登録年度 2003年度
氏名 岩下 美知夫
(イワシタ ミチオ)
部門 事業者
性別
年代 60代
専門分野 水質、廃棄物、土壌・地下水、騒音・振動・悪臭
主な活動地域 福岡県飯塚市
主な経歴 入社以来、港湾の竣渫工事の監視、環境モニタリング調査、赤水などの水処理に関する調査、検討、汚染物質の原因究明調査、堆肥の性状調査解析、中国においての水銀汚染調査などです。その他環境調査の分析及びデーター管理を実施してきました。
特記事項 特に資格は無いのですが、エックス線作業主任者及び危険物取扱者があります。

活動の紹介

カビ臭物質

活動日 2024年2月15日
分野 水質
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 委員・助言
貯水池の水利用に関して水道用水としての臭気に関する苦情対応の相談があった、夏から秋に発生する臭気物質で供給先の住民からカビ臭の苦情があったとのこと、発生原因の特定とその対処法について資料を作成して説明。また、今後のモニタリング方法について説明を行った。臭気発生は幾つかの要因とメカニズムがあるので原因の特定と現象のメカニズムを水質調査等でモニタリングすることが必要と助言した。

法律に関する相談

活動日 2023年11月29日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
排水基準についての解釈について、基準はどの場所で基準を満足するばよいかとの質問。排水基準は工場の敷地から外に出たところで基準を満足すればよい、但し、排出口が敷地内の場合その排水を検査し基準を満足する必要がある。また、臭気についても同様の解釈と説明した。

井戸水の大腸菌について

活動日 2023年4月12日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
公共施設にある井戸水を飲用水として利用している大腸菌は現状確認できないが塩素滅菌が必要かとの相談。確認したところ井戸周辺に田畑が隣接しており、汚染のリスクはゼロではないこと。不特定多数の人が飲用する可能性がある以上滅菌を行う必要があることを説明、また、継続的な水質分析の必要性も説明した。

カビ臭物質

活動日 2023年1月31日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
今年もダム湖のカビ臭について相談があった。今年度は夏から秋にかけてカビ臭の発生及び苦情はなかった。また、ここ数年、発生は減少しているがその要因は明確ではない。もともと多目的水源であるため今後も継続的な監視を行っていくことが必要と伝えた。

井戸水の臭気について

活動日 2022年11月15日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
井戸水から臭いがするとの相談があった。事情を聴くと使用している流しの蛇口から下水臭がしている。井戸水に何か混入しているのでは。現地の状況を確認すると井戸水は消毒液が入る構造。現地を確認すると流しの周辺で少し下水臭がするが井戸水に臭気はなかったことから、流しの排水口から何らかの要因で下水臭が逆流したため流しの周辺で臭気が発生、井戸水で発生したと勘違いされた可能性があると伝えた。

排水中の大腸菌

活動日 2022年11月9日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
排水から通常より高い大腸菌群数を検出したため、原因について相談があった。現地を確認したところ排水口には複数の流入口をあるが原因箇所の特定はできなかった。排水口は解放状態で降雨により周辺から流入する構造。また、滞留する場所もあることから、一時的に土壌由来の汚染源が排水口に流入したものと考えられる。今後は濃度変化を監視し適時の対策を行うことを進めた。

基準改定について

活動日 2022年9月1日
分野 水質
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 委員・助言
今年度も法律の改定等による基準の見直しがあり、基準のみかた、過去の数値との比較等々質問があった。質問に応じてその都度資料を作成し説明した。

井戸水をコップに注ぐと白い沈殿ができる原因及び、飲用は可能かについて。

活動日 2022年2月2日
分野 水質
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 委員・助言
井戸水をコップに注ぐと白い沈殿ができることがある、原因を教えてほしいとのこと。水質分析の結果は確認できなかったが聞き取りした情報を整理すると、お湯を沸かすと容器の底に白い結晶が析出する、これは硬度が高いことを意味する。また、井戸の周辺地域には石灰石の砕石場が複数存在している等から井戸水中の炭酸カルシウムやシリカの濃度が高く、加熱することで濃縮されて析出した可能性があると伝えた。沈殿以外は異常を感じてはいないとのことであったが一度水質検査を行い飲用に適しているかを確認する必要があることを伝えた。

