登録年度 | 2004年度 |
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氏名 | 藤原 政志 (フジワラ マサシ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 男 |
年代 | 70代 |
専門分野 | 水質、公害・化学物質、3R |
主な活動地域 | 神奈川県相模原市 |
主な経歴 | 平成2年から半導体製造設備で使用する特定フロンの全廃活動、廃棄物削減・リサイクル化施策の推進、公害防止管理者等の法定責任者に従事する。ISO14001に基づく環境マネジメントシステムの構築と運用管理、勤務するグループ会社の環境監査及び環境管理支援活動を行った。 |
特記事項 | 公害防止管理者(主任、水質、大気、騒音、振動、ダイオキシン類)、危険物取扱者(甲種)、産業廃棄物中間処理施設技術管理者、EMS審査員補(元審査員)、エコアクション21審査人、アスベスト診断士、労働衛生コンサルタント。 |
活動の紹介
組織に求められる化学物質の自律管理
A社は、電子部品の製造業で約200種類の化学物質を使用している。令和4年5月31日に公布された化学物質の改正内容について、自社で行うことを明確に把握できていなかった。
この度の改正では、従来の化学物質管理に関する考え方である有機溶剤中毒予防規則等の対象物質を使用する場合の規制とは異なり、リスクアセスメント対象物質の性状を把握して、リスクを低減し、従業員が化学物質に暴露されない使用方法、火災等の事故を抑制する使用が求められている。
改正省令の内容説明と化学物質使用職場を視察し、適正なアドバイスを行った。
化学物質のリスクアセスメント
A社は、自動車の部品製造と製品への塗装作業をおこなっている。部品の洗浄に有機溶剤、塗装に特別有機溶剤のエチルベンゼンが含有している塗料・シンナー等を使用している。使用方法に関する改善点と、リスクアセスメントの方法について説明の依頼があり、訪問に際し事前準備して労働安全衛生法で義務付けられている化学物質、各種法対応、取り扱い上の注意点を整理し、SDSの見方、保管・取り扱い上の注意点、法対応の基本的な説明を行った。その後、リスクアセスメントの実習を行い、化学物質による事故未然防止の活動を終えた。
化学物質の有害性とリスクアセスメント
A社は、厚木市内で各種工作機械を使用して自動車用部品製作を行っている。使用している化学物質の現在の運用方法について確認してほしい。との依頼があった。事前確認として、使用している化学物質のリストを入手して、法対応一覧表を作成し、訪問した。現地で、従業員に使用している化学物質のSDSの見方、保管・取り扱い上の注意点、各種法律が要求している内容の基本的な説明を行い日常業務での管理のポイントを説明し、その後、リスクアセスメントについて説明と実習を行い、化学物質による事故未然防止の活動を終えた。
化学物質のリスクアセスメントの手法説明と実習
A社は湘南地域でゴルフ場を経営しており、各種設備のメンテナンス等に化学物質を使用している。化学物質の適正な保管・取扱いについて支援要請があり、使用化学物質を事前調査したところ、6月1日から施行された化学物質のリスクアセスメント(CRA)が義務化付けられた物質が数点含まれていた。現地に訪問して、A社従業員に使用している化学物質のSDSの見方、保管・取り扱い上の注意点、各種法律が要求している内容の基本的な説明を行った。その後、CRAについて説明と実習を行い、化学物質による事故未然防止の活動を終えた。
ECO-CRIP支援相談人の活動
B社は、電子機器及び環境製品の製造・販売、電気工事等の設計施工を行っている企業で、環境負荷の大半は電気の使用による二酸化炭素の排出です。
同社は、顧客の要求により、ISO14001の認証取得又はエコアクション21(EA21)の認証登録を余儀なくされた。そこで、環境省が推進している二酸化炭素の排出量の削減活動を進めながらEA21のシステムづくりの支援を受けられる制度に申し込みをしてきた。担当となり、8月から昨年末までシステム構築・運用管理を一緒に行いEA21の要求事項を満足するレベルに高めた。