登録年度 | 2003年度 |
---|---|
氏名 | 中西 收 (ナカニシ オサム) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 生命、自然への愛着、生態系・生物多様性 |
主な活動地域 | 兵庫県明石市 |
主な経歴 | 昭和61年から現在まで環境コンサルタントとして野生動植物(特に希少植物)の保全、生物多様性に配慮した自然環境の復元・整備に関する調査研究に従事。平成7年からは、市民ボランティアグループ「ドングリネット神戸」の副代表として市民・行政協働の緑化活動も展開。 |
特記事項 | 技術士(環境部門・建設部門・総合技術監理部門)、生物分類技能検定1級(植物部門)、共著「キヨスミウツボの生活」 |
活動の紹介
関西学院大学三田キャンパス(KSC)植生調査
「KSC の 30by30 への貢献の可能性に関する基礎的研究」(申請者:佐山浩ほか)の一環として、KSCキャンパスの里山を活用して里山実習を行うための基礎資料とするため、キャンパス内に設置した調査区において、植生調査の指導・助言を行った。
キヨスミウツボ保全に関する指導、助言
九州南部の山地で風力発電施設工事予定地に生育する保全対象種のキヨスミウツボについて、事業者からキヨスミウツボの保全に関する助言をもとめられ、保全対策に関する助言・指導を行った。
竹中工務店植生管理研修会
生物多様性の保全を目指した森づくりの一環として、兵庫県立人と自然の博物館から協力依頼があり、植生調査、植生管理実習の現場における研修生への指導を行った。
植生調査の支援
生物多様性保全の基礎的資料となる生物多様性植生調査法(服部,2016)に基づく植生調査法を用いて、大阪公立大学農学研究科の研究支援を行った。調査対象地は、泉佐野丘陵緑地、大阪府内の良好な植生を保つ社寺林。
あいな里山公園植物調査
あいな里山公園の生物多様性を保全するため、希少植物の保全、シカの植生に対する食害実態の把握などに関する植物現地調査の指導・助言を行った。
古墳群、社寺林の植生調査支援
生物多様性保全の基礎的資料となる生物多様性植生調査法(服部,2016)に基づく植生調査法を用いて、大阪公立大学農学研究科の植生調査の研究支援を行った。
調査対象地は堺市百舌鳥古墳群、高槻市内の神社林。
竹中工務店植生管理研修会
生物多様性の保全を目指した森づくりの一環として、兵庫県立人と自然の博物館から協力依頼があり、植生調査、植生管理実習の現場における研修生への指導を行った。
T工務店植生管理研修会における森林管理指導
生物多様性の保全を目指した森づくりの一環として、兵庫県立人と自然の博物館から協力依頼があり、T工務店における植生管理実習の現場において、研修生への実技指導を行った。
キヨスミウツボ保全に関する助言
九州南部の山地で風力発電施設工事予定地に生育する保全対象種のキヨスミウツボについて、事業者からキヨスミウツボの保全に関する助言をもとめられ、保全対策に関する助言を行った。
キヨスミの森の整備活動
神戸複合産業団地の周辺緑地キヨスミの森において、生物多様性の高い森づくりを目指して、トウネズミモチ、キダチコマツナギなど外来種の駆除、クズ・フジなどツル植物の除伐、放置竹類の伐採や繁茂したネザサの刈取りなど行い、生物多様性向上のための森づくりを進めた。
絶滅が危惧される寄生植物キヨスミウツボの保全活動として、キヨスミの森において生育環境改善にむけた植生管理を行った。 また、絶滅が危惧されるキヨスミウツボ、ヤマホオズキなど希少植物の保全活動に取り組んだ。
北摂里山大学の植生管理実習
北摂里山大学は、北摂一帯をフィールドに実習中心のプログラムを通じて、北摂里山の保全や地域活性化のための活動に取り組む人材の育成を目指す市民大学である。このプログラムの中で生物多様性植生調査の実習指導、種別刈取を行う植生管理実習指導などの講師を担当した。
キヨスミの森(仮称)の整備
キヨスミの森は、神戸市西区神戸複合産業団地のキヨスミウツボ、ヤマホオズキなどの絶滅危惧種を保全するために設けられた団地の周辺緑地である。緑地が設置され20年以上が経過し植栽した苗木も成長し樹林を形成し始めているが、竹林やササ類の拡大、クズなどつる植物の繁茂、トウネズミモチなど外来種の侵入などの問題が生じている。これらの課題解決のための整備を年間通じて継続的に実施した。
