登録年度 | 2003年度 |
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氏名 | 岡本 明子 (オカモト アキコ) |
部門 | 市民 |
性別 | 女 |
年代 | 60代 |
専門分野 | 生態系・生物多様性、地球温暖化、資源・エネルギー |
主な活動地域 | 愛知県名古屋市 |
主な経歴 | 動物園等を利用した環境プログラム作成。社会見学型環境講座企画など。愛知万博では、秋篠宮家眞子内親王殿下、佳子内親王殿下のご案内も務める。日々の生活に隠れた環境を'見える化'、環境を考えるきっかけへと導く。名古屋市・愛知県教育委員会との協働多数。一般・PTAへの講演・出前授業・執筆など |
特記事項 | 中学高校理科教論、学芸員、旅行業務取扱管理者。『これでわかったニュースの科学用語』共著・技術評論社。ベネッセ『夏のチャレンジ』審査員。『生きものにぎわい企業活動コンテスト』審査委員。生物多様性戦略検討会委員(農林水産省)、愛知県環境審議会委員、愛知県生涯学習審議会委員など歴任。NHK教育テレビ「どーする地球のあした」元回答者。元食料・農業・農村政策審議会委員。元食品安全委員会リスク |
活動の紹介
ベネッセ『夏のチャレンジ』審査員拝命と表彰式出席
ベネッセの開催する夏の自由研究『夏のチャレンジ』、環境部門の審査員を拝命している。 子供たちの発想は柔らかく、いつもワクワクして審査させていただいている。子供らしい発想が楽しい!! 地域・家族をも巻き込んだ、このような機会を創造し続けている企業の存在に感謝。今後も続くことを願う。
なごや環境大学『セントレアまるごとウォッチング2023』
水際対策、環境配慮を国際空港で学ぶ。2008年から続ける長寿の社会見学型講座。5日間午前午後を使って、水際対策の重要さ、困難さを伝え、自分たちの生活を顧みる機会とする。グローバル化の光と影を考え、影の部分をなくそうと工夫を重ねる国の仕組みを知る。飛行機は、島国日本にとっては必要なもの。空港関係者の環境配慮、安全確保への努力などを知り、理解を深める。
見学先等:中部国際空港株式会社、航空局、環境省、税関、出入国在留管理庁、検疫所、動物検疫所、植物防疫所、国際郵便局、航空気象台、サンエイ(株)
愛知県知事表彰と表彰式出席
令和5年度環境保全推進功労章受章、愛知県知事より賞状を授与された。長年にわたり環境保全行政の推薦に寄与し顕著な功績(環境審議会委員を拝命)をあげたことによるもの。
なごや環境大学『空港・航空機と環境~未来を見据えて~』
なごや環境大学の一環として半年ごとに開催している見学型講座『環境カウンセラーと行く』を企画運営。今回の対象は、航空業界です。4日間かけての連続講座です。
『飛び恥』という言葉が生まれたように、飛行機は環境に良くない、という意見があります。でも、島国日本にとって飛行機は不可欠。飛行機なしでは、グローバル化した世界から取り残されてしまいます。だからこそ、関係者が、必死に様々な努力を続けています。今回は、毎年開催している『セントレアまるごとウォッチング』とは違った視点で、空港と航空機を考えました。
名古屋市地域環境審議会に出席
愛知県の環境審議会委員、名古屋市社会教育委員など。
より生活に密着した発言を心掛けた。
セントレアまるごとウォッチング2022
見学型環境講座『環境カウンセラーと行く』シリーズ、2005年から継続しています。特に『セントレアまるごとウォッチング』は2008年から毎年続く長寿講座です。
中部国際空港で、水際対策や安全、環境配慮などを5日間にわたって学びます。
見学などをお願いした関係機関は10か所以上、皆様のご協力あっての講座が、今年も無事開講できました。関係の皆様に感謝いたします。
ベネッセ『夏のチャレンジ』審査員、文部科学大臣賞などを選定
