登録年度 | 2004年度 |
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氏名 | 須藤 理枝子 (スドウ リエコ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 女 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 資源・エネルギー、産業、公害・化学物質 |
主な活動地域 | 神奈川県横浜市 |
主な経歴 | 環境装置プラント等の排出物ガスや排水などの環境負荷低減のための技術における研究開発への経験を有しており、環境・材料工学・表面技術などが専門分野である。現在は山学官連携の事業進捗管理に関わり技術的アドバイスを行ったりISO14001や環境経営に関するコンサルティングにも携わる。 |
特記事項 | 環境計量士(濃度)・第1種作業環境測定士(特定化学物質)を取得。HPなどを活用し地域での環境に関するコミュニケーションや学習活動を目指している。 |
活動の紹介
「ハーブ等植物の家庭用高効率栽培システムの開発」
昨年度から相模原市委託事業として地域企業を中心としてコンソーシアムで活動をしているが、
本年度では、金魚を生育しその排泄物を水耕栽培しているリーフレタスや
パクチーなどの肥料に活用する(アクアポニックス)という、
限られた空間の中で、生態系の循環を行う機能を付加し、
さらなる環境負荷低減を実現している。
2月~現在、市内の高齢者福祉施設に試作機を設置し、
モニターとして栽培等を享受してもらっている。
また地域発行のタウンニュースでも記事としても取り上げてもらった。
職業講話「さがみはら表面技術研究所での活動について」
相模原市教育委員会取り纏めの職業講話の中で、
市立中学にて、どのような仕事をしているのかを中学1年生に伝えた。
その内容をもとに、中学生たちが将来どのような仕事につくかを考えていくきっかけとなるものである。
今回は、主に活動している「さがみはら表面技術研究所での活動について」について説明し、
その中で企業間同士でのマッチング(コーディネート)、環境配慮を行う新事業創出に向けたアドバイス、
エコアクションに関する支援などについて伝えた。
講義「自由な創造力とコミュニケーション力を活かすものづくり新事業創出」
首都大学東京・経営学の教養の講義にて、異分野同士のメンバー内が、
環境・リスクコミュニケーション等を行いコンソーシアムを形成し、
新事業を創出していくことの大切さなどについて講義を行った。
大学生にとっては、将来の職業についてはまだ具体的なイメージを持たないものも多いと思い、
柔軟な考えや視点をもち、幅広い立場・年齢の人々との交流を持つことも勧めた。
個々のもつ能力を、環境・経済・技術等を考慮しながら高めていくことが、
持続可能な社会の形成に繋がることなども伝えた。
NEDO「地熱発電技術研究開発/低温域の地熱資源有効活用小規模発電システム」
NEDO地熱発電に関する一案件に関し、
委員となり事業の進捗委員会に参加した。
委員会では、主に設備や装置に影響する温泉水・ガスのスケールおよび
腐食に関する対策などについて助言を行った。
また本事業の成果をもとに、実証試験場所である長崎県・雲仙市 小浜温泉での
地域創成について、自治体等との連携の促進に寄与した。