千苅貯水池周辺の森林整備に関する指導・助言
兵庫県宝塚市千苅貯水池周辺において、市民ボランティア(森と水の守り人)を対象として、貯水池周辺の森林整備を進めていく上での指導・助言を行った。実施内容は、植生の簡単な見分け方、伐木材の有効利用方法、主な植生に名札の取り付けなど。
兵庫県みどりのヘリテージマネージャー養成講習会
兵庫県みどりのヘリテージマネージャー養成講習会において、受講者(日本樹木医会兵庫県支部の樹木医)を対象として、生物多様性の保全と天然記念物というテーマで講習を行った。講習内容は、①生物多様性とは、②生物多様性が生まれた背景、③生物多様性の現状、④天然記念物が生まれた背景、⑤生物多様性を調べる植生調査法など。
摩耶自然園における初夏の植物観察会
摩耶山掬星台、摩耶自然観察園周辺において、初夏の植物の生態などを観察した。観察したのは、サトイモ科マムシグサの仲間、ツツジの仲間、ヤマボウシ、コアジサイの花、キブシの白い髄、バラ科、スイカズラ科、果実が弾ける植物、かじって酸っぱい植物、地上を這う植物など。
⑤ 水辺の植物、大切にしたい植物 など
千苅貯水池における森づくり
千苅貯水池では水源林の育成を目的に市民団体により森づくりが進められている。今回は、林床に生育する常緑樹を除伐した箇所の植生変化について解説する植物観察会を行った。除伐した箇所では、竹類の再生、切株からの萌芽、スミレ類、サクラ類の実生の発生など観察し、林床植生の変化について解説した。
希少植物キヨスミウツボ観察会の実施
兵庫県自然保護協会明石支部の植物観察会で、キーナの森及び複合産業団地の周辺緑地に生育するキヨスミウツボをはじめとした希少植物の観察会の講師を勤めた。
摩耶山自然園における初夏の植物観察会
摩耶山自然園において、一般参加者を対象とした初夏の植物観察会において、講師を務めた。観察会では、ベニドウダン、ニシキウツギ類、ナンジャモンジャノキ(ヒトツバタゴ)、ムラサキケマンの花など、自然園の初夏を彩る植物の観察を行った。
みなとのもり公園における森づくり活動
「みなとのもり公園」は、神戸市の震災復興記念公園として、市民・行政が一体となって作り続けていく公園である。この「みなとのもり公園」の森において、月1回の活動(午前中)で、植栽した樹木の枝打ち、間伐、除草など、森づくり活動の指導・助言を行った。
キーナの森における森づくり活動
平成29年度開園した神戸市北区にあるキーナの森において、リーダーの一人として、月1回の定例活動に参加し、森づくり活動について指導、助言を行った。10月、12月には一般市民を対象とした自然観察会の講師を務めた。
簡易植生調査法の実習
神戸市のキーナの森において、送電線下の樹木伐採作業地の植生に関する簡易植生調査の実習を行った。一般的な植生調査は専門性が高く難しいことから、植物名がわかれば誰でも実施可能な簡易植生方法を提案し、実習を指導した。
みなとのもりにおける森づくりに関する指導
みなとのもりは神戸市中央区にある震災復興記念公園で、行政と市民が協働で運営・管理する公園である。その活動として、毎月第2日曜日に森づくり部会の活動を行っており、参加者に指導・助言を行っている。本年度は、ヤマモモ果実の収穫、間伐木の選定等に関する指導・助言を行った。
千苅貯水池の水源林整備活動における植生調査
千苅貯水池の水源林の整備の一環として、市民を対象とした水源林の植生調査を行った。現地調査では、植生調査指導を行うとともに、植生調査結果のとりまとめ方法の講習を実施し、水源林の植生の現状について解説した。
「みなとのもり公園」における森づくり
「みなとのもり公園」は、神戸市の震災復興記念公園として、市民・行政が一体となって作り続けていく公園である。この「みなとのもり公園」の森において、月1回の活動(午前中)で、植栽した樹木の枝打ち、間伐など、森づくり活動の指導・助言を行った。
キーナの森における整備活動
神戸市における生物多様性の拠点として位置づけられる「キーナの森」において、リーダーの一人として、月1回、午前中は下草刈りなどの森林整備を、午後は植物観察会など季節に応じた森林活動を行った。
しあわせの森管理運営検討会
しあわせの森(仮称)管理運営計画案、公園の名称について、事務局が提出した案に対して、指導、助言を行った。