(株)ベネッセコーポレーションの依頼を受け、『夏のチャレンジ』環境部門の審査員を務める。子供の視点は面白い。今年は、コロナの影響でおうち時間が増えたためか、大作も多かった。
社会見学型環境講座『セントレアまるごとウォッチング』企画運営
名古屋市の補助を受け『セントレアまるごとウォッチング』を企画運営。2008年度から続けている見学型環境講座です。コロナの影響で、見学部分は減ってしまったが、CIQ(税関、出入国管理庁、検疫、動物検疫、植物防疫)、空港会社、航空気象台などの協力を得て、今年も開催しました。
ベネッセ『夏のチャレンジ』審査委員 文部科学大臣賞等を選定
ベネッセの開催する夏の自由研究『夏のチャレンジ』、環境部門の審査員を拝命している。
子供たちの発想は柔らかく、いつもワクワクして読ませてもらっている。子供らしい発案と、大人にはできないほどの粘り強さでの作品に圧倒される。
地域・家族をも巻き込んだ、このような機会を創造し続けている企業の存在に感謝。今後も続くことを願う。
見学型環境講座『畜産と環境』企画運営。豚熱から考える自然との共生
以前から、動物感染症に関心が強かった。今、全国に蔓延している豚熱(CSF・旧称豚コレラ)は、家畜のみならず、野生のイノシシに感染が広がっている。家畜の豚にはワクチンを接種するという手段があるが、野生イノシシへ広がった豚熱は、コントロールが難しい。
畜産関係施設(動物検疫所、家畜保健衛生所、畜産総合センターなど)の見学を通して、畜産の現状を学ぶ。
人と自然との共生を考えていきたい。
名古屋市教育委員会『社会教育委員』、愛知県『環境審議会委員』を拝命中
名古屋市教育委員会『社会教育委員』、愛知県『環境審議会委員』を拝命している。いずれも公募委員、市民目線での発言を心掛けている。
見学型環境講座『セントレアまるごとウォッチング2019』の企画・運営
2005年から続けている見学型環境講座、2019年後期は中部国際空港(セントレア)で水際対策と環境配慮を、5日間にわたって学びます。
グローバル化が進み、人・モノの移動が格段に増大している現在、水際対策の重要性は高まっています。見学型講座を企画して16年、セントレアなど水際対策を考える講座も11年となります。私たちにもできることがあることを知ってもらいたいと企画を続けています。
普通では入れない制限区域の見学が多く、参加者には好評です。関係機関同士をつなぐ機会も多く、環が広がります。
ベネッセ『夏のチャレンジ』環境部門審査員:文部科学大臣賞などを選定
ベネッセコーポレーションの依頼を受け、毎年、ベネッセ『夏のチャレンジ』環境部門の審査員を務めている。文部科学大臣賞の選定までをも受け持つため、厳正さを意識している。
対象は小学3年生から6年生まで、一般公募にもかかわらず、作文や理科の自由研究部門などに比べて応募者が少ないのが残念だ。でも、子供たちの発想は素晴らしい。やわらかい発想での内容に、ワクワクさせてもらっている。このコンクルールをきっかけにして、環境への関心を持ち続けてほしいと願う。長く続いて欲しいと思う、コンクールだ。
生涯学習センターで講演『進む地球温暖化~未来を守る選択~』
名古屋市内の生涯学習センターの依頼を受け、地球温暖化防止を目的とした講演会の講師をお受けした。対象は子供をも含む一般だったが、参加者は大人のみだったため、用意したパワポをその場でアレンジしながら講演した。/主催者、参加者からも好評だった。生活者として、すぐ実践できる内容を盛り込んだことがよかったようだ。
見学型環境講座『健康と環境~生物多様の保存と利用・継承と未来~』の企画運営
環境にあまり関心のない人にも環境に興味を持ってもらいたい、と企画したのが『健康と環境』をテーマにした4回シリーズの講座です。健康への関心は、万人に高い、との予測は的中、募集開始から時間をおかず、定員に達しました。
