクリーの体験~生き物の形、機能を模倣した画期的な製品を見つけよう~
ハスの葉っぱの撥水性、おなもみのくっつく性質、刺されても痛くない蚊の針、水に飛び込む時に音がしないカワセミのくちばしなどを模倣した製品が開発され、実用化されている。その秘密を実験で調べたり、顕微鏡やルーペで観察して、素晴らしい機能を発揮する秘密を探る。日本科学未来館等で一般参観者を対象に実施している。毎回20名から40名の参加者を対象に実物を触りながら、素晴らしい機能を実感してもらった。
かながわ環境情報相談コーナーでの環境相談対応等
高校生から一般の方を対象にエネルギー問題、再生エネルギー問題、地球温暖化防止、ごみ問題、水問題、生物多様性など環境に関わる相談対応並びにDVD,本、環境体験機材の貸し出し等を実施する。更にCool Choice賛同者の開拓、神奈川県等首都圏のセミナー、講演会等の情報収集と発信、親子で楽しめるセミナーの企画と実践を行い、環境啓発、特に地球温暖化防止と環境教育の啓発活動を行った。
(公財)日本環境協会こども環境相談室での環境相談対応
小学校から高等学校までの先生から環境の授業として実施するテーマとして、地球環境問題、地球温暖化防止、ごみと3R、暮らしと水、生物多様性、電気を使った工作などの実施可能性と内容の相談に対して、こども環境相談員として自らが実施できることを回答する。且つ、実施時期についての相談も行う。
生き物から学ぶ、環境にやさしい暮らし
小中学校の先生及び保護者を対象とした「しながわ!コミュニケーション・スクール フェスタ」で生き物の素晴らしさと生き物をまねた商品を取り上げ、実物の観察、実験で生き物と商品の共通点を体験してもらった。生き物をヒントにした環境、人に配慮した商品の理解を深めてもらい、さらなる新規商品開発のヒントが生き物にあることに気付いてもらった。
環境教育インストラクター応募資格取得セミナー
かながわ環境カウンセラー協議会の環境教育委員長として、セミナーの企画・運営・支援を行った。他方、講師として「環境教育を行う上での要点」の講義と「暮らしと水~この水、何の水?~」の模擬授業を行った。さらにワークショップでは代表6名の模擬授業・講義を通して、26名の参加者に効果的な授業・講義の考え方、やり方をアドバイスして、インストラクター実践力を教授した。
(公財)日本環境協会こども環境相談室での環境相談対応
本来は小中高校生の環境相談に対応するこども環境相談室であるが、最近はこどもからの相談は、非常に少なくなってきた。その代わりに大人からの相談:例えば花の名前は?こども相手の活動の仕方の相談や幼児向けの雑誌の記事の書き方などの相談が増えてきた。環境マーク、エコマークをこどもに関心を持たせるには、という相談が増えてきている。
バイオミミクリー:生き物の形、機能をまねた、環境・人にやさしい商品の秘密を探ろう
日本科学未来館でバイオミミクリーをテーマに参加者を交えた実演・トークのセミナーを実施している。生き物の形、機能をまねた素晴らしい新商品が次々に世の中に出ている。例えば接着剤を使わない接着テープ:ヤモリテープ、染色剤を使わない色鮮やかな布:モルフォテックス、汚れが付着しないタイル、ヨーグルトが付着しないヨーグルトカップの蓋など環境や人にやさしい、配慮した商品は、生き物をまねたものである。その秘密を実験や顕微鏡観察などで実感してもらう。
かながわ環境情報相談コーナーで環境相談等
かながわエコBOX(環境相談コーナー)に月3回勤務して、市民、事業者や地球温暖化防止活動推進員からの環境相談や機器・図書・DVD等の貸し出し業務を遂行する。さらにCOOL CHOICE登録者やエコ10宣言者の勧誘やデータの整理、環境情報誌エコ10だよりへの各種イベント情報の掲載やコラム記事の作成を行った。
環境教育インストラクター応募資格取得セミナー
かながわ環境カウンセラー協議会の環境教育委員長としてセミナーを企画・運営し、他方、講師として「環境教育を行う上での要点」の講義と「ごみと3R」の模擬授業を行った。更にワークショップで12名の参加者にインストラクター実践力を教授した。
朝霞市小・中学校環境主任教員研修会
朝霞市の小・中学校の環境主任教員13名を対象として、「暮らしと水」「ごみと3R」「地球温暖化防止」をテーマに研修を実施した。水、ごみ、地球温暖化は相互に繋がる内容であり、実験、体験をまじえて、学校生活と授業で役立つように工夫した。身近な問題として児童、生徒への教育に結び付くことを念頭にプログラム作成と模擬授業研修を行った。
中央区・港区・品川区市民環境講座
親子20~30名を対象に、生態系として食物連鎖の講義と連鎖モビールの工作体験を実施。他方、生物多様性として生き物の形、機能をまねた新商品とその商品の元となった生き物を組み合わせるゲームと形や機能を顕微鏡観察や手触りなどの実験体験を実施。
かながわ環境情報相談コーナーで環境相談等
かながわエコBOX(環境相談コーナー)に月3回勤務して、市民、事業者や地球温暖化防止推進員からの環境相談やエコチャレンジ登録情報の記入・整理、Cool Choice登録者の勧誘及び環境情報誌エコ10だよりへの各種イベント情報の掲載やコラム記事の作成を行った。
朝霞市小・中学校環境教育主任研修会
朝霞市の小中学校の環境教育主任14名を対象として、「暮らしと水」「ごみと3R」「地球温暖化防止」をテーマに研修を実施した。水もごみも地球温暖化防止に繋がる内容であり、実験、体験をまじえて、学校生活と学校授業で役立つように工夫をした。身近な問題として児童、生徒への教育に結び付くことを念頭にプログラム作成と模擬授業研修を行った。
エコフェスタ川崎「暮らしと水」模擬授業
川崎市地球温暖化防止活動推進員に対して、暮らしと水をテーマに模擬授業・講義を行い、実験と体験を通して授業・講義実施の上での要点と工夫を気付かせた。
環境教育インストラクター応募資格取得セミナー
かながわ環境カウンセラー協議会環境教育委員長としてセミナーを企画・運営し、講師として「環境教育を行う上での要点」の講義と「暮らしと水」の模擬授業を行い、且つワークショップで14名の事業者にインストラクター実践力を教授した。
台東区・船橋市・市川市環境講座
台東区環境学習入門講座で「ランタン工作」「キャラクター温度計工作」船橋市環境フェアで「食物連鎖モビール工作」市川市セミナーで「バイオミメティック」のテーマで子供から大人までを対象として講座を開催して、20~30名の参加者に環境啓蒙活動を行った。実験、工作を主体にして、印象に残るよう工夫した。
かながわ環境情報相談コーナーで環境相談対応等
相談コーナー(エコBOX)に月2~3回勤務して、市民、事業者からの環境相談やエコチャレンジ登録情報の記入・整理及びエコ10だよりへの各種イベント情報の掲載やコラム記載を行った。