登録年度 2004年度
氏名 岩邉 弘
(イワナベ ヒロシ)
部門 事業者
性別
年代 60代
専門分野 大気、水質、環境アセスメント、騒音・振動・悪臭、環境教育
主な活動地域 静岡県静岡市
主な経歴 私は環境調査会社を経営していて、生活環境調査をメインに大店立地法や廃棄物処理施設に係る環境調査業務に従事しています。また騒音振動ではシミュレーションを数多く手がけています。協会活動では、アセスメント等のマニュアル編集、各種セミナーの企画運営等を経験しています。
特記事項 私の取得資格は、公害防止管理者及び環境計量士、ISO14001内部環境監査員で、その他環境庁主催の研修を受けた。また静岡県の環境及び計量関係協会に所属する。

活動の紹介

海域における底質土壌採取

活動日 2023年6月22日
分野 大気
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 企画・活動
台風等の出水後に発生する河川からの濁水の海域への流入に関して、漁業への影響が懸念されているため、事前調査として平常時に海域をメッシュ区分して56ヶ所で海底の土壌試験試料採取計画が策定されました。 水深が最大100m近くあるため、採泥方法の計画に苦慮しましたがスミスマッキンタイヤ採泥器を用い、漁船の巻き上げ機を利用することによって採取が可能となりました。

道路拡幅に係る自動車騒音の予測計算

活動日 2023年5月19日
分野 大気
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
令和5年5月に、国道バイパスを2車線から4車線に拡幅工事をするにあたり、遮音壁の設置が必要かどうかを判断するために予測計算をしたいという相談がありました。 自動車騒音の予測手法を説明し、必要な計算条件を整理しました。また、300m×300mの範囲で等音線図による表現をしたいということで、GISを用いた方法を説明しました。 計算条件の設定や計算式等がやや難しいものでしたが、予測成果を完成させることが出来ました。

工場新設に係る騒音の予測計算

活動日 2023年4月13日
分野 大気
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
令和5年4月に、工場新設計画にあたり騒音規制法の特定工場に該当することから騒音の予測計算を実施して必要なら対策を講じたいとの相談から、工場騒音の予測手法について説明した。工場屋内で機器等により発生する騒音が壁を透過して屋外に放射し、敷地境界に到達するまでの計算方法について説明しました。 計算条件の収集とその検証をして、出力された結果は騒音規制法を満足することとなり、対策の必要巣内と判断されました。

降下ばいじんの予測シミュレーション

活動日 2022年9月1日
分野 大気
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 環境アセスメント
令和4年8月に将来予定するダムの堤体改修工事において、解体や土砂の搬出入等による周辺地域への粉じんの影響を予測する必要が生じ問い合わせがありました。気象条件と発生源データを整理して国交省のガイドラインに従った手法を用いることを助言しました。また、成果には平面図への等濃度線図が要求されましたが、GISを用いて展開できることも助言しました。

土壌汚染対策法に基づく届け出及び土壌調査

活動日 2022年5月9日
分野 水質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 企画・活動
令和4年3月に、ある企業が工場の建て替え工事を計画していましたが、土壌汚染対策法第4条調査の必要が生じ、現地調査を行ったところ「ひ素及びその化合物」が基準値を超過したため、要措置区域に指定されました。汚染土壌の掘削除去を提案して汚染除去計画書を作成しました。自治体担当課との何度かの打合せの末、除去工事が開始可能となりました。汚染土壌の場外搬出は約2ヶ月かかり、その間の地下水モニタリング等も実施して問題なく終了することができました。

遮音性能試験の講演

活動日 2022年3月22日
分野 大気
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 講演・講師
令和3年12月にある建築関係協会から、例年実施している勉強会の一貫で、建物の建築・設計に関連して騒音に係るものをテーマにした講演依頼がありました。それで、住宅やマンション等の遮音性評価基準があること、その試験方法や費用などを令和4年3月22日にリモートで講演しました。

防音カバーの設置によるプレス機の防音効果調査

活動日 2021年10月15日
分野 大気
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 環境アセスメント
ある企業が、プレス機の稼働を夜間まで延長するにあたり、近隣への騒音影響を懸念していました。その企業が防音カバーの設置を計画するにあたり、防音カバーの仕様や設置範囲・対策前後の実測による検証について相談がありました。 防音カバーは、プレス機を完全に囲むこと、内側壁にロックウールを施設して吸音することを提案しました。 防音カバー設置後、対策効果が10dB以上得られたこと、さらに工場内の騒音が75dB→63dBに下がったことから作業環境も改善し、依頼元から満足したという評価をいただきました。

土壌汚染対策法第4条第1項、第2項による届け出と土壌汚染状況調査

活動日 2021年10月1日
分野 公害・化学物質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
ある事業所より、工場敷地内の一部区画で建屋の建て替え工事が計画され、土壌汚染対策法に係る届け出と土壌汚染状況調査が必要になり、その手続きや調査計画を立案しました。 地歴調査では過去2回の土壌調査の結果や有害物質を取り扱った施設の種類と位置、水質汚濁防止法等の届け出資料、大正時代からの空中写真・地形図・住宅地図を収集し、調査対象とする有害物質の特定と調査地点の設定を行いました。 依頼元からは、計画の確定がもたもたしたこともあり、評価はやや不満があったものと思います。

工場リニューアルに係る環境調査

活動日 2021年9月5日
分野 産業
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 環境アセスメント
他工場と併合し、新たな工場建屋の新築をするにあたり、自主的な環境アセスメントを実施することを目的に調査計画を策定しました。 道路騒音・振動ではアクセス道路で住居が密集している3地点を選定し、併せて交通量調査交差点3地点を選定し、24時間観測を実施しました。施設騒音は、既存施設のパワーレベル測定と新規施設の推定値を用いての予測を提案しました。 施設騒音では、等音線図の作成により工場敷地境界線の騒音分布が可視化され、わかりやすい表現ができたことが高評価でした。

道路バイパスの4車線化に伴う道路騒音予測

活動日 2020年7月27日
分野 大気
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 企画・活動
2車線で供用しているバイパスを4車線化に変更するため、周辺への道路騒音の影響を把握するため、予測計算の依頼がありました。予測は道路端から5mピッチで20mまでとして行いました。道路敷地の余裕があることもあり環境基準を満足する結果となり、保全対策の検討は必要ないものと結論を出しました。

工場新築に係る工場騒音振動調査

活動日 2020年6月24日
分野 大気
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
令和2年6月24日に工場新築に関して騒音規制法と振動規制法の規制基準を遵守するための調査計画依頼がありました。工場予定地での現況レベルを4ヶ所で把握し、工場の事業計画に基づく騒音源と振動源の諸元及び周辺の環境保全施設に留意して予測計算を実施し、必要に応じては環境保全対策を提案することとなりました。

水力発電所の環境アセスにおける騒音振動調査

活動日 2020年6月10日
分野 大気
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 企画・活動
令和2年4月15日に水力発電所のリニューアルに伴う環境アセスメントにおいて、大気質と騒音振動調査の調査計画の依頼がありました。都道府県条例レベルのアセスメントであるため、調査ポイント及び項目・測定法の検討は慎重に実施し、特に大気質は1年間に及ぶ調査になるため地元住民及び関係機関との調整を行いました。

水産会社での騒音防止対策

活動日 2016年11月20日
分野 産業
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
水産会社の新設で、音源となる機械室の隣が事務室になる設計のため、壁等に防音材を用いた遮音対策を講じて、これで問題が無いか予測シミュレーションを実施しました。吸音材料の種類、厚み、複合材料等を助言しました。

ごみの減量化、温室効果ガスの抑制

活動日 2016年7月10日
分野 資源・エネルギー
対象 子ども
属性 小学校
依頼元 その他
活動区分 企画・活動
例年実施していますが、私が指導するサッカー少年団の活動で弁当・紙コップ等のごみの減量化、自動車相乗りによる温室効果ガスの抑制について指導し、実践しています。

土壌汚染調査の計画

活動日 2016年6月3日
分野 公害・化学物質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
電力会社より変電所の土壌汚染調査について問い合わせがあり、具体的な調査の計画を助言しました。

廃掃法に基づくミニアセス

活動日 2016年5月14日
分野 産業
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 環境アセスメント
破砕施設をリニューアルするにあたり、廃掃法によるミニアセスの必要が生じ、調査計画(騒音・振動・大気質)とその結果、予測評価等の一連の作業について助言・指導しました。

放送局の遮音性能試験

活動日 2015年12月21日
分野 公害・化学物質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
27年12月に、28年度に建設予定の、市内の放送局の室間の遮音性能を確認するための試験についての相談があり、室内騒音の許容値、 居室間の遮音性能、床衝撃音、残響時間等の試験を提案した。

遮音壁の設置希望箇所での騒音測定

活動日 2015年12月17日
分野 公害・化学物質
対象 大人
属性 企業・団体
依頼元 企業・団体
活動区分 委員・助言
27年12月に掛川市内を走る東名高速道路において、住民から遮音壁の設置希望があり、騒音の状況を正確に把握するための測定計画を策定しました。現場はパーキングエリアからの車輌の合流直後なので、速度が落ちやすいことを勘案し、極力速度が回復する本線に近い位置を選定し、測定時間帯も24時間として通日の騒音変化が把握できるようにしました。