温暖化が生物多様性や人の健康に与える影響、感染性廃棄物の処理などの座学、講演『遺伝子から考えたがん予防』、名市大薬学部の薬草園の見学などを盛り込みました。/参加者からは、こんな見方で環境を考えたことはなかった、という感想もあり、目論みは成功したのではと感じている。
環境カウンセラーESD学会誌への投稿『動物園などの博物館等を利用した環境教育』
NPO法人環境カウンセラー全国連合会には、『環境カウンセラーESD学会』があります。
2月の東京大会で研究発表(事例紹介)を行いました。さらに、環境カウンセラーESD学会誌の記念すべき第1号に実践論文を投稿、査読ののち受理され、掲載されることとなりました。
写真は、拙文が掲載されている書籍などの一部『環境カウンセラーESD学会第1号(2019)』『私たちにとっての生物多様性(「農業および園芸」第89巻 第3号2014)』『ニュースの科学用語これでわかった(共著/技術評論社2012)』
環境カウンセラーと行く 「日本庭園を探る~日本庭園の成立と生物多様性~」
大人の社会見学型環境講座、今回のテーマは日本庭園です。日本人の自然観を写しているともいえる日本庭園ですが、造成のコンセプトや茶道とのかかわりを考える機会はあまりありません。人が作り出した空間ですが、多種多様な生物の住処ともなっています。日本庭園は、環境が安定しているため、希少種が生息する豊かな自然を擁してもいます。日本庭園を、再考します。
4/25日本庭園とは何か? 5/23日本庭園を造る。 6/27白鳥庭園をめぐる。 7/25徳川園をめぐる。 8/22日本庭園と茶道。
『いきものにぎわい企業活動コンテスト』審査委員、環境大臣賞、農林水産大臣賞を選定
『いきものにぎわい企業活動コンテスト』は、生物多様性の保全や再生に努力する企業・事業者を顕彰する。審査委員として、環境大臣賞・農林水産大臣賞などを選定する。
主催は、(公社)国土緑化推進機構・(公社)日本アロマ環境協会・(公財)水と緑の惑星保全機構・地球環境行動会議(GEA) からなる、いきものにぎわい企業活動コンテスト実行委員会、環境省・農林水産省・経団連自然保護協議会が後援している。
各企業の強みを生かした活動が素晴らしい。生物多様性が“主流化”することを切に願う。
ベネッセ『夏のチャレンジ』環境部門審査委員、文部科学大臣賞などの選定
ベネッセコーポ―レーションの依頼を受け、毎年、環境部門の審査員を務めている。一般公募の環境に関する作品を審査、文部科学大臣賞や審査員特別賞などを選出する。
テーマが広く審査する立場としては難しいが、子どもらしい視点にこちらまでワクワクする。家族とともに取り組んでいる例も多く、環境への関心の広がりを心強く思う。作品に取り組んだこと、受賞したことがきっかけになり、将来にわたって環境に関心を持ち、行動していく子供たちが増えることを期待している。
大人の社会科見学『セントレア(中部国際空港)まるごとウォッチング』企画・運営
名古屋市の助成を受け10年程続くセントレア講座、中部国際空港を5~6日間かけてめぐり、空港関連施設の環境配慮や、CIQの現状、安全担保の取り組みを講義+見学で学んでいく。
制限区域での見学のため、企画者としては神経を使うが、参加者には好評だ。環境部門と検疫部門など関係者同士の交流の促進にもなっている。
講義・見学先:中部国際空港(株)、エネルギー供給(株)、リサイクルセンターサンエイ(株)、税関、入国管理局、検疫所、動物検疫所、鳥インフル検査センター、植物防疫所、環境省、国際郵便局、気象庁等
三遠南信地域女性交流会講師「家族みんなで取り組む”家庭の省エネ”」
豊橋市長・豊橋市民協創部市民協働推進課の依頼を受け、飯田市・浜松市・豊橋市の女性団体の代表に、2時間弱、講演を行った。参加者は100人以上、女性団体の代表者がほとんどのため、波及効果を期待する。