お風呂の目地に緑色沈殿する原因及び対策と飲用可否について。

活動日 2022年1月31日
分野 水質
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 委員・助言
井戸水を使用していたらお風呂の目地やタイルが緑色に着色している、原因及び飲用しても大丈夫か教えてほしい。井戸水の水質は水道基準を満足しているとのことである、可能性としては給湯器の熱交換機から溶解した銅が酸化して白色のタイルや目地に徐々に蓄積することで鮮明になったもので緑青と考えられる。実際には水質結果を確認をしないと確実なことは言えないが銅イオンとしては基準を超える濃度の可能性は低いと考える。また、浴槽内の水は飲用ではないため人体に影響はないことを伝えた。

河川水の大腸菌について

活動日 2021年5月26日
分野 水質
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 委員・助言
河川水の大腸菌群数が環境基準を超えている、原因及び対処について教えてほしいとのこと。確認するとほとんどの箇所で環境基準を超える値であった。超過地点を確認すると周辺に農地や山林、住宅が点在しているため汚染源が多数存在していた。現状では、汚染源をコントロールすることは非常に難しいため、今後も水質結果を確認しながら過年度と比較して大きな変化が認められた場合は必要に応じて適格な原因確認の調査を行うことを進めた。

漁獲減少

活動日 2020年11月21日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
漁業関係者から近年、漁獲量が減少している。考えられる原因について教えてほしいと相談を受けた。漁業の専門ではないが、過去の経験した内容についてお話した。具体的には現地状況を調査しないとはっきりした原因は分からないが一般的には海域環境の変化や乱獲等で資源が減少しているの等が要因と考えられること。対策もいろんな地域で実施されており、例えば森林の保全、海域の清掃や海底耕うん等々について説明した。

排水中の大腸菌群の発生原因

活動日 2020年9月1日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
排水口で大腸菌群数が検出した。なにが原因か教えてほしいとのこと、現地排水口を確認、排水量が少なく周辺の土砂や落葉が溜まっていた状況だったことから排水のみが発生原因ではなく周辺の土壌等が流入することで土壌由来の大腸菌群数が排水に検出した可能性もあると説明。定期的に排水口周辺を清掃して土壌が流入しないようにする対策が必要とアドバイスした。

排水基準等の考え方

活動日 2020年5月20日
分野 公害・化学物質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
今年も例年どおり、幾つかの法律の解釈について問合せがあった。基準の改訂や施行等、それぞれ相談内容は違うが資料を作成し説明など理解していただいた。専門外の内容については他の専門家へ確認しアドバイスした。

水異臭の対応

活動日 2020年5月12日
分野 水質
対象 大人
属性 自治体
依頼元 自治体
活動区分 委員・助言
昨年同様、ダム湖の異臭について相談があった、内容は例年カビ臭の発生で水道事業者からのクレ-ムがあるが今年度はない。しかし、何の対策をしていないので、どのように対応すればよいかとのこと。昨年、一般的に想定される原因については説明しているが明確なメカニズムについて確認できていない。カビ臭物質は地域性があり特に九州で発生するカビ臭はジオスミンが原因で、一般的にはプランクトンによるものであるが放線菌によるものもある、そこでカビ臭発生メカニズム及び今後の対応についてアドバイスし、理解をいただいた。

井戸設備の使用

活動日 2020年4月10日
分野 水質
対象 大人
属性 自治体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
既設井戸の効率的な揚水方法について相談があった。既設井戸が数ヵ所存在しているが必要水量と各井戸の揚水能力からどのように運用していくかとのこと、各井戸はそれぞれ特徴がある、各井戸は、形状、揚水能力、水質の特性が違う為、使用方法については考慮する必要がある。最大必要な水量から効率的な揚水箇所、揚水時間及び周辺への影響を考慮した対応が必要となりそれらの資料を作成し説明を行った。具体的には1又は2箇所の井戸を運用した場合等、また、周辺の水位低下など監視するための井戸の使用方法についてアドバイスした。