登録年度 | 2003年度 |
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氏名 | 小田 毅 (オダ ツヨシ) |
部門 | 市民 |
性別 | 男 |
年代 | 80代 |
専門分野 | 環境教育、自然観察(植物、鳥、水生生物、昆虫、星空等)、森林保護、地球環境問題、環境全般 |
主な活動地域 | 大分県別府市 |
主な経歴 | 大学で植物生態学を専攻し、卒業後、学校、教育行政機関に勤務しながら、県自然環境学術調査員や市環境保全専門調査員を務め調査結果を報告している。また、県生涯教育センター講座、公民館の自然教室の講師、自然公園指導員、県環境審議会委員なども務めている。 |
特記事項 | 昭和59年自然保護協会の自然観察指導員、昭和62年に社会教育主事の資格を取得し、公民館や教育施設の自然観察会や環境教育の講師として活動している。 |
活動の紹介
河川敷のみどりの保全
一級河川番匠川の下流域で樹林状態のなった樹木を河川氾濫防止を目的として択伐を実施するにあたり、現地でオオタチヤナギやアカメヤナギなどのヤナギ類を中心に伐採樹の選定を行った。
日出生台湿原の自然環境維持
防衛省の陸上自衛隊演習地内ある日出生台湿原には希少生物が生育、生息しており、隔年で年2回(春と秋)生物の生育状況の把握を動物の調査員とともに、県の担当者と行っている。
ふるさと別府の地に生きながらえた巨樹
別府市社会教育施設サザンクロスの講座として毎年実施している講座名「ふるさとガイド」で受講生約60名にふるさとの自然を対象にした内容で実施している。
県指定天然記念物「宇目の野生キリ」の生育状況
祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク内に生育する「野生キリ」の生育状況を把握する。
猪の瀬戸湿原自然観察会
希少植物が多く生育する猪の瀬戸湿原でNPO法人猪の瀬戸湿原保全の会が毎月第4日曜日に実施している自然観察会でガイドを務めた。観察を希望する市民は9時に現地集合して10人1グループでガイドの説明を聞きながら、湿原の自然について学習する。
ふるさとの秋はモミジかドングリか
社会教育施設の講座で秋の自然観察についてテーマの設定と手法について,講話する。
オオキツネノカミソリ観察会
県外からの団体に依頼され初夏に開花するオオキツネノカミソリの観察会のガイドを務める。
猪の瀬戸湿原と周辺の清掃活動と外来種駆除
猪の瀬戸湿原と周辺道路に投棄されたジュースの空き缶、ペットボトルを回収した。さらに、湿原内に侵入し始めたセイヨウタンポポなどの外来種について抜き取り駆除を行った。
猪の瀬戸湿原サクラソウ観察会
一般市民を対象に猪の瀬戸湿原を代表するサクラソウ観察会を行い、ガイドを務めた。参加者は別府市、大分市を中心に約40名が参加した。
猪の瀬戸湿原の野焼き
NPO法人猪瀬と湿原保全の会のメンバー43名と環境省くじゅう管理事務所、大分県自然保護推進室職員等を含め約50名で猪の瀬戸湿原の野焼きを実施した。
生物多様性とふるさとの自然 Ⅹ
別府市の社会教育施設サザンクロスの講座シリーズの10回目として、別府市生物環境保全地区に指定された猪の瀬戸湿原の保全活動の意義、野焼きのようすについて講義した。
大分県植物研究会観察会
植物研究会の例会として月1回県内で観察会を行い、自然の改変や希少植物の生育状況を記録する。この日は国東半島の中山仙境で調査した。
日出生台湿原の生態系
2年に1回自衛隊演習地となっている日出生台の湿原内を動物研究者と県、自衛隊関係者と視察、調査し、環境保全状況について指摘、進言する。
猪の瀬戸湿原希少植物生育状況調査
湿原内に生育する国立公園指定植物、大分県絶滅危惧種、大分県指定希少植物等の生育状況を調査して保護対策立案の資料とする。
猪の瀬戸湿原のサクラソウ保護活動
貴重な湿原に生きるサクラソウをはじめとする生物の保護を目的とする。