家族みんなができる省エネをという依頼に応え、生活の中の省エネポイントを金額に換算して提示、講演後の話し合いの話題提供とした。女性団体であることを考慮して、ジェンダーにかかわりの深い水問題なども掘り下げた。実践的な内容に、参加者・依頼者双方から好評だった。
見学型環境講座『人の移動~公共交通の変遷と未来~』企画・運営
名古屋市の助成を受け、2005年から大人の社会科見学、見学型環境講座を開講している。今回のテーマは公共交通、6時間以上の講義と5日間の見学で、公共交通の変遷や未来を考えた。特に、高齢化や過疎化への対応など、まちづくりや生活者の利便性への視点も考慮した。
行政関係者の参加もあり、多角的な議論を行った。関係者間の交流や、参加者の率直な意見の発露などもあり好評だった。
講師:中部運輸局交通部長、環境省、愛知県交通対策課、名古屋市住宅都市局など
見学先:リニア鉄道館、リニモ、ゆとりーとラインなど
名古屋国際会議場でポスター発表
名古屋国際会議場25周年記念シンポジウム「次代につなぐ環境~あいち・なごやの取り組み」が開催され、自身の『《環境+》の活動(環境だけではなく新しい視点をも加えた活動)』について、ポスター発表を行いました。
大きなシンポジウムだったので参加者も多様で、たくさんの方々に、私の活動を知ってもらうことができました。また、多くの方々からご意見もいただくことができました。
いつもとは違った人との交流は、刺激的で貴重な体験となりました。
『いきものにぎわい企業活動コンテスト』の審査と表彰式
皇太子殿下・同妃殿下、関係大臣など列席の下、『いきものにぎわい企業活動コンテスト』表彰式が開催され、審査委員として出席しました。
このコンテストは、企業等による生物多様性の保全や持続的な利用等の実践活動が継続的に顕彰され、さらなる広がりを推進することを目的としています。
私は、市民目線を忘れないよう審査に臨み、環境大臣賞、農林水産大臣賞などの選定をします。
わかりにくい、何をやったらいいのかさっぱりわからないと言われることも多い『生物多様性』が、より身近なものになっていけばと願っています。
ESD講演会の講師
愛知県教育委員会の依頼を受け、半田市立有脇小学校で、ESD講演会の講師を務めました。
ESDの一般論だけでなく、事前ヒアリングで入手した情報をもとに説明を展開、大変好評を得ました。
訪問した小学校では、地域ぐるみで『かいどり(池干し)』を行っていました。毎年楽しく行っていた『かいどり』が、生物多様性やESDにも関係していると知り、今年の『かいどり』が楽しみになりました、という感想もいただきました。
環境への関心を持ち続けることが大切だ、ということが伝わって嬉しいです。
中日新聞への掲載
中日新聞に顔写真入りで大きく掲載されました。
私の活動を紹介。特に5月から始まる社会見学型講座『セントレア(中部国際空港)まるごとウォッチング』の内容までをも掲載されたため、申込者が殺到、メディアの威力の大きさを実感しました。
さらに、講座申し込みではなく、見学先の照会や申し込み方法の詳細などの問い合わせなどもいただきました。コーディネイトさせていただき、実際の見学につながったところもあるようです。
人の輪とともに、環境への関心も広がっていくようです。
社会見学型環境講座『道のこれまで、道のこれから』の企画・運営
名古屋市の主催するなごや環境大学の仕組みを使い、社会見学型環境講座を企画して12年目、2015年は道をテーマに講座を企画した。
環境面からはたたかれることの多い道だが、私たちの生活にはなくてはならないものだ。また、今日では、環境への配慮も手厚い。さらに、社会資本の補修の時期に入り、その手法も知りたかった。国交省、環境省、県、市、中日本高速の協力を得、終日*5日間の講座を実施した。
座学の日を除き、バスで移動、道・橋梁・トンネルの建設現場を見学、橋の補修、近代遺産保存などの現場に立ち会った。