登録年度 | 2004年度 |
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氏名 | 出口 知子 (デグチ トモコ) |
部門 | 事業者 |
性別 | 女 |
年代 | 50代 |
専門分野 | 生態系・生物多様性、水質、公害・化学物質 |
主な活動地域 | 愛知県名古屋市 |
主な経歴 | H5年4月~18年12月まで(株)エステムにて排水処理施設の維持管理・設計業務・プラント試験・水質分析等の技術・営業に従事。H19年4月~27年1月まで豊田ケミカルエンジニアリング(株)にて廃棄物、大気、水質分析等・環境推進・法令業務に従事。H29年4月「とも農園」開園、農園主。 |
特記事項 | 環境計量士(濃度関係)、公害防止管理者(大気1種、水質1種、ダイオキシン類)、臭気判定士、危険物取扱者(甲種)他。 |
活動の紹介
コラム<環境活動ひとつまみ>NPO法人愛知環境カウンセラー協会報 定期掲載
「その27 2023年の異常気象と農業<私の場合>」(本文から要約・抜粋)年々過激になる例年にない異常気象。厳寒と猛暑、乾期と雨期の両極端。夏野菜も暑すぎて受粉しない。私の農業は農薬を使わず有機肥料のみでの栽培で、自然栽培に近い。渡り鳥、昆虫、カエル等が野菜防衛隊だが、彼らが秋に解散してもその後の高温で害虫の活動時期が長引き、被害は大きかった。異常気象の最大の要因は、各地で続く戦争による温暖化ガスの大量発生だと思っている。災いは次の災いを呼ぶ。
コラム<環境活動ひとつまみ>NPO法人愛知環境カウンセラー協会報 定期掲載
「その26 生きるために必要なこと~畑の生き物達から~」(本文から要約・抜粋)毎日の観察で畑の生き物達の個体識別が出来るようになった。今回はスズメやアシナガバチで。どちらも各々の親が子供に経験と知恵を教え、代々受け継いで生き延びている。環境が違えば、同じ生き物でも違う生き方になる。本能だけでは説明がつかない。つまり遺伝子だけを保存しても、その生き物の全ては戻らないということだ。野生の生き物に対し、自然の淘汰だからという人に問いたい。人災で環境が変わるのも自然ですか?
コラム<環境活動ひとつまみ>NPO法人愛知環境カウンセラー協会報 定期掲載
「その25 戦争に思う」(本文から要約・抜粋)
1年前の続編を書くことになった。本当に悲しいことだ。各地で戦争が、残酷と悲しみが止まらない。そして戦禍・戦略下での無制限な環境破壊。阻止できないのは何故だろう?環境問題で人がやっと学んだこと。一度壊した環境や健康を元に戻すことは大変なこと。絶滅した生命体を遺伝子技術で復活させても、生息環境を継続的に再現・維持出来なければ生きられない。イノシシ、マムシも怖いけど、地球上で最も危険な生物は、立派な服のあの人達です!
コラム<環境活動ひとつまみ> 愛知環境カウンセラー協会報 定期掲載
「その24 畑とハウスとアシナガバチ」
私の畑のビニルハウスにやってきたアシナガバチの女王、彼女の巣作り・子育て・冬越しまでの、4~11月の観察報告。
ハウス入り口に営巣され、最初心配だったが、想像以上に賢く優しく穏やかで共存共栄できた。晩秋、台風で巣が落ち、働きバチ達が衰弱死していく中、生き残りは女王と新女王の数匹のみ。彼女達には冬越しの試練が残る。自然は厳しい。
街中では危険生物として殺処分されてしまうが、畑では青虫を狩って肉団子のエサにする益虫。どうか殺さず、逃がして欲しい。農薬を使わない私には、大切な生き物。身近な例で、環境を守る意味を伝えたい。
コラム<環境活動ひとつまみ> 愛知環境カウンセラー協会報 定期掲載
「その23 戦争に思う」の要約
戦争で蹂躙されるのは人や人権だけでない。ペットや家畜、野生生物、鳥、昆虫、植物、微生物等の生き物の他、貴重な環境そのものも破壊されている。各国・企業・研究者・個人が取り組む温暖化・資源の枯渇・汚染対策も一瞬で無にされる。制御不能の放射能の恐ろしさもブレーキどころか悪用されてしまう。
環境問題は地球全体に影響する。戦争をしないことが、最大の環境保全活動になる。環境カウンセラーとして、そういう活動ができないだろうか。
<環境活動ひとつまみ>愛知環境カウンセラー協会報にコラムとして定期掲載(2013年から)
元専門職の視点を交え、現場や日常で思う身近なことを軸にして執筆。環境問題は、将来的に深刻な食料・資源問題になるとの思いから農業を始め、環境関係事業を辞し、2017年から「とも農園」を起業。
都市近郊・無農薬・有機肥料を中心とした農業を実践。異常な気象・天気、減っていく野生の生き物、増える害獣、農地問題、農業による環境汚染・破壊、消費者の実際、循環型と現実との折り合い、生業とした場合の厳しさ等をわかりやすい文章で問題提起している。
2021年度は農業へ転向した思いを執筆。
<環境活動ひとつまみ>愛知環境カウンセラー協会報にコラムとして定期掲載(2013年から)
現場や日常で思う身近なことを軸にして執筆。環境問題は、将来的に深刻な食料・資源問題になるとの思いから農業を始め、環境関係事業を辞し、2017年から「とも農園」を起業。都市近郊・無農薬・有機肥料を中心とした農業を実践。異常な気象・天気、野生の生き物たち、農地問題、消費者の実際、循環型と現実との折り合い、生業とした場合の厳しさ等を、わかりやすい文章で問題